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◆2009/3/14(土)at JACK LION
松本照夫バンド
松本照夫(Dr.Vo)小松原 貴士(Gt)倉本 巳典(Ba)小畑 智史(Key)
ゲスト:エミネー(Vo)

いや正直「俺はダメなんだろうか?」って心の中で凹みそうになりながらこの日を迎えました。お客さんの入り。
いつものことですが玄関前に立ってひとりひとりの顔が見えるのを待ちます。
ライブの予約表。毎日毎日それを目の前に置いて仕事しているわけですからほぼそこに書かれている名前も暗記してしまっています。
さぁ、初めて迎える照夫さんのバンド。もちろん俺も初めてだから想像でしかない空気を「売る」ことになるわけで・・・。
信じるものはこれまでの照夫さんとの流れと以前一度だけお会いしたギターの小松原さん強烈で爆笑だった印象。
それでも楽しみにして集まってくれたお客さん。その数は24人。心底うれしかった。

で、オチは、こういう前フリをするくらいだから決まってますよね。

炸裂の大盛り上がり!

去年10月の金子マリさんのライブの時から照夫さんとアミーゴスの大山さんとの再交流のきっかけも作れたからそこから生まれるなにかしらもこの先膨らませて行きたいと思いながらの今日のライブ。そういえばアミーゴスのジャック初ライブもお客さんは24人だったよなぁ。あの時も信じるものはジャマーバンドのあにきから「アミーゴスっていう凄いバンドがあるんだ」って話を何気に聞いていたことと、そんな中偶然にも大山さんをここに紹介で連れてきてくれた東原力哉さんへの信頼。それでも24人しか動員できなかった自分が恥ずかしかったのを覚えている。
100人でも24人でも来ていただいたみなさんへのありがたいっていう気持ちは変わりません。ただその数の違いに自分の至らなさを感じるのです。
ここは「ライブハウス」なのですから。
自分たちがお客さんに提供したいものをバンドと一緒になって作り上げていく場所。それが茨木市横江2丁目にあるライブハウスの存在する意味でありたいという思いは9年経とうとしている今も変わらない気持ちです。

そんな複雑な気持ちの中迎えた昨夜の松本照夫バンドのライブは、一気に凹を凸に変えてしまうものでした。俺個人の思いとしては「これがあるから続けられる」んです。
照夫さんのマリさんの時だけでは見ることが出来ないうたうドラム(ほんとの歌も照夫さんメイン)、小松原さんのいやらしくて熱狂させるストラト、倉本さんのフラットワウンド弦を張ったJBからグイグイひねり出される柔らかでありながらごん太の攻撃的なベース、そして繊細にアンサンブルを組み上げながらもイッちゃう時は遠慮なしの暴れん坊ぶりを発揮する鍵盤の小畑さん。そして全員のユニゾンコーラスと大ボケのトークで会場がみるみる沸いて行きます。
そして、ライブの流れの中で絶妙なタイミングで投入されたゲストのトルコ人女性ボーカル、エミネーさんがこのライブの「アイドル」になった瞬間に俺は「勝った」って思ったのです。

ステージに立つバンドのジャンルも年齢も関係ないんです。ただ俺は今45歳です。だからこそ俺が受け持つべき「部分」はあります。俺はその「部分」でこうやってれライブレポを書いているわけです。若いみんなにごり押ししたいわけでもありあせん。でも知ってほしいことがいっぱいあるのも確かです。
今やロックはすでに10代から60代の幅広さで浸透しています。これからも広がり続けていくでしょう。だからこそ若いスタッフもいるわけで。でもそんな45歳から見ても10代、20代の若いお客さんやバンドからも元気や勇気をもらいます。勉強もさせられます。教えてもらうこともいっぱいあるのです。
そのひとつひとつが俺たちライブハウスの次への一歩を進める力になっているのです。
そんなことを思った松本照夫バンドのライブ。熱いお客さん最高!すっげえいい夜になりました。打ち上げも最高潮!

ありがとう。

まだまだ至らないところ、お叱りを受けるところもあると思います。
日々精進。感謝。







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