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2008/6/30(Sun) at JACK LION
神保彰ワンマンオーケストラ

初めてお会いした神保さん・・・恐縮してしまうほど、すばらしいお人柄な方でした。

カシオペアでデビューしたのは1979年だから神保さん20歳くらい。
ぶっちぎりのテクと誰にでも楽しめるメロディーでフュージョン・ミュージックを青春に刻まれる音楽にまで浸透させたバンド。
ASAYAKEのギターリフは当時ギターをやってる人だったらみんな弾いてたくらい流行ってたもんなぁ。
昨夜のライブにもそんな青春時代の思いを胸に抱いたお客さんの姿も。

いや~もうなんちゅうか。
すごいモノを見せていただきました。
確実で超絶なテクに裏付けられた、想像もできない世界がありましたよね。
「俺にもできそうだ」って勘違いしてしまいそうなくらいむずかしい顔ひとつせずに楽しそうに&楽そうにメロディー、バッキング、ベース、そしてドラムをたった一人でやってのけてしまう。
簡単に言えばメロディーをパッドで叩いて奏でる。「ドレミファソラシド」だったら8回叩くわけですよ。メロディーの譜割でね。この時点で普通は無理や。そのうえほかのパートもあるわけだ。プログラムチェンジ専用のパッドが一枚あって、それを曲中に何度も叩くそのタイミングが絶妙!ミスは許されんしね。生ドラムのほうにもトリガーが仕込んであって、タムやキックでもコントロールしてる神保さん。
ハードロックから、FUNK、ディスコ、バラード、JAZZからクラシックetc・・・もうありとあらゆる数々の有名な楽曲のメドレー。

どんでもなくすっごいことやってるんだけど、「ドラムって楽しいよ!」ってずっと言われてるみたいに伝わってくる。ちっちゃい子供から年配の方まで誰でも楽しめちゃうんよね。
それがこのライブの一番の魅力かな?

なんだかなぁ、神保さんにお会いして一番思ったのは、年下の俺が言うのはおこがましいんですが「この人、完璧に生き方見つけてはるんやろうな」ってこと。若い人からすれば、大人になればそんなん当たり前だと思うかも知らんけど、実はそうでもなかったりするわけですよ。
だからこれだけ極めてる神保さんに会って、それが俺には一番衝撃的だったんよねぇ。

そして、その衝撃そのままのライブがあそこにあったように思うわけです。

帰り際の何人ものお客さんから「神保さん、また来てくれますよね?」って言われたのも、それを物語っているような気がしてならないのです。

神保さんの昨日の日記

ワンマンオーケストラ。
本番前、定番の中華料理「若水」。
とはいえ、神保氏は初若水。
ここはもちろん天津飯!「俺は好きなんですよ」ってね。
そしたら、関係者の皆さんも天津飯になり・・・


接写モードにしててぼけてしまったが

大人6人の前に天津飯のみ6つならんでしまいました。
ちょっと恥ずかしかったです。

そしたらまぁ、本番でもMCで「若水!」そして「天津飯!」と・・・世界の神保氏。
覚えてるのもすごい。
世界の「若水」世界の「天津飯」になってしまったようです。







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