『俺たちゃよぉ、無理を言うから出来るこたぁ出来る、出来ねぇこたぁ出来ないってはっきり言えよな』
何年か前に打ち上げでジョニーさんに教えられたことです。
初めて一緒にお仕事させていただくことになった数年前のこと。ホテルにお迎えに行ったときのことです。
エレベーターからたったひとり降りてこられたジョニーさんは静かに頭をを下げられ、とてもやさしく丁寧に挨拶をいただきました。そして「よろしくお願いします」と握手したとき、「ああこの人についていこう」となぜか強く思いました。
あれからいろいろありましたが・・・。
ある日のライブの打ち上げも終わり、その日はわりとまじめな話をいっぱいした日で(もちろん「てやんでぇ口調」でしたけどね笑)、ホテルに向かうときジョニーさんはいつも僕の車では助手席で、片手に焼酎持ちながら・・・
『ジャックライオンが日本中にありゃぁよぉ日本の音楽は変わるのによぉ』
この言葉がありがたすぎて今もパワーが落ちません。
ジョニーさんがうちのバンドマンのスタジオの練習にお邪魔するっていう企画もやりました。
水野はあれからこんなに大きくなったってジョニーさんに教えてあげられなかった。
僕はずっと再会したいから自ら写真は撮らない主義。
今もそうしてきてます。
でも、もう会えないのかと思うと・・・。
こんなことなら写真一枚でも一緒に撮っていただいておればよかったと今更ながら・・・。
「背に腹はかえられぬ」と採算の合わぬ音楽に向き合ってくれない音楽関係者の皆様。
あなたの事情よりもジョニーさんのグルーヴのほうが代わりがないのです。
いなくなってからこんなに話題になるんじゃなくて、生きてあのドラムを叩かれてる姿が見れるうちにこれくらい話題を回してほしかった。
これからもこんなことを繰り返すんだろうけど、遅すぎるんじゃないか?!
ジョニーさんのドラムを知ってる子たちをこのジャックライオンで何人も作れたことが今となっては僕としての最大の喜びです。
あなたがいなくなっってしまった今も多くの子たちの中に"ジョニー吉長"は存在していますよ!
ジョニーさん、安らかに・・・
ジョニーさん、ありがとうございました!
合掌
今日は間に合いませんでしたがまた後日どうしても見てほしい映像をUPする予定です。