日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。
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最近、いいライブを観てから2,3日後にもう一度振り返ってみるようにしています。だからライブに関してのブログも最近は素早く細かく書いたりしていません。そこから感じるスピードを緩めるためにね。 余韻。 それを持てるかどうかも感じる力のひとつですし、血の中に残せるかどうかが音楽だったりします。 「元気もらった」って言いながら「次の日にはすっかり消え去ってる」感じではありませんか? 展開が速すぎるんでしょうね。なにもかも。ティーンエイジャーですらその速いリズムに追いついてないしね。だいたい追いついてないことすら知る由もないしね。 (なんだか知らないけど湧き上がってくる)モヤモヤを刺激や勢いで吹っ飛ばそうとしても結局心は晴れてないんじゃないかなぁ? 速いというのも素晴らしいのですが、ゆっくりというのもそれ以上にいいものです。ただ「速い」ほうに刺激はありますから、意識してないとどんどん速いほうに引っ張られていきます。 余韻・・・今一度気にしてみてください。きっと今より心が晴れますよ。 ◆2010/9/22(水) at 琵琶湖ホール 広規さんと待ち合わせ中、ホールの裏側での湖畔ショット。ええ感じ。プロみたい(笑) 35年目の35本~全国ツアー その内容のすばらしさについてわざわざ僕ごときがここで書く必要もないのですが、ひとつ言えば、やっぱり日本のロックをゼロから築き、積み上げられてきたこの方たちのこの力強くすばらしいパワーここにあり!このパワーをこの場だけでなく、ガキんちょ達にもぶつけ、またガキんちょ発信のみなぎり、はみ出すパワーを受け取ってもらう。そしてそこに生まれるロック化学反応!!!・・・がもっともっとやりたいなと。。。これからの日本のロックの歴史が動きます。そのためにもやっぱり街のライブハウスは頑張りたいですね。 広規さんと僕らの出会い(2010/7/1 THLEE OF US at JACK LION)の意味はだぶんそこにあって、今回はデビュー35周年ツアーということもあり達郎さんの感慨深いMCを聞いていても、そのことの必要性を強く強く感じたのでありました。若いときには悔しい思いも結構されているんですね。 また、青山さんに代わるドラムは25歳という若さ。これにもなんか意図を感じますし。 ツアーメンバーについてまったくノーマークで出かけたのですが、楽屋では難波さんや元スタレビの三谷さんとも29年ぶりにお話できました。こうやって30年近く経ってもみんな音楽の世界で活躍されているのがなんとも頼もしくありがたいことで、前と何も変わらない、衰えを見せないこのパワーがやっぱり要るんやと思うのでありました。 そう、「今」が30年後にも繋がってるからね。そんなパワーをジャックで感じて自分のものにしてくれればいいなぁって思ってやってます。 しかしまぁ、いつも全部SOLD OUTですからすごいです。コンサートクルーのみなさんの「匠」度もハンパなく。。。 ◆2010/9/21(火) DUO FUNK=八木のぶお(Harp&Vo)岩田浩史(Gt&Vo) & Sachiyo(Vo)&畑ひろし(Gt) & 吉田このみ(Gt&Vo)&赤石茂樹(Gt) まさかまさか、世代を越えてこんなにええ感じでこの日が終われるなんて!!!ほんとうれしい限りの一日になりましたよ。僕のずっと一番にあるコンセプト、「年齢の壁を越える」はこの日完全に制覇しちゃってましたね。 企画の時点では全ての出演者がDUOでステージに立つことになるとは想像もしていませんでしたし、まさか今まで拒否し続けていたネット配信をすんなりやってしまうとも思っていませんでしたが、すべてが自然な流れで、また新しい流れが生まれたのではないでしょうか? こういうライブがごく自然にこの場所に存在するようになったんだなと心からそう感じました。 ベテラン八木さんと岩田さんのリードがあり、Sachiyoが苦しみながらも大人になって今日を迎え少しいい女になり、このみが精一杯歌える喜びをかみしめながらステージに立つ。 この日はゲストで13歳のキーボーディストしんくんもステージに立ったよぉ。赤石のこのみちゃんサポートもよかったよなぁ。Sachiyoのギター伴奏の初登場、畑さんのギター、そしてユーモアもびっくりしたしね。 結果的に「DUO大会」は、最高のものになっちゃいましたね。 Ustreamのネット配信でも面白い傾向があって、一度見出した人が離れないんよね。 相変わらず「ええライブを観てくれ!」と言う気持ちに何の変化もございません。 が、ただ、年々「よくない、よくない」言うてる今の時代の流れは安易な“ウケル”の深追いが生み出した毒素みたいなもんでしょうに。 とにかくどこをみても(全部じゃないけど)バンドのライブに客がいない。客のバンドマン比率高すぎ。「お前のとこのライブ行くから俺んとこのライブ来て」「行かんと気まずい」みたいな。。。俺は“動員互助会制度”と呼んでます。 バンドが月に何本もライブしてると呼ばれるお客さんのほうもちょっとヒクわなぁ、「え~また~?」って。よっぽど好きでなかったら。金もないしね。そして、また困ったことにそれをバンドマンも分ってるから「呼ぶ」という行為にちょっとした嫌悪感があって余計に動員に消極的になっていく。なんなのそれ? そもそも“アマチュアの活動”をこれだけ一般の人が金を出して応援して成り立ってきたコミュニティーなんて他にあるんか?いまさらそんなことも思いました。 みんなそこに甘んじたらから、この“ザマ”なのかもしれないと思うわけです。 誰でも音楽できる今だからこそ、実は「普通の人」の耳や目は厳しくなっていきます。 だけどね、間に合うからまだ言うよ。 いいもんつくろう、いいもん観よう。 そして、一緒になってこの先を楽しくしよ。 湯川トーベンさんが僕に向かってハッキリ言ってくれたから、今まで書けなかった一言をあえてここに書きます。 『死んでからでは遅いんだよ!』 いいもん観よ。そして受けて投げ返してキャッチボールしよ。 ◆2010/8/26(木) トリプルダイアモンド TRIPLE DIAMOND/トリプルダイアモンド 高橋マコト(G.Vo/ex.もんた&ブラザーズ)湯川トーベン(B.Vo/ ex.子供ばんど)嶋田吉隆(Dr.Vo/ex.bo diddley)ベテラン3人によるハードロックバンド 虹と墨汁を水に垂らしたように浮いた雲が印象的な空でした。 さて昨夜ね、まずはオープニングアクトのBLACK FELLOWSが良かった。見るたびに良くなっていく。ほんの数ヶ月で前見たときと違うって。 こうなれば今日は火がつくよ。ホント良かった! さぁ、トリプルダイアモンド。COMING KOBEで小さなステージを大きくしちゃったあの感じは、箱の中に入れると危険でした。 ドラムの嶋田さんの何かが見えてるようなあの集中した表情から生まれるグルーヴ。ボ・ディドリーがなぜこの人を選んだのか、怖いくらいに伝わってきました。す、すごい人です、嶋田吉隆氏。 そして、高橋マコトさん。COMING KOBEの時はストラトでしたが今回はテレキャ。BLACK FELLOWSのアンプを借りての音出しでしたが、言うのがかわいそうなくらい出音が違う。ドスーーーーンとくる。リフのノリが気持ちいい!ソロが飛びまくる!こりゃモテますわ。 そこにあのトーベンさんのベースが絡むわけです。しかもこのバンドでのトーベンさんのベースはちょっと違う。3人だからこそのテクニカルな部分が表情を覗かせる。 3人が歌い、3人が弾きまくる!まさに輝く3人のロック・スター。 で、ドエライ爆発! これ以上あんまり書きません。もったいないから。また見て! えらい盛り上がりで「ほら、言わんこっちゃない」でした。 ほらいい顔してるっしょ?歳の差35年の対バン記念写真。 ◆2010/8/11(水) AMIGO'S with 川門正彦(From 石垣島/三線) 「すっごい音楽をやってるライブハウスになってる!」 久しぶりにジャックでゆっくりライブを見た、そして初めてAMIGO'Sを生体験した総一郎(フジファブリック)がそう言うてくれた。懸命に自己と戦ってる今の若手ミュージシャンからのこういう言葉は俺たちにとってやりがいになるってものです。 何年か前、「これ見てみ」いうてビデオ渡した時は、やっぱりビデオではわからんかったらしく反応薄かったが、今回初体験の「生」は桁違いっちゅうことで。 それにも増して川門さんまで登場するわけやからね。 「こんな人らが日本にいてはるんや!?!?」って、総一郎からの言葉。 「まさにその通りやねん!」と俺。 そして、遠くからジャマーのあにきや金司さん、戸口夫妻も来てくれ、名古屋からのお客さんやこのツアー連日来てくださったお客さん。初めてのお客さんも多い。ほんとみんながこのライブを楽しみにしてくれてた人ばかり。そんな空気。 バニボみずのんのノリ、ゴキゲンやったなぁ。 感動と感謝です。日本一を更新した夜だったんじゃないでしょうか? ありがとうございます。最高の夜になりました。 OAのこのみちゃんへの反響もとてもいいですね。 ◆2010/7/29(木) at JACK LION Spark7~Japan Tour 2010~ ツアー2010オフィシャルサイト ISAO(G) Masaki Watanabe(G)(Jazz Party Hats) Kiyomi Otaka(Org)(Assure etc) Philip Bynoe(B)(Extreme, Steve Vai etc) Mike Mangini(Ds)(Extreme, Steve Vai etc) 誰もやったことがないこと。 だから前例はない。参考もない。 ぜんぶ一人でやってのけてきた。 その姿に協力したくなるのは当たり前。感動だもんな。 ISAO とことん頑張る男の旅はまだ続いている。 ただ、ここは昨夜通り過ぎていった。 すごいライブだった。 4年前「VAIと対決する」と言ってアメリカへ行ったISAOの夢は、ある意味今回のJAPAN TOURで形を成したのだ。 素晴らしすぎる! 想像を超える壮絶な世界に挑む男の姿。 清美嬢は女だが(笑) ありがとうだけでは言い表しきれない。 バンドマンために音楽があるわけではない。 音楽のためにバンドマンがあるわけです。 そしてあなたがが奏でる音楽が大切なあの人のために存在出来れば最高だと思うのですが、どうでしょう? 今、音楽はあなたの何ですか? あきかんはリサイクルのためにあるのではない。 ◆2010/7/1(木) バンド立ち上げたぜ!ニューアートロック御披露目ツアー!第1弾 関西編 THLEE OF US 伊藤広規(Ba/山下達郎) 森園勝敏(Gt/四人囃子、金子マリ) 向山テツ(Dr/Ra:IN、cocco、フォークロックス) & 地元超若手バンド Buny BoooON(COOLKIDS2007グランプリ) HEAD ROCOCO(COOLKIDS2008グランプリ) Quartet Color(COOLKIDS2009グランプリ) リアリティーのある「測れる距離感」だけでやってるだけじゃもったいないんじゃないか? 超えていこう!踏み込んでみようや。 そういう意味で自分的には、かなりの挑戦的なブッキングが終わりましたよ。 大アリやね、これ。 調和に「予定」が見えないのは、未来を垣間見るようで楽しすぎる。 あえてTHLEE OF USに合わせずにスタンディングにしてみた。いつだったかレッチリのドラマー"Chad Smith"が日本の箱でライブしたとき「ロックやるんだからスタンディングにしろ!」と言ったというのを思い出したから。 この日の組み合わせ、そしてスタイル・・・結果、入りやすいけど卒業は難しいといわれるどこかの国の学校のような匂いが。(笑) 19歳バンド(Quartet Color)、20歳バンド(HEAD ROCOCO)、21歳バンド(Buny BoooON)・・・そして飛び級、55歳(THLEE OF US)バンドやもん。 でも、それをここでやると「乾杯!」を生むからたまらん。 それにしてもロックを作ってきた人らの音はとてつもなく図太い。 選曲は、この人たちが今日の出演若手バンドの歳のころから「いつかやれるようになりたかった曲」のオンパレード。若手がいくら力んでもあの音圧は出ぇへんねんな。まさにブリブリとはあのこと。 この日一番オモシロかったのは、バニボのリハで広規さんらがやたら興奮してたことやな。下から上もそうやけど、上から下にも時代の刺激は伝わる。 これです。 いまのバンドマンの行く末。 いろんな選択が出来て細かく新しい枝もいっぱい伸びてくる。 しかし、枝は細いし、実がならない。花が咲かないから種も生まれない。 それは根っこから栄養が上がってこないから。 「ノウハウ」や「マニュアル」のせいで、今はずいぶん営業を意識するバンドマンが増えた。だからその分だけ「ものづくり」できる職人肌のやつがものすごく減っちゃった。その数、過去と正反対か? もちろん、今もそうじゃない若いバンドマンがいることは知ってる。ちゃんといる。 ただ相対的にそんな流れなのだ。 で、問題なのはそのことで若いやつらが楽しそうな顔しながら苦しまなくてもいいところで苦しんでること。それが一番辛い。 先人から学ぶべきだ。姿を音を。 どうやって何もないところからこの日本にロックを浸透させていったのか。 それがあって今がある。 そのことを知れば今の不必要な苦しみなんか簡単に脱することができるのです。 今の僕の仕事はそのためにあるんじゃないかなって思っています。答えはそこに見えているのに導けないふがいなさを感じながら。 ジャンルの壁などとうの昔に崩れ落ちています。 ただ地層のように別れた時代の壁はまだ厚く厚く残っています。それを打ち砕かねば、エネルギーは湧き上がってきません。 今こそ、縦の穴をぶち抜かねば。そこから養分を吸い上げるのです。 そして、茎を太くし、枝を強く張り、花を咲かせるのです。 未来は、そこから生まれてくると。 ◆2010/5/22(土) EnTRANS Live Tour 2010 EnTRANS/ ヒダノ修一(太鼓) ミッキー吉野(キーボード/ゴダイゴ) 鳴瀬喜博(ベース/カシオペア) 八木のぶお(ハーモニカ、ボーカル/AMIGO'S) この後、この場所が想像を絶する光景に変わったのです。 俺は破壊されました。 テクニカルなことなど記憶にございません。 特筆すべきは、個々のメンバーのプレーしてる音がひとつ残らず全部聴こえる。すんごいアンサンブルや! とにかくいっぱい入れて、ぜんぶ出た。。。大揺れ! アンコールは会場全員での乾杯でスタート。 そして予定にはないダブルアンコール。 ジャックライオンでのEnTRANS、涙モノの最高峰でした。 打ち上げで憧れのミッキーさんとは約束をしました。 「今度はオルガンを貸します」と。 そして「その次はWLMのオルガンを持ってきてください」と。 「まず、そこまでは絶対来てください!」と。 ミッキーさんは快くにっこり笑いながら「OK」って。 ミッキーさんのプレーを好きになってから今年で30年。 やっと出会えた。そして始まった。 他にはない唯一無二なやさしさがあふれるあの音とグルーヴ、ダイナミクス。ミッキーさんは、なにかが他とまったく違うんです。 バランスが崩れているんよね、きっと。 心と体のバランス。 だからヘンな悩み方やからだの調子を崩したりする。日本全体ね。 たとえばバブル以降の音楽業界の仕事は、仕方が無いところもあるんだけど日銭に追われてきたように思います。日銭ばっかり追っかけてたばっかりにバランスを崩した。そう、バンドマンのみならずオーディエンスをも育ててこれなかったんだと。そして今、その現状に業界自身が振り回されているのかなぁって。 でもね、人の「カラダ」はそんなに変わってないと思うんです。いい音楽、いいグルーヴは、心臓の鼓動のようにきっと人の体に理屈ぬきで馴染むはずだと・・・。 生命としてね。 『ありがとうございます』 という言葉は、届きそうにないところにも心の中で言い続けるべきです。 苦悩を与えてくれたところにも。 悩みのない人に悟りはないそうです。悩んでないのに、苦しんでもないのに悟れるはずがないと。。。 若いときぁ、現実なんて見て見ぬ振りするもんさ。 逃げるわけじゃなく、知らんぷりして湧き出てくる力を推進力に換えるんだよ。そしたら現実にはあり得ないものが生まれてきたりするもんだ。 歴史の勉強も大切だけど、未来を作ることはもっと大切なんやわ。 その大切なもんを手にしたら、歴史を作ってきた人たちの大切さも身に染みてくるもんだと思うんやな。 俺の場合、一番力になってきたのは「音楽でなんか飯食えんぞ」「お前は夢食いのバクや」です。 現実に押しつぶされそうになったら、それより大きな夢見たらええんや。 大きな志を持ってやったことは、一生力になるで。 そんなふうに思いながら見ています。 今のままじゃまるで「キャンペーンハウス」やな。 そりゃ何回か来たらオモロなくなりますわ。 ここ、ほんな「ライブハウス」でっか? ちゃんと「ライブ」できるようになっとかんとな。 これからはホンマの意味でライブがオモロなる時代がくるで。 *キャンペーン【campaign】 ある目的のもとに組織的に人々に働きかける活動。宣伝・啓蒙活動。 Powered by 忍者ブログ Design by まめの Copyright © [ ヒゲおやじ三面記事 ] All Rights Reserved. http://higeoyazi.blog.shinobi.jp/ |