「とあるバンド」のライブが大阪市内であった。
大阪から東京へ行った「とあるバンド」が久々にツアーで帰ってきた。
東京へ行って一歩一歩進んでいる。「お客さんも増えた」「東京でも大阪でもお客さんが入るようになったから動きやすくなった」らしい。彼の語るその口調にはハングリーさと力強さを感じた。
で、本題だが・・・
その「とあるバンド」は以前からファンも多くまた久々の大阪というのもあるのだろう。80人近いお客さんが彼らを観に集まってきた。もちろんライブは盛り上がることになる。
ところがだ!その他、地元大阪の対バンが3バンド(この日の出演は全部で4バンド)あるのだが、このバンドのお客さんの少ない事・・・盛り上がらん事・・・。
会場内には100人程のオーディエンス。
でも簡単な計算をします・・・対バン3バンド合計してお客さん20人・・・ということになる。
「こんなんなら俺らだけでワンマンでええんちゃぁうんか!」
「とあるバンド」がそう洩らしたらしい。
当然だと思う。
ブッキングマネージャーはその3バンドにこんなふうに言っているかもしれない。
「この日のライブは○○バンドが東京から来るからお客さんは入るで!お前らこの日、出てみぃへんか?○○バンドはええバンドやから勉強にもなるし・・・」
よくバンドがこういう言葉を吐く・・・
「やって、メリットのあるライブ」
つまりはこう言う事だ。
「お客さんが入るライブ」
そうやって計算しているつもりなんだろうね。「損得」
合理的に効率よく・・・のつもりなんだろうね。
でも、ほんとに計算が出来るならこういう答えを出すのが正解ちゃうか?
そんなバンドは「解散!」
しかし、それではライブハウスが食って行けないからハコの都合で「悪魔のささやき」が存在する。
「この日のライブは○○バンドが東京から来るからお客さんは入るで!お前らこの日、出てみぃへんか?○○バンドはええバンドやから勉強にもなるし・・・」
「計算」と「ささやき」
どうせやるならもうちょっとレベルアップできんのかねぇ。