日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。 古いものは「蔵出し三面記事」に移動もしくは多くはお蔵入り。 ライブの記事は「ライブのツボ」に移動して保存。

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2008/5/5(Mon) at JACK LION
AMIGO'S

  山田晴三(ベース&カリンバ&ボーカル)
  大山大吾郎(ドラム&カホーン&ボーカル)
  八木のぶお(ハープ&ボーカル)
  田中晴之(ギター&ボーカル)


5日のAMIGO'Sのライブのあと、こんなメールもらってたんです。送ってくれた本人の承諾を得て紹介させてもらいます。


しかし熱かったですね。アミーゴス。
あれは4人が出す音じゃないっす。
毎回終わってから思うんですが、僕が今まで見てきたライブで一番楽しませてくれるのがアミーゴスですわ。
小細工無しの丸裸ですからね。それでいて解りやすいノリを必ず出してくれる。

で、羨ましいのは僕らが高校生の頃、ああいう音楽はなかなか手の届かない大人の音楽だったのに、ジャックの子たちは同じ時間を「生」で体感出来てるって事でしょね。
僕らが若い頃だとレコードやCDでロックの経典みたいなのを勉強みたいに聞いて。で、意味わからんくて後々わかればいいや・・・的なね。
やっぱ生であのノリ見てたら認識変ってた奴らも多かったんじゃないかな。

ポーズじゃない魂のライブ。文字通りですよね。
伝わらんかったらおかしいです。



2008年5月3日(土) 神戸ポートアイランド
-ワールド記念ホール-
-神戸夙川学院大学-

縁あって初めて参加させていただいたGOING KOBE。
PA屋のように常に移動できる機材も車も持たない僕らにとっては、機材の段取りから実は結構大変でしたが、参加してほんとうによかったイベントになりました。

ヘンなことを言うようですが、GOING KOBEに集まってくるお客さんにとって、このJJブースは「真のアングラブース」だったと思うんです。
ぶっちゃけ・・・万の人たちが集まるといえども、これまでの流れからその人たちの「お目当て」になるアーティストがこのJJブースの出演者ラインナップにあるとは到底思えないわけで・・・。
でもね、先日書いたように「全員の音と匂いには絶対的な自信あり!」なんです。それが「万が一」にでも誰かに届けば・・・そんな思いでした。

スタッフには準備段階から「あぁ~そんなん勢い勢い!」「やってもうたらどうにかなるで!」なんて言ってたのは、あんまり神経質になると物事は先に進まないからであって、本当は前日乗り込みで仕込み後の仮眠はマジで一睡も出来ませんでした。実は僕が一番神経質なんですよね。

さて、一番考えたのはどうやってあのJJブースに足を運んでもらうかでした。
チャンスはきんじさんの「せっかくやからビールでも売れば?ライブハウスやし」の一言から生まれました。「えっ?!いいんですか?!」ってな具合で。
ついては承認の上、ブース内で生ビールとポップコーン、手作りプリンの販売をすることに・・・。

ありがたいことにビールを求めて多くの方がブース内に入ってきてくれます。もちろんすぐに出て行かれる方も多かったのですが、「みんなが休憩がてらにでもゆっくり音楽を楽しめるスペース」ということでストリートブースといえども昔ながらのライブハウスのイメージにしようと神戸夙川学院大学の学生さんたちの協力で椅子&テーブルを出したことが、「まぁ一旦ここでゆっくりしていくか。」ばかりにテーブルがうまっていきます。
また外で購入された焼きそばやお好み焼きをもってこのブースに入られた方もムチャクチャ多かったんですよね。これもよかった。(でも、おかげで予想外のゴミ箱の整理に追われましたが・・・)
ステージや物販はスタッフに任せて、僕はライブ中、曲やアーティストによりひとつしかない扉を開けたり閉めたりして少しでも「きっかけ」が作れるようにもしていました。ここにいてくれる人にいい音を届けたいから扉をいっぱい開けてしまうと、他のブースの音がかぶってくる。とはいえあまり締め切るときっかけが作れない。内から外へ漏れていく音もきっかけの重要な要素ですからね。

でも、なにせ初めてのことばかり。段取りや設営作業でからだはガタガタ(笑)でしたが、目の前で起きる展開に頭の中では、反省やアイデアなどなどいろんなことを考えていました。

そんなこんなで、一日はあっという間に過ぎていったのです。


で、一夜明けた今日は、mixiで検索などを・・・。
見知らぬ方ですが、うれしい日記も閲覧させていただきました。

セックスマシーン/STANCE PUNKS/コザック前田/怒髪天/No Regret Life/ジッタリン・ジン/フラワーカンパニーズ/
LONELY↑D /TRICERATOPS/SCOOBIE DO/森山未來/倭製ジェロニモ&ラブゲリラエクスペリエンス/ガガガSPと最初から最後までいろんなところをしっかり見て回られたお客さんの感想の日記。
その中にこんなようなことが書いてあったんです。

『喉の渇きを覚えてたまたま入ったJJブースなるところで聴こえてきたアコギの音色に一発でヤラレタ。
あまりの心地よさに自分が何をしに来たのか一瞬忘れた。個人的は今日観た中のベストアクトだったと思う。』


岸部さんのことですよね。うれしいじゃないですか!この「たまたま」。

また、買ってきた食べ物持ってきてなんとなく座った人・・・まさか世界第二位のギタリストの音をBGMにして焼きそば食べてるなんて知らないわけでしょ?オモロイやん。


こんな話も入ってきました。

あるメジャーアーティストのベテラン専属オペレータのかたが、たまたま立ち寄ったJJブースで他のブースでは絶対ないノリに出くわしてそのまま最後のバンドまでいてしまった。

って。そのきっかけになったバンドがWelcomeだったそうです。

「他にはないノリ」、まさにJJブースのコンセプトじゃないですか!

僕らJJブースは、このイベントに足を運んでくださる人たちの今までより少し広い年齢層の方にも楽しんでいただけることをコンセプトに立ち上げました。そう、ジャックライオンをそのまま持っていったつもりです。
出来ればイベント主催者側の推薦で一緒に出てくれた高校生バンドとも事前にちょっとでもコミュニケーションをとっておきたかったですね。これも反省のひとつです。


さて、JJブースってなんでJが2つなんでしょうね。実は僕の中でも気になってるんです。最初はひとつだったんですが・・・ジャックのJね。

ケンメイがジャマーのJじゃないですか?って言ってたなぁ。なるほど!そうやなぁ。(笑)
あと僕の中にはJと言えばこの言葉が浮かんでいます。

「Joy」「Jolly」


いい仲間といい時間を過ごせたJJブース。

来年も我々がこのイベントに呼んでいただけるかどうかはわかりませんが、一年後には我々自身がもっとお役に立てるようになっていて、ぜとも参加させていただきたいと思っています。
キーワードは「J」で。



追伸、久しぶりにマニュアルの2t車運転して疲れちゃったわ。クラッチにね。
しかしまぁ、トラックのハンドルってなんだか知らんけど「燃えさせる」ね。
あと、JJブースの打ち上げしたい!


◆2008/4/25(金) at JACK LION
3pieces band『これぞワタシの民族音楽』
NAOH/塩次伸二/三原脩
大阪は堺に生まれ育ち、そのままのカラーで日本中を吹き咲くNAOHのサックス、大阪ソウルを歌おうじゃないかスペシャル。
ジャズ界が誇るアコースティックベーシスト三原脩と、ブルースギターマスター塩次伸二の3ピース!
3人が持ち合うソウルが合わさって「これぞ私の民族音楽」なるものが、
茨木ジャックライオンで初公開!絶対イイに決まってる。

ゲストに、あのゴキゲン永田充康(Dr)


◆2008/4/1(火) at JACK LION
SPARK7

『ISAOくんのように俺も突き進みたい。やっぱりいつも気になる人やもん。』

いつもそう話すのはフジファブリックで活動するギタリスト山内総一郎。
びっくりぎたーず、そしてジャックライオンでの先輩後輩の関係。

4月1日は、そのISAOがLAから帰国しジャックライオンで「SPARK7」としてステージに立った。
凄まじい曲と凄まじいミュージシャンの集まり。SPARK7としてもこれまでにない強烈な仲間たちを終結させての「ホーム=ジャックライオン」でのライブ。

ISAO(G) 菰口雄矢(G) IKUO(B) 矢吹 卓(Key) 小森啓資(Ds) ゲスト:Kai Kurosawa(Warr Gt)ゲスト:Toshi Hiketa(Gt/David Lee Roth BAND)


ISAOからすれば「今の自分をジャックライオンに映しに来た」といってもいいかもしれない。
そして我々はそんな彼の「生き様」を目の当たりにした日。
常に挑戦と進化を続けること。それは言葉では美しく響くのだけど、そのことの内面に存在する「戦い」をこのライブを通じて少しでもあの場にいた人に感じてもらえていればと、終わった今も思うのです。

だから・・・だからこそ、このメンバーが集まり、素晴らしいゲストが賛同してくれる。メンバーからもそんな声が聞こえてきた。
『ISAOは凄い人と出会う。そして何よりも凄いのは、それを形にするところまでやれてしまうこと。それが他の人と絶対的に違う』ってね。

ライブの中身についてはもう文章になどしようがないほど凄いものだったことは、あの場にいた130人のお客さんには十分納得してもらえると思いますが、こうやってあの日ジャックライオンで起きていた出来事は、ISAOだからこそ実現できたことであり、「普通ではありえない出来事」だったことを付け加えておきたいと思います。

Mr.Hiketa登場で一気にヒートアップしていく。(IKUO氏のBlogより拝借)


楽屋でMr.Kurosawaの「なぞの楽器」を囲むISAOちゃん、Mr.Kurosawa、Mr.Hiketa、そしてIKUOくん。(これまたIKUO氏のBlogより拝借)


あのあとISAOからこんなメールが届きました。
『また、お話したように冬くらいに僕が知る中のL.A最強メンツでそちらに伺いたいと思います。世界のJack Lionになるよう僕も色々手伝わせて貰います。』

そうなんです。ライブ後ISAO、そしてゲストのToshi Hiketa氏から凄い話が持ち上がってきています。
もし実現すれば・・・どうしよう。一ライブハウスがやれることの範囲を超えてるで!!!世界のJack Lionかぁ・・・俺たちも負けずに一歩一歩前進や!


写真はISAO(右)と山内総一郎(左)



以前も紹介しましたが、ここであえて渡米前にISAOが書いた日記の一部をもう一度ここに紹介しておきます。


古いことを言うかもしれませんが、許してください。
でも、これは確かなことなのです。

『無から有』
そんなパワーがある方だからこそ、いまだに僕たちはこの人たちに適わないところだらけなんだって。

僕はロックしはじめた若いみんなにひとつ知っていて欲しいんです。
僕たちが「ロック」や「バンド」なんて言ってられるのは、
この先輩たちが日本のロックを切り開いてくれたからなんだって。
そして、いまもなお新しいロック(だけではない)を生み出してるんだって・・・。

僕は毎回、そんな思いを胸いっぱいに、この方をジャックに迎えています。

ジョニー吉長氏(RIZEの 金子ノブアキ(d)ケンケン(b)の父)、今日【12日】ジャックライオンで・・・ロックする。

4/12 J.N.S ジョニー吉長BAND

Dr.Vo. /ジョニー吉長(ex.PINK CLOUD)
Ba. /鮫島秀樹(ex.TWIST、HOUND DOG)
Gu. /西山 毅(ex.HOUND DOG)


2008/3/1(Sat)at JACK LION
『矢吹卓ユニット』
矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr)

矢吹卓ユニット・・・前回のジャックでのライブは去年の10月。今回も同じメンバーでのライブ。
「同じメンバー」は、偶然でもなんでもなく、ヒゲおやじのオーダーです。前回のライブが終わったときすぐに「次も同じメンバーで」と矢吹くんに頼んでおきました。それは、この4人の組み合わせがなにより・・・。

インスト・バンド。そりゃぁ彼らのテクニックときたら、凄いもんです。一番若手のギターの菰口くんなんかまだ20歳になったばかりなのに、数々の賞を受賞したり、ウルトラセブンXのサウンド・トラックを製作したり、村上“ポンタ”秀一とのユニットを始めるなど、「とんでもない級」です。
で、そんな優秀な若手ミュージシャンが集まったこの矢吹卓ユニット。テクニックは「保証つき」です。だからライブはのっけから「超絶テクの打出の小槌」のよう。ドキドキするスーパー・プレイが展開されていくわけですわ。

でもね、俺はこのユニットを観ていて、もちろんその「テク」にも注目するんですが、俺にはこの4人のステージでの姿が「カッコよくて」惹かれるんです。
曲、音、テク、曲に対するアプローチや意気込み、挑戦、緊張感、ノリ、表情やステージでの姿・・・いろいろ言い方はあるけどとにかくこの4人でやるときの緊張感のバランスが一言、「カッコええ」んですよ。

それで十分っしょ?!


「音を楽しむと書いて音楽」

確かにそうや。でもね、ある人がこう言ったんですよ。
「音が楽しんでいる」・・・ミュージシャンやオーディエンスが、「音を楽しむ」のじゃなくて、音(たち)が楽しんでしまっている状態。
多分、これこそが、良いライブ、心に残るライブの条件なのかなって、ライブをみてる途中、ふと思った。

・・・ってね。
これは、僕の大好きなお客さんの言葉。音楽は自分でプレーしないホントのお客さんね。ミュージシャンじゃない人。
僕はこの言葉にものすごく「うんうん」って思ったんよね。去年の話。


さて、そんな状態がまさに一週間前、11日のAMIGO’Sのライブだったんや。今回ももう言葉にするのがくだらなく思うくらいに「こころ全開モノ」でした。
「勝手に楽しんでる音たち」にどんどんみんなが巻き込まれていく。
楽しそうに飛び回っている音たちに誘われて、からだも心も揺れて弾んでいくんですよ。
曲を知っていようが知らまいがぜんぜんお構いなし!その空気は次々に伝染する。まさにこれが「音楽」なんとちゃうやろか?

「音が楽しんでる状態」を作り出し「その場にいるすぐそばの人に次々に、そして確実に伝染させる」ことが出来るプレーヤーが4人。
大山大吾郎さん(ドラム&カホーン&ボーカル)、
八木のぶおさん(ハープ&ボーカル)、
山田晴三さん(ベース&カリンバ&ボーカル)、
そして田中晴之さん(ギター&ボーカル)。

なんやかんや言うてないで、音を出す者はこの「状態」を体で感じる必要があるんとちゃうやろか?

「音が楽しむと書いて音楽」
AMIGO!



★2008/1/20(Sun) at JACK LION
安達久美クラブパンゲア 新春ツアー'08
http://www.ragnet.co.jp/artist_adachi.html

安達久美(ギター)則竹裕之(ドラム)
清水 興 (ベース )河野啓三(キーボード)

前回のジャックでのライブはちょうど一年前。
ヒゲおやじが必死になって声かけてやっとの思いで迎えたその日、お客さんは40人にも満たなかった。悔しかったのを思い出す。
それでも彼女は、ギター1本でそこにいた高校生からおやじまで興奮させたんだよね。

そして一年後の2008年1月20日。あれから一年経って彼女が再びジャックに帰ってきた。
驚いたね。
まずお客さんが「倍以上」になった。俺が必死にならなくてもね。
オープンの前からお客さんが並びだし、オープン時間には完全に満員になった。
インターネット上で検索するとびっくりするくらいヒットする件数が増えているし、注目されてるってわかる話題が山ほど出てくる。

そして、そんな彼女の今回のライブも明らかに去年より「らしく」なってる。
何が?
うん、安達久美というギタリストが元々持っている「色」がはっきりライブで出てきてて、彼女がリスペクトしているであろうジミヘンやジェフベックといったギタリストの匂いがそこらじゅうに出てくる。1曲目からぶっ飛ばしや!バリROCK!

これこれ!

いや~、そうでなくっちゃ安達久美!だって、俺が初めてあなたのギター・プレイを見て惚れたのは、「それ」があったからなんやからね。

帰り際、彼女に「この先、もっともっと爆発しまくってな。」って言ったんだけど、それに対しての彼女の言葉は、「まだまだ理想とは程遠いところにいますから、この先もっと行きますよ!」だって。。。うひょ~!

楽しみにしてんで!久美ちゃん!!
自由に飛んでくれ。


★ジョニー吉長 Band Live
 member
 Dr.Vo. /ジョニー吉長
 Ba. /鮫島秀樹(ex.TWIST、HOUND DOG)
 Gu. /西山 毅(ex.HOUND DOG)

2007年12月06日(木) at 堺 FUZZ

会いに来たでぇ~っ!

ジョニーさん完全復活!
うれしくて・・・ほんとにうれしくて。
この目で確かめたかったから、今日は堺へ。
久しぶりに会えたことがうれしくて思わず抱きついてしまいました。
あのドラム、あの歌・・・あのままだったよ。
鮫島さんの仕切りがいい感じのようで段取りもバッチリ!
ジョニーさん、いい音ありがとうございます!
今度はこのメンバーでジャックでお会いしましょう!
美味いオイルサーディン用意しときますね。あっ、送っちゃおうかな。

ライブ後はしばらくゆっくりしてから、この日ファンダンゴで20周年記念イベントに出演していた息子さんのKen Ken(RIZE)と合流する段取りもされていて、「てやんでぇ!あいつから来やがれ!」なんて言いながら久しぶりに会うことにうれしそうにミナミ方面へ向かわれましたとさ。


2007/11/24(Sat) at JACK LION
Welcome vs OLD HAND CLUB BAND

素敵でオモシロイ夜になったわ!!
Welcome vs OLD HAND CLUB BANDのライブ。
正直、地元バンドなしでの2バンドブッキングでお客さんの入りが心配で心配で、電話しまくったりなんやかんや・・・俺の中では先に緊張感が充満してたのも確かだったんですが・・・でも開けてみればいい感じ。

ヒゲおやじの丹後の友人である「OLD HAND CLUB BAND」。
Baの加畑さんは、びっくりギターズやジャックライオンのロゴのデザインをしてくれたセンス溢れるデザイナーでもあり、大先輩でもあり。そしてGtの番場くんは、俺にとって音楽への接し方の鋭さを教えてくれる人であり、憧れる先輩であり。Drの高杉は、高校の時から一緒にバンドを始めた仲間であり、同級生であり、幼稚園の時からの幼馴染であり、なんやかんや言いながら一番の気になる存在であり、友であり、いいライバルであり。Keyのめぐさんは、高校の後輩でもあり、番場くんの奥さんでもあり、オルガンの友であり。Voののぼるくんは、なんていったって男前で、それにも増して、歌いだしてまさかここまで来るとは・・・と驚かされる努力家で。
今回の大阪遠征でのステージはブルース中心の構成だったんですが、あのいわゆるよくそこいらにある自分勝手なブルースバンドとは全く違う、歌心あふれた、そして素朴な優しさ溢れる純粋な音を届けてくれました。
俺は、丹後のこういう音をもっともっと自慢したいですよ。街にはなにもにぎやかなところもなく、本当に楽しみだけでで集まって音を出してきたバンドの音。これがバンドをするっていう事だと思うんです。
俺にとっては、この友人達の音は、自分の向かうべきところへの羅針盤のような存在なんです。何があっても一番大切にしたいもの。
ステージの最後には、Hoochie Coochie ManとSweet Home Chicagoを一緒に演奏。ありがたいって心から感じながらオルガンを弾かせてもらいました。ほんとうに、ほんとうにうれしかった。ありがとう。

先行のOLD HAND CLUB BANDがいい空気を作ってステージが終わりました。次は京都の「Welcome」です。大先輩バンド。
もう何度かジャックのステージに立っていただいてるんですが、観る度に驚きや発見、そしてどんどん引き寄せられていく自分に気がついています。
この人たちに果てはないのか?!そんなふうに思ってしまうほどのピークの高さ。ステージですべてを吐き出すかのような暴れっぷり。どんどん上へ上へヒートアップ!!でも落とすところは、グルーヴそのままに「スコン!」と落としちゃってね。これが何度も何度も来るうちにどんどんオーディエンスが引っかかって吊りあげられちゃうんです。
優しさあふれる「ともだちのうた」は、いつのまにか体中に染み付いてしまいました。
そのあとに来る「宝の山」でノックアウトさせられるのをわかってるのに、やっぱり「やられ」に行ってる自分がいる。不思議です。もう俺は「待って」しまってるんです、Welcomeグルーヴをね。
本編終わってアンコール。今回はリハでリーダーのBa&Voの衛さんに声をかけられました。「一緒にやろう」って。
曲はもちろん!「Black Night(DEEP PURPLE)」です。即OKで。
やっちゃいましたよ。ジョン・マシバ・ロードにも変身して。(笑)もうあのテンションのバンドに急に入ってやるには自分自身の外見の変身から来る「中身の変身」が必要不可欠な状態でしたからね。
曲の最後のKey祐子ちゃんとの人生初オルガン・バトルは、お互いヒートアップして何をやったか覚えてないくらい面白かったですよ。もうムチャクチャだったんじゃないのかなぁ?
Welcomeで最高の空気が充満しきったジャックのホールは、集まっていただいた高校生から熟年の方々まで、笑顔あふれる豊かな空間になってました。ありがとうございました!
特にOLD HAND ROCK DAYという社会人のブッキングで高校生や20歳前後の子達が興奮しながら目をランランさせて「来てよかった!」「俺たち(私たち)も一緒にやりたい!」って言ってくれたのは、何よりうれしく感じたのです。

Welcome vs OLD HAND CLUB BANDの対バンは、見逃した人は残念!やけどまた生まれちゃったよ、最高の空気が。


◆2007/11/9(金) at JACK LION
A AUTUMN TOUR 2007


来たよ!来たよ!起きちまったよ!

大化学反応!!

パワーアップして帰ってきたオープニングアクト:北河内BOYZ:古川卓(Gt&MC/韻シスト)&辻井彰(Gt/KARAKURI) が火を点けちまった!
BOYZの演奏が始まってすぐから、Aのメンバー全員がホールに出てきてノリノリやったもんな。特にあの湊さんが立ってからだ揺らしてる姿、そして誰もしていないうちから手拍子、横にいた俺と何度も顔を見合わせては、楽しそうにあれだけ顔をニコニコさせてたのには、俺もびっくりしたよ。
北河内BOYZ、Great!
BOYZの演奏の最後では我慢できなくなったAメンバーが打ち合わせなしでステージに乱入。ホールは一気に燃え上がったわ。

オープニングアクトが終わり、一旦セッティングのためメンバーは楽屋へ戻ったが、俺はあまりにもの盛り上がりにまるで今日のライブがもう終わってしまったかのような充実感。こりゃ参った。

さてさて、どうなることやら今日のライブ。
だって俺のどこかで「今日のピークは過ぎちゃったかな?」感があってね。
でもここからがこの日の真の化学反応やったわ。やっぱり。
炸裂やったね。細かいことは文才のない俺には表現できないよ。

途中、今度は北河内BOYZがAのステージに。参戦というより引っ張り出されたに限りなく近いが(笑)。もちろんこれも打ち合わせなし。あのバンドの、しかもあの異常に盛り上がったあの状態での突入はBOYZにとっては「決死のダイブ」に近いものがあった。写真はその時のステージサイドからの一枚。
しかしまぁこれもBOYZうまく絡んで行ったわ。すごいすごい。
とにかくヒートアップして行く一方のライブ。
オープニングアクトからノリノリだった湊氏のドラムは、もうこの時点でエライことになってます!!

ただ言えることは、「A」3度目のジャックライオンはコレまでの2度のライブを遥かに超越したものになったということ。ライブはコレだからオモシロイ。でもこれは偶然とかいう不確実なもんじゃじゃないよ。そこには人の出会いや時間の流れといったライブを構成する上で実は絶対無視できない「理由」が存在してるんよね。
ホント楽しかったよ!一緒に観れなかった人、残念!

ライブが終わってAメンバー&北河内BOYZの間には、強い絆が生まれていましたよ。ええ話もちらほら・・・。これなんよね、「音楽で人が繋がる」ってよぉ。

みんなここに入って来てや!そのために俺たちはココでライブハウスやってるんやで。みんなを待ってるからね!
ROCK!!!


◆2007/11/9(金) at JACK LION
偉大なるロックの化学反応!
実験はいつもステージで行われる!

A


MAR☆BIN(Vo&Sax)
大西 真(Ba/金子マリPresents 5th element will)
湊 雅史(Dr/DEAD END、奥田民生)
橋本 ジュン(G)

ロックを打ち砕くロック!

それがA(あ)

こりゃまるで、バンドの大喜利だ!
終わったあとの何もないステージ見たら、
ライブがまるで夢だった
ような気分になる。
不思議なバンドよ「A」



そして・・・オープニングアクトに久々の
北河内BOYZ!

古川卓(Gt&MC/韻シスト)
辻井彰(Gt/KARAKURI)


2007/10/21(Sun)at JACK LION
『矢吹卓ユニット』
矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr)



若手のスーパープレイにものすごく感動させられた。お客さんはいっぱいや。
『矢吹卓ユニット』 矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr)の演奏は想像をはるかに超える素晴らしいものでした。
思いもよらないところからの「意外な攻め」がまた強烈で、驚きが涙腺を緩めたね。ホント。
なぜか俺が高校生のとき元YESのキーボーディスト:パトリックモラーツのソロアルバムを手に入れて聴いたときの「衝撃」を思い出した。

矢吹くんの曲がいい。そして「超絶」!ピアノだけでロック好きの俺の心臓をもぶち抜く!
とにかく曲が素晴らしいから、それをいい緊張感でプレーしてた今回の若いメンバーから出てくる音も良しとなれば、その素晴らしさが見事に伝わってきたんよね。すごかった!よかった!

超若手19歳の菰口くんのプレーは恐ろしほど素敵だったね。あの19歳のあのストラトさばきはジャックの歴史に残るよ。いやもうすでに日本の歴史には残る存在だと思うし世界に向いてる。

渕くんのドラムは「雰囲気」もバッチリでスコ~ンと抜ける爽快さ!気持ちええ。今は地元大阪で活躍する渕くん。そのテクとパワーで関西のシーン揺さぶってほしいなぁ。俺も応援するで!

そしてやっぱり、言うまでもなくすなっぴ~のベースは圧巻やわな。


あ~、ほんとに素晴らしいライブでした。
もう一度このメンバーで・・・そう矢吹くんに伝えた。




■2007/10/9(Tue) 金子マリPresents 「11th XP」

金子マリ(Vo、AG)
北京一(Vo、Performance)
森園勝敏(Gt、Vo/ex四人囃子)
小滝みつる(Syn 、Programming/ex戸川純&ヤプーズ)

事件が起きるって!




金子マリさんという人ほど「女性であり」「母であり」「人であり」を人生とともにすべてを歌にしてきた人はいないんじゃないかって。
すいません。俺ごときがこんなこと書いて。でもあの歌のあの気持ちよさ、素晴らしさは、あの「人」だからこそ生まれてくるんだろうって・・・。
よくマリさんのことを「下北沢のジャニス・ジョップリン」といまだに表現されるけど今や下北沢でもなければジャニスでもなく日本を代表し日本のロックをリードし続ける「日本の金子マリ」、いや「世界の金子マリ」で「かっこいい金子マリ」さんでしょ?
でもやっぱり生まれ育った下北沢を愛し続ける金子マリさんなんですよね。

マリさんのライブをみたあと、自宅でいつものようにPCのキーボードに向かうのですが、なぜか何も書けないんです。過去の残してる文もすごく少ない。
だけど、こうやって毎回お会いするたびに俺はあの方に自分をそっとぶつけてみて学ばせてもらったり、自分自身を確かめたり・・・すると、自分の中で思うこと、感じることがどんどん芯が太くなり、また膨らむ一方なのです。

ココでこのライブレポを楽しみにしてる方も多いとは思いますが、今回は特にいろんな人がblogやmixi日記で書いてくれていますし、そばにいるライブに行った人から直接聞くこともできるでしょう。
ぜひ、「生の言葉」で聞いてみてください。きっといい話が聞けると思いますよ。
なにせみんな「事件の目撃者」なのですから。
(*しかしジャマーのあにきの「事件」という言葉がこんなにみんなに伝わることになるなんて・・・あにき、おおきに!)

その「事件の目撃者」たちが第2の「下北沢」をつくるんだろうって・・・そう思いますし、願うのです。
そろそろそういう時期に入りかけてるんじゃないかなぁ。

金子マリPresents 「11th XP」・・・今回、関西のみの4日間のツアー。
一日目から4日目まで日々色が変化していったんだと思います。
そして4日目のジャック。4日目がジャックって言うのもマリさんの中には意図したものがあったと思うんですね。

北さんのパントマイム・・・がほんま「キタ!」なぁ。北さんのマイムが十分広がったであろうと思われた世界をもうひとつ広げるんよ。マリさんと北さんの2人で「無限」になる感じ。
初めて聴いた「かたつむり」の歌は、すんげぇパワーやった。
(そうそう、こそっとタージンさん観に来てたやろ?タージンさんはマイムで北さんのお弟子さんにあたるわけなんですよ。)
森園さんのギター、ほんま職人や。ところどころに感じさせるプログレッシヴな感触は俺にはすごいツボでおもしろかったわぁ。
小滝さんのプログラミングは「打ち込みの面白なさ」を全く感じさせへんセンスやったわ。あれがプロの世界なんや。すばらしい!飛ばされそうや!

来てくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました!


余談ですが・・・
ライブ後、マリさんと楽屋でなんやかんやとお話させていただいてて、「先週、大阪城ホールで米米のBonさんとフラッシュ金子さんに会って、マリさんの話になった」っていう話題になったんですが、その際に、米米のコーラスである菅木真智子さんはマリさんがきっかけで米米に入ったって聞きました。なんだかなぁ、俺が知らないだけで、この世界はちゃんと「人と人」がつながってるんやなぁって思いました。まぁ、だからこそ怖いんだけど。(笑)
で、その菅木真智子さんは、マリさんのアルバムの中の曲「ラリル」でコーラスしてるんやね。調べてみると・・・マリさんに憧れて上京したんだって。


至極のお客さんと至極のエンターテイナー。
そこには、「特効薬」が分泌されます。



米米CLUB  再々感激祭 「ホントマツリ」編
~マエ編とアト編で忙しくて忘れてました~
2007/10/3(水) 大阪城ホール


に、米米CLUB リーダーのBonさんから夫婦でご招待いただきました。

ライブは、あの大きな会場でスタートと同時に湧き上がってくるとてつもなく大きな、そしてパワーに満ちあふれた一体感が俺の中に「感動という特効薬」をぶち込んでくれました。

正直、突然の「突発性難聴」で耳の調子が悪くて悔しくて辛くて・・・。音楽のこと考えると悔し涙が出てきそうな状態なんだけど、この特効薬は効きそうです。
実際、すでに効いてる気がします。爆音自体は耳に良くないとは思うんですが、10日連続点滴してもほとんど効果出てないのに、昨夜のライブ後、冷静に判断しても逆に良くなってるように感じます。

このタイミングでこのライブに出くわしたこと。そこには何かがあるんでしょうね。そんな気がします。ほんとうにありがたいことです。

3時間にも及ぶライブ。途中短い休憩があったんですが、その時トイレでトランペッターのMITCHにバッタリ会ってお互いびっくり。
聞くと、MITCHは米米の金子さん(Key)のプロデュースでソロアルバムを制作中だとか。
そんな流れでライブ後は、Bonさん、金子さん、MITCH、俺という輪の出来上がり。コレもほんと縁やと思います。不思議なものです。
そして、その都度つくづく思うのです。やっぱり「人」やわって。
だからこそこうも思うんですよ。みんな来いって!集まって来いって!ここに集まってきて間違いないわ。
そしてエエもんつくったり、楽しんだりすればいい。
それだけでええねん。
そこに特効薬が分泌されるようになったら、世の中動くで。


「感動という特効薬」
これ、この先のキーワードになりそうです。



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