そんなつもりはないと思う・・・。
でも、そうなっちゃってるよなぁ。
『人気がすごく出たんだけど、そこからお客さんが増えない。』
俺も「どうやったらお客さんが増えるか?」なんていうことに「こうや!」なんて答えられる実績も明確な答えもない。
でも、「目の前で逃してしまっているお客さん」というシーンを目撃してしまうのは辛い。
ライブを多くやっているとどうしても「普通の人」はそうなっちまうのかなぁ・・・。
「目の前のお客さんにドキドキしなくなる」っていうか・・・。
これまでの実績が邪魔してるって言うか・・・。
確かに人の心をくすぐるいい音楽性は持ち合わせている。だからこそメディアも取り上げた。
でもそのメディアに取り上げられたことによって受けた恩恵は必ずしも音楽性のみに裏付けられたものではない事もわかっているはず・・・。
だったら、今こうしてはじめて観てくれる、聴いてくれるお客さんに自分達の音楽を伝える「姿勢」を貫いて欲しい。
もともと持っていたものなんだから。いい音楽してるんだから。
なんだかなぁ・・・せっかく積み上げてきたものを自ら崩してるようでねぇ。
もったいなく感じる。
伝えないといけないのは「バンドの存在」じゃなくて「バンドの音」じゃないのかな?
このままじゃ、次の世代にバトンタッチして終わっちゃうよ。