日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。 古いものは「蔵出し三面記事」に移動もしくは多くはお蔵入り。 ライブの記事は「ライブのツボ」に移動して保存。

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(②からの続き)

さぁオープンです。

ありがたいことに、6時半の時点でお客さんが何人も並んでくれています。俺にとってのこの一週間は、このためにあったといってもいいくらいですから、まさに心の中で拳にぎり気分は「よっしゃ~!」です。

いつものように常連の来るのが遅い!このときばかりは毎回「お前らどんだけ偉いねん!」って言いたくなります。
本番は予定より10分押してスタート。
告井さんが一人で登場し、「アコギ一本でビートルズ」です。アルバムを出し、それ以外のレパートリーも増え今では40曲ほどのアコギ一本でビートルズがあるらしいですが、立ったまま右足をイスに乗せて弾く告井さんのギターさばきとノリにみんな目パチクリ。MCなしで続くビートルズの連続プレーに客席は驚きのまなざしでした。
最後の曲の途中でメンバー登場。そのまま「夏の日の想い出」に続きます。
その後・・・「うちわもめ」「Honey Lady」「ロマンス航路」「暖時(くつろぎ)」「あの娘の窓灯り」「庄内慕情」「ロスアンジェルス大橋Uターン」「ポテトチップスかじるすりる」「ハロー彗星」と続きました。
途中、歌詞があやふやだったり、音が出なくなってやりなおしたり、キメが合わなかって苦い顔したり、笑ったり・・・あるんやわ。俺にしてみれば、こんなことも自分たちの曲を自分たちでコピーしなおしたりして毎回ライブしてきた変なバンド、35年続くセンチの醍醐味だったりするわけで。(笑)いつまでもお腹いっぱいにならないセンチの魅力はこんなところにもあるんだわ。

さて、休憩を挟んで斉藤哲夫さんのライブです。
実は俺自身も「生斉藤さん」は初めてで。
やさしくつま弾くギターをバックに飛び出してくる斉藤さんの強烈な言葉のロックに、気が気じゃない状態のはずの俺の心でさえもわしづかみされたんです。
ピアノのさがみ湘さんがまたそれを膨らませます。
「言葉の力」「真のロックスピリッツ」ここにあり。
参りました。もしこの日、俺が純粋に「お客」だったなら、完璧に大泣きしてたと思います。

K司さんが「斉藤さんをジャックライオンへ!」と言ってくれた意味が本当の意味でわかりました。ありがとうございます、K司さん・・・でもあなたは来てない!!!(笑)

その後、センチメンバーがすべて合流し、さがみ湘さんもエレアコに持ち替え8人でのステージ。「甘いワイン」「あなたの船」「She's Bird」「グッド・タイム・ミュージック」「夜空のロックンローラー」「風景」という流れでエンディングに向かいます。
センチの強烈な西海岸コーラスを伴って、ここはいったいどこなんだ?と思うくらいの空気が生まれていくのです。
甘いワインやShe's Birdでの告井さんの定番タバスコのビンでのスライド、グッド・タイム・ミュージックのときの告井さんのペダル・スティールのチョイスは絶妙すぎなわけで。

で、アンコール。
ビートルズの「This Boy」「Now here」、そしてセンチで「雨はいつか」で、はっぴいえんど。


すべてが終わってから、半ば無理やり呼んだジャックの若い常連バンドマンが「呼んでくれてありがとう。」なんて言いよってね。「そうやろ、来るのが当然や」なんて強気で言いながらもうれしさいっぱいな俺。

打ち上げも次の日が名古屋入り11時だというのに新旧入り乱れて深夜まで盛り上がり。個人的には、古くからセンチを支えてきたサポーターの先輩方と語り合えた最高のひと時でした。

この日のお客さん81名。去年の100名からは減りましたが、ジャックライオンの常連バンドマンではない一般のお客さんが去年よりも増えました。わざわざ「こんな場所」までほんとうにありがとうございました。
そして無理やりに近い形で引っ張っぱられて来ちゃったジャックライオン若手のみんな、ほんとうにありがとう。
俺はね、バンドってこんなに素敵なんだって、俺なりの形でみんなに伝えたいんよ。


最後に・・・東京へ行ったバンドマンの一人が、7日と8日東京曙橋のBack In Townであったセンチのライブにたった一人で行ってきたようです。
その彼が日記にこんなことを書いています。(勝手に拝借)

昨日、今日はセンチメンタルシティロマンスのライブを見に行ってきましたー♪
一人で行ったのにスッゲー楽しくてビールじゃぶじゃぶ飲んじゃいました。
合い席になったお父さん達や、周りの方々もすごく楽しそうで、
昔のセンチのライブ話だとか、機材車バスに勝手に乗り込んだエピソードとか、竹内まりやさんがどうのこうのとか、
今度あの曲コピーしようぜ!とか、なんか年齢差かなりあるんだけど、話してる内容はおれらとあんまりかわらねぇなーと思って、ジャックライオンにいてる気分でしたw
まぁ、でも20代でライブ観に来てるの完璧に私だけで若干居場所がなかったというか。。w
そう考えるとジャックライオンって各世代が混在してて異様だよな。
私が歳とっても通えばその層がどんどん深く厚くなるのか。面白いな。
平成生まれがセンチを観てたりするのかな?w


「うん!」って思ったね。







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