日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。
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正直、何を書いたらいいのかわからない。 来ていただいたみなさんにありがとうというしか言葉が見つからない。 「最高」という言葉は、そう簡単に使いたくないんですが「最高」という言葉しか見当たらない。 この日までのカウントダウン・・・「三面記事」に書いてた内容は、自分でも「俺、ちょっと危なくなってないか?」とも思えるくらいだったしな。(笑) あえてこのライブの細かい感想は書かない。・・・というより書けない。 ひとつだけ書くなら「センチメンタル・シティ・ロマンス TOUR 2007 SUMMER at JACK LION」の会場には運命的にも感じるピッタリ「100人」のセンチファミリーがいたということ。 そして、そのちょうど半分の50人が以前からのセンチファミリーで、残る半分の50人がこの日初めてセンチファミリーになったという事実。 あえて自分で言わせてもらいます。 この日、JACK LIONはライブハウスとしての存在の意義を果たしました。 何度も書きますが来ていただいた皆さん、本当に本当にありがとうございました。 そして、初めて「こんな場所にあるライブハウス」に足を運んでいただいた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。 また、会場が混み合い皆様には相席のお願いなど、ご理解、ご協力いただきましてありがとうございました。 本音で言えば、この日俺自身は「大好きなセンチのライブ」をまったくといっていいほど楽しめませんでした。みんなの顔見てたら「あぁ、いいライブだったんだろうなぁ」って思えてくるんですが、良かったのかどうなのかの判断もつかないくらいの感覚です。2度のアンコールが終わり、客電を点け、BGMが流れる瞬間まで気が気でなかったのが正直なところです。 スタッフには「もういつものように楽しんで来たらどうですか?!」って言われても・・・。そして、PAオペレーターのアーミーを信用してないような姿勢ととられたらまずいなぁと思いながらもライブ中は卓席から離れることが出来ませんでした。 たぶん今後あと2回くらいセンチのライブがあれば3度目くらいのときこの「自分の箱」でセンチのライブをライブとして観る事が出来るようになるんだろうなって思いながらその時間を過ごしていました。 そういう意味でもまだジャックでのセンチの歴史は始まったばかりです。きっかけなんです。50&50が50×50へ! ジャックライオンが・・・、うん、これから先何年・・・何十年続くのかわかりませんが、センチに触れているとどうやって好きなことをやっていけばいいのか教えられているような気がします。 2007年7月16日。ここからまたスタートです。 続けていいんだよって免許の更新を受けたような気分です。 もう一度書きます。あの会場にいらした100人のセンチファミリーの皆さん!本当に本当にありがとうございました!感謝!!! ライブの空気はこの写真から感じていただければ・・・ アンコールで乾杯! 告井さん、このあと決定的瞬間が・・・ね。 タバスコ・・・象徴ですね。 そして朝まで大勢で打ち上げて・・・To be continued 今は昨夜のことを書いていただいてるサイトやブログ、mixi日記などを探しては拝見させていただいています。 さぁ7/27(金)は、FUJI ROCK FESTIVALでのセンチです。 http://www.netlive.ne.jp/archive/event/060609.html ↑これは2006年のドラムなしでのBACK IN TOWNライブの模様。 センチメンタル・シティ・ロマンス~TOUR2007 SUMMER~ ●FUJI ROCK FESTIVAL '07への出演が決まった「センチ」がそのフェス直前にジャックライオンに現る! 2007年7月16日(祝・月) Open19:00 Start20:00 18歳でこのバンドに出会い、歳を追うごとにどんどんファンになって行き、いつの間にか25年も経ってしまいました。 でも、ずっとファンでいられることってエライコトじゃないっすか?!だって、ずっとそのバンドは解散することなく続いてるってことですからね。 センチメンタル・シティ・ロマンス・・・そのバンドの名前です。今や日本で一番長~く活動してるバンド。1973年結成。’75年デビュー。来年で35周年。 今年はFUJI ROCK FESにも出演します。 その「センチ」のライブが7月16日、来週の月曜日(祝)にJACK LIONであります。 出会った25年前には、25年後の今、まさか自分がライブハウスをやっていて、まさかそのステージにセンチが立つことになるなんて想像もしていませんでした。 とはいえ、周りを見渡せば「センチって誰?」っていう人が99%以上っていう状況です。 ただ誰でも一度や二度はセンチの「音」を耳にしているはずです。バックバンド、スタジオ・ミュージシャンとしてのキャリアの豊富さからいろんな人のバックとしてその音がいたるところで響いてますからね。 最近では竹内まりやさんのNEWアルバム「デニム」で2曲はセンチのバックになっています。その演奏、そしてコーラスはアメリカの乾いた風の香りがします。 このライブ・・・一人でも多くの方に観ていただきたいです。俺のライブハウス生命というか「ライブハウスをやる資格」をかけて・・・。 ぜひ、結成34年目の「センチメンタル・シティ・ロマンス」の音をお楽しみください。 -------------------------------------------------------------- ◆センチメンタル・シティ・ロマンス >>>Wikipedia 告井延隆(Vo&Gt)中野督夫(Vo&Gt)細井豊(Vo&Key) 野口明彦(Dr)瀬川信二(Ba) ◆2007/7/8(Sun) at JACK LION NAOH meets 塩次伸二 FUNKY FUNKY NIGHT member : NAOH(sax) 清水武志(key) 笠松としや(b) 永田充康(ds) guest : MITCH(tp) special guest : 塩次伸二(g) ジャックライオンにまたひとつ、「伝説の一日」が刻まれましたね。 NAOH meets 塩次伸二・・・ 『どんなんなんねん?!ファンキーで・・・ブルージーで・・・ほどよくゆる~くて・・・そんな感じなのか?!!! 』 『メンバーから想像するにこいつぁヤベェ!あらゆる角度から攻めてこられるぞ!』 『そんな個性たっぷり、持ち味どっぷりなゴキゲンな豪華メンバー』 そんなことを告知用に書いておりましたが、確かに完璧に予想通りではあったんですが・・・ ただただ、完全にその「予想レベル」を超越し過ぎていました。 すいません。。。幸せです。。。 塩次さん、そりゃ以前からこの方のお名前はよく知っておりました。勝手に自分の中で作ったイメージもたっぷりあったし・・・。 でも、そんなもんはチープ過ぎでした。どうでもいいものでした。 今日・・・ このメンバーで・・・ ここジャックライオンで・・・ このライブに出くわせたこと・・・これがすべてです。 とてつもなく素晴らしい時間。ハッピーな大盛りあがりLIVEでした! NAOH(sax) special guest : 塩次伸二(g) guest : MITCH(tp) 清水武志(key) 笠松としや(b) 永田充康(ds) ・・・みんなゴキゲン過ぎです! ジャックが「よその国」になっていました。よその国の「あの街」になっていました。みんなそんな感覚を覚えたんじゃなのかなぁ? この素晴らしいメンバー、そしてそれをまとめるNAOHちゃん。 そして、今日集まっていただいたお客さん。 みんなで作ったジャックライオンの「あの空気」は、今日という日をあそこで過ごす事を「チョイス」した人だけが味わえた、それはとてもとても素晴らしいものでした。 みんなで「旅」をしました。渡航代¥3500円也! メンバーに拍手! そしてあの場にいらしたお客さんに拍手! ジャックライオンの素敵な一日をつくっていただき、ありがとうございました! NAOHちゃん、どんどん気持ちええSax吹くようになってんなぁ。カッコええわ~すごい! NAOH meets 塩次伸二 FUNKY FUNKY NIGHT ◆7/8(Sun)at JACK LION NAOH meets 塩次伸二 FUNKY FUNKY NIGHT member : NAOH(sax) 清水武志(key) 笠松としや(b) 永田充康(ds) guest : MITCH(tp) special guest : 塩次伸二(g) Open18:30/Start19:00 どんなんなんねん?!ファンキーで・・・ブルージーで・・・ほどよくゆる~くて・・・そんな感じなのか?!!! メンバーから想像するにこいつぁヤベェ!あらゆる角度から攻めてこられるぞ! そんな個性たっぷり、持ち味どっぷりなゴキゲンな豪華メンバーが一気にジャックへ乗り込んでくる! このメンバーには気をつけろ! いい気分で呑まされちまうぞ!! ゲストギタリストがなんと!日本のスーパーブルースギタリスト“塩次伸二”氏だぁ!!! NAOH(sax) MITCH(tp) 塩次伸二(g) 2007.6.8 ◆M-BAND at Osaka Muse 金子マリPresents 5th element willで強烈なギターを魅せつけてくれているギターの岩田浩史氏のデビューバンドである「M-BAND」の25年前のオリジナルメンバーでの一夜限りのライブへ。 80年代初頭の香りが今に蘇っていました。 凄いもんです。ライブが始まるや否や当時のファンであろう熟女たちは大はじゃぎ!MUSE HALLにしては珍しくパイプ椅子がいっぱい並べられた会場の椅子を盛り上がりに従い勝手に片付けて「踊り場」をつくるありさま。さすがです!これです!最近の若人に見せてやりたいです。歳食ったからあつかましくなったんじゃありませんよ。昔からこうです。 「椅子があると盛り上がらない」とライブが始まる前に文句をつけるバンドマン。 「立っていないとシラケている」と決め付けるバンドマン。 「一度座ると立てない」お客さん。 そんなのはここには全く通用しませんね。呆れるほど大はしゃぎ!40代50代の熱くなった腕がごく自然に何のためらいも無く高く上げられています。 俺は当時の「M-BAND」は名前しか知らないんですが、「25年前ぶりのオリジナルメンバーでの一夜限りのライブ」とはいえ、この熱狂振ぶりには当時ここにいる皆さんの心の中に相当深く刻まれたのであろう「何か」の凄さを感じざるを得ませんでした。 観ながらひとつ思いました。 当時ってステージに立つ人とお客さんには、「夢との距離」みたいな素敵にも思えるいい意味の壁がみんなあったんやなぁ・・・って。それが今日見えたんです。存在しました。それをバンドが上手く作り出してコントロールしてるんよね。それをちょっと縮めてみたり・・・離してみたり。当時は今よりも「選ばれた人」しかいなかったからそれが出来ていたのかもしれませんね。そんなことを思ってしまいました。 岩田さんに「きゃ~っ!」って声が飛んでます。女性がからだ揺さぶりながら出す「きゃ~っ!」がね。(笑)その距離を越えるために「届け~っ!」って思いいっぱいの。ジャックでプレーする岩田さんからは想像もつかなかった光景です。 ハッキリ言って「おいおい」って感じでもありますがそれはそれは楽しそうで(笑)・・・エエなぁって。ね。 しかしまぁ岩田さん。今日のプレーはやっぱり「あっぱれ!(失礼)」でした。当時の楽曲を80年代っぽさ満点でバックに徹してるときも、今の岩田さんの頭角を現したときも。 ルーツから今までを一気に感じたような気がしました。 ホールを出て前の道路を帰っていくお客さんから大きな声でこんな声が聞こえてきましたよ。 「あのギターすごかったわ!」ってね。 うんうん。わかってるねぇ、アナタ!俺もアナタに声かけたいくらいそう思ってますよ! ぜひまた聴きに来てほしいものです。岩田さんのギター。 2007.5.20(Sun) at JACK LION ◆韻シスト 俺は「ヒップ」好きだし「ホップ」も大好きだ。 で、「ヒップ・ホップ」ってなんだ? そんなこたぁ、俺は知らん。 でもね、俺揺れたよ。からだも心も。 CDに収まりきらない音。今月はそんなバンドの連続やなぁ。 元Brown Sugarの卓が韻シストに加入し「凱旋ライブ」と称してジャックライオンに帰ってきた。 とは言え、俺みたいな奴がやってるような箱には、「ヒップ」と「ホップ」はあっても「ヒップ・ホップ」は日常的に存在しないわけだし、そんなバンドもほとんどない。したがって、たとえ「有名」な韻シストでも、ここでライブするのは「場違い」なくらいの挑戦に近いものになるわけだ。そこが面白い! んで、結果は・・・エライことでした。予告どおりの激揺れ! 素晴らしい人間が真剣勝負で出してくる音には「壁」を越える、「壁」を打ち砕く大波のパワーがあるんよ。俺たち人間が気持ちよ~くなっちまう「揺れ」がね。 そして、何より言葉が素直で熱いから染みる。心が揺れる。 韻シストがしっかりジャックライオンに新しい色を塗りこんで行ったよ。そして初めてそれに触れた連中が「その色」持って帰って今頃その色を使って周りを塗ってるよ、きっと。交じり合って新しい色も生まれてくるかも知れんしな。 そうやって、少しずつ、でもしっかりと色がついていくんよね。 韻シスト、ホント素晴らしいバンドで、素晴らしい奴の集まり。 「韻シスト色」重ね塗りを頼んだよ。 卓、ありがとう!2度目のアンコールの曲でのソロのシーン・・・グ~っと来た。 韻シストメンバーのみんなありがとう! 一刀両断、Orange Presidentありがとう! そしてそして、足を運んでくれたみんなありがとう! JACK LIONにとって本当にうれしい一日になりました。 観れなかったキミ!次は逃すなよ!! ステージに「ターンテーブル」があるんじゃないよ。ステージにターンテーブルは一台もないけど、「ステージがターンテーブル」になってるのが韻シストなんよ。 イリュージョンだよ、ありゃ! 2007.5.12 A MAR☆BIN(Vo&Sax) 大西真(B) 湊 雅史(Dr) 橋本 ジュン(G) そんなもん、文章に出来るかいなっ! ビデオにも収まりきらんのにっ! 「A(あ)」ライブ。 なんなん?!あの湊氏のドラムは!!!ホンマかなんで!!!!! 奴が言うてたな、「けがする、けがする!」って。(笑)危険な香り出まくってたわ。ホンマやわ。俺なんか大けがや!重症!刺されたね。 あり得へんのよ、でも、あり得ちゃうんよ。だって昨日あそこに確かに「あった」もんな。 ビートを叩いていた印象が全く残ってない!大好きなドラムでずっと好きな歌を俺たちがびっくりするような調子で歌いまくってたような・・・そんな印象よ。 そんな中でベースの大西氏、むっちゃオモロそうに弾きまくってるし。ブリブリ!!これがAのやばさを増幅も支えもしてる極めたテクニック臭に満ちてて。 ジュン氏の頭ん中が気になるわぁ~「A」の発起人や!そしてあのギター!! そして舞い降りるネタで「今日のバンドを左右するアドリブ」をかましまくるVo&Saxのマービン氏!! 「A」のライブに「同じライブ」は存在しないだろうね。いやそれは誰もだろうけど、そんなレベルじゃなくて。 俺、たいして飲んでもないのにもう「空をも飛べそう」やったわ。 JANのリョウスケが上手いこと言うてたなぁ。「ありゃ大喜利ですよ」って。(笑) ただただ浴びてるだけで気持ちええんよ。ホンマに。身を任せて揺れながら・・・大笑いしながら。 あ~余韻引きずるわぁ。 終わったあとの何もないステージ見たら、昨日のライブがまるで夢だったような気分になる。不思議なバンドよ「A」 浴びに来い! オープニングアクトのくりキントン。 よかったよ~。 無邪気に、そして無心で楽しんでる彼女らに今はまったくもって自覚はないと思うけど昨日のこと忘れんといて欲しいね。きっとこの先、キミらがバンド続けてたら昨日のあの時間を振り返る日が来るから。 2007.4.28(Sat) at JACK LION ◆TRA ついに新しいTRAがやってまいりました!!! さて皆さんにはどのように映ったでしょうか? 4年前に突然現れて強烈なインパクトを残して去っていった前TRA。 それだけにまた一から出直す、つまり「雑巾がけ」からスタートする新しいTRAをこの目で確かめる一日。 まずは、このCD見てくださいよ!これぞ、アマチュア・スピリッツのお手本! 手書き手書き!一からのスタートの証!メジャーで名前が通ってたバンドにこれはなかなかできないもんですよ。 んで、ライブのほうはといえば、やっぱりTRAはとらさんがいるからTRAなんだって・・・!!! 前TRAのタケオくんのドラムとシンベを同時に演奏するというようなイリュージョン的インパクトはもちろんここにはありませんから、そこを求めたところであなたの欲望は満たされないでしょう。 でもねぇ、TRAが持つ世間の裏側から表の「ひこ」をつくようなイヤラシイ攻めは、やっぱりとらさん独自の強烈な持ち味で、自由になった(ここがミソ)新しいTRAの楽曲のラインナップは、「それ」を極めてくれそうな匂いがプンプンしてましたねぇ。 俺のアンテナはそっちの方へ向きっぱなし! まだ当然、今までのお客さんのことも考えながらのステージへの帰還になってるでしょうから、そこからの今後の変貌は、俺の中で相当な期待となって膨らんでしまいました。バラード~♪ぜんぜん余裕♪~なんか来てるね、そんな誘い水! 前TRAが置かれてた立場に対して、新しい(というか基本の)TRAは一番我々が求めてたTRAというバンドに求めるところへと、これからもいざなってくれるのではないかと・・・ウヒヒっ! こりゃ真の自由を掴んだときにはエライことになりそうですぞ~っ!NEW TRA!!! とらさん、あんたの頭ん中っていったいどういう構造になってんの?!?!もうすでに、っていうか、いつでも「誰にも真似出来ない域」へ行っちゃってるもん。 で、「とらさん、とらさん・・・僕の苗字使ってネタにしても、さすがに苗字までは知らなくてピンと来ない人がいっぱいだから・・・ネタ合わせしとくべきだったですね。(笑)」 そんなヒソヒソ話で次回への展望を企んで幕を閉じたNEW TRA出発のグ~っと来た一日。 限られた時間の中リハーサルを繰り返し、自腹でレコーディングもし、手書き&自焼きCD-R持参で宿も取らずに大人5人普通乗用車でたった一日の大阪入り!何度目のアマチュア戻りなのか数えないとわかりませんが、これぞ「また雑巾がけからのスタート」は、まさに新しいドラマのスタートになりそうです! つづく・・・ 舞台裏でインタビューとかしてる時の「マキシム★とまと」の大石くんは、ふざけてばっかりで、「このインタビューは放送で使いにくいなぁ、困ったなぁ」って思ってたんです・・・。 これは27日のCoolkids 2006 FINAL at BIG CATに取材に入ったテレ朝ストリート・ファイターズの取材クルーの言葉。 そう、このイベント、一年を通して予選を繰り返し、年に一度の決勝を迎えるトーナメント形式の高校生勝ち抜きイベントで今回が5年目。どこかで嗅ぎつけた番組制作会社からの取材の申し入れがあったんです。 その決勝大会が3月27日心斎橋のビッグ・キャットで行われました。 決勝に進んだ6バンドのライブが終わり、いよいよ結果発表です。 発表は「各個人賞」と「グランプリバンド」。 ところが、結果発表でさっきのふざけてばっかりの緊張感なさそうに映ってた大石が「ベストドラマー」の発表を受けた途端、ステージ上で大きく泣き崩れたんですよね。 これには、その姿を現場でカメラ越しに見た取材クルーが驚いたわけです。 「うわっ!」ってね。 そう、ここで初めてこのクルーもほんとの意味でCoolkidsへのみんなの意気込みとその空気に気が付いたわけですよ。 「いままでいろんな高校生イベント取材してきましたけど、こんな感覚は初めてです。」と彼。 そう、ここには一見わからづらい「最近の高校生」の「マジな一生懸命」がいっぱいいっぱい詰まってるんです。 だから、へんに「演出」もしないのに、あの結果発表の時の出演者・オーディエンス隔たり無い笑顔と涙があるんですよね。 それは、もしかしたらこのイベントだけの特有のものなのかも知れませんね。 Coolkidsには何のしがらみも裏事情もありません。ほんとにほんとに純粋なのです。 純粋でなければ、これからのロックシーンを作ってくれるような若者は育たないと思ったんです。それがCoolkidsを始めたきっかけなのです。 ここでは「大人な事情」は邪魔なのです。 結果発表の時、俺達はステージに上がるわけですが、そのステージには喜びの涙と笑顔、そして悔しさに満ちた若い若いバンドマンの顔があふれています。 そして、ステージから見た客席にも同じ涙と笑顔がいっぱいなのです。 ええぞっ!一生懸命な高校生!! 日本をおかしくしてるのは「大人な事情」ではないのかって・・・ふと。 2007.3.11(sun) at JACK LION ◆とくべん 中野督夫(センチメンタルシティロマンス) 湯川とーべん(ex.子供ばんど) 毎回毎回そうなんやけど、素敵なライブがあって、それをここにレポするのは、興味をもってもらうには、いい「きっかけ」だと思いながらも、観てないのになんとなくどんな雰囲気だったのか中途半端に理解されそうなのがどうも納得いかなくて、ついつい「意固地」になっちゃったり・・・。 11日の「とくべん」のライブもまさに出し惜しみしたくなるそんな空気のむちゃくちゃ楽しい、そして素晴らしい一日になりました。 督さんと出会って25年。いろんな場面を目撃してきましたが、今回のとくべんのステージはまた新しい一面を垣間見てしまいました。 凄いと思うんです。不思議でもあり。 督さんに関しては25年前も「センチの督さん」、そして25年経った今も「センチの督さん」。一度も解散していないし、それもファンの期待を裏切ることもなく、ずっと同じサウンドを届けてくれるバンド。なにも変わらない。 そんなバンドがこの日本に存在しているということ自体が「あり得ない話」といってもいいんでしょうが、なにも変わっていないのにこうやって目の前には常に新しいものも展開され続ける。 これって33年前のデビュー時にとんでもなくしっかり出来上がっていたっていう証拠でもあり、またその後も常に時代と共にフラットに音楽を捉えてきたって言うことなんだろうなって感じるんです。 なんか「東大阪の町工場職人」の話みたいじゃないですか?小さな町工場で培われた確かな技術と鋭い感覚のアンテナと努力から生まれる世界最先端技術の話みたいな・・・。 まぁ、ややこしい話はよしとして、この日初ジャックとなった「とくべん」のライブは、マジあり、ギャグあり、テクあり、振り付けあり、アコギあり、エレキあり、バラードあり、ロックありの至れり尽くせりの充実の職人っぷりの督さんとトーベンさん。 トーベンさんのベースの「ロックっぷり」にはびっくりしました。日本中を揺らしたロックバンドのベーシストとしての格の違いを体感させられました。それが弾き語りで出せるトーベンさんって・・・弾き語りで出せるんやで?!わかるか?この意味。 俺はスイッチ入ったね。飲んだ飲んだ! フロアも相当盛り上がってたわ。 総一郎のお父ちゃんが立ってた。誰よりも先に一人立ってた。そしてノッてた。俺はその姿が何よりうれしかったんです。 会場は最初から最後まで笑顔と笑い声でいっぱいやった。 途中、FLASH BACKの赤石が申し出た督さんとの共演コーナー。やったよ。一歩踏み込んだで!バカモノのワカモノ。これでええねん、これで! 俺なぁ・・・やればやるほど思うわ。維持するだけでも大変やけど、みんなが集まってくれてこんな空気が生まれるこの場所は、ホンマ「ええライブハウス」やってね。それをお手伝いできる素晴らしい仕事させてもらえてるなぁって。 打ち上げは、大笑いしながらこの日一緒に出演した新田さん、そしてkimiyoちゃんをはじめみんなで歌うたったり、ギター弾いたり・・・遅くまで。 俺なんか歌いながら涙ぐんじゃったわ。 ただいつも思うんだけど、これを宝物にはしたくないね。こうやって生まれる空気をジャックにいるみんなでつくって行きたいって思うわけですよ。 そうやって出来上がっていくものは、やがて「地の利」みたいに、日本の音楽でもなく、関西の音楽でもなく、大阪の音楽でもなく、茨木の音楽でもなく「ジャックライオンの音楽」になるんかなぁって。 個性ってそうやって生まれるんとちゃうかなぁってね。「グローバル」なんていう時代やからこそ、そんな一面が大切で一番力になるんやないんかなぁ?ってね。 「東大阪の町工場職人」の話みたいにね。だからこそ競争も激しいけどな。(笑)そして、茨木へ、大阪へ、関西へ、日本へ、そして「いざ世界へ!」ってな。それがホンマの「グローバル」なんちゃうかなぁ。 若い子ってさぁ、遠く見てんのはいいけど、みな足元固めてへんから、すぐ足元すくわれるやん? あこがれはわかるけど世界を知る前に世間を知れっ・・・てね。 「とくべん」・・・ええわぁ! ほら、kimiyoちゃんもこんなに楽しそう。 kimiyoちゃんも赤石も次の日のペーニャのライブにも行っちゃったらしい。そう、行きたくなるんよ、「あの素敵な時間」を過ごせるから。 来ていただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。 2007.2.10(Sun) at JACK LION Great!AMIGO'S!! AMIGO'Sを観たか? 前回は去年の七夕の日だったなぁ。 ジャックライオンでの初めてのAMIGO'Sのライブは、俺自身まったくこの人たちを経験したことの無いまま、紹介してくれた東原力哉氏や、以前から話を聞かせてくれたジャマーバンドのあにきの言葉を頼りにこの七夕のライブを受け入れることになったんですが、そこに来て突然の田中晴之氏(Gt)の病気で3人でのステージとなってしまったのでした。 それでも3人のAMIGO'Sのライブは、とてつもなくすっげぇステージでした。 そんなライブから7ヶ月。ついにGt晴之氏の復活、メンバー全員がそろったAMIGO'Sとなったのです。 それも、とにかく「まずこの日一日だけ」に照準を合わせた企画。 今回のライブが決まったものの、やはり心配なのは、Gt晴之氏の体調。ライブを決めてからのDr大吾朗さんとの電話のやり取りは何十回にも及びました。 へんな話。ギャグを言う口とカホーンを叩くための手から先に生まれてきたような大吾朗さんから伝わってくる今回のライブに対する真剣な「想い」と「気合い」に、俺は「応えたい!」と思うのと同時にその意味するところの「事の大きさ」に怖ささえ感じていました。 晴之氏の戻ってきたAMIGO'Sを待っていたお客さんと、メンバーが出会うたった一つの場所になったジャックライオン。 AMIGO'Sとジャックライオン2人三脚で集めたお客さん。フロアは立ち見が出るほどの賑わいでライブはスタート! ライブはのっけからぶっちぎる演奏で一気にホール内をかき混ぜまくり、そしてヒートアップさせていったのです。 1部が終了し休憩をはさみ、2部が始まりました。ゲストのタブラ奏者スニール氏が現れました。スニール氏も病と闘っています。タブラがスニール氏の病と闘う原動力となっているのです。 このへんで俺もジャマーバンドのあにき、金司さん、ヒロジさんのいる席に入らせてもらってお客さんになろう・・・としたんですが、すぐに晴之さんのGtアンプをピックアップしてるマイクの首が垂れてるのに気づきスタッフに指示しにその場を離れました・・・。 結局最後まで気が抜けないままでしたが、晴之氏の復帰で喜びに溢れるAMIGO'Sの音を浴びて心を揺らし体を揺らし、満面の笑みを浮かべ、大きな声を張り上げるお客さん一人一人の姿が俺にとっての「LIVE」そのものになりました。 あるブログで俺のこと「感激屋」って書いていただいてるんですが、俺も書かせてもらいます! 「あんたらみたいな強烈な感激屋さんがいてるからこっちまでそうなるんやでっ!」ってね。 一緒に観てた力哉氏もライブの終わるころ酔った顔でニコニコしながら「ええバンドやなぁ~~~~~!」って乾杯! まぁすべてはAMIGO'Sのせいやわ! キミも観たやろ?AMIGO'S! そりゃあんさん、TVに出てくるPOPなバンドじゃないけどな。 日本を代表する世界に通用する偉大な真のバンドです。 だからあの場にいるみんながあんなに飲みこまれちゃうんよ。 その「技」と「力」、体感せんでどうするの?! Great!AMIGO'S!! Great!JACK LION!! Great!来ていただいたみなさん!! ほんとうにありがとうございました!!! 2007.1.27 TRA ~夢と希望と勇気と使命を与えてくれた3人~ 2003年9月28日。 その日までに前回の関西ツアーのライブビデオだけが「資料」として、とあるライブハウス・ブッキングマネージャーからジャックライオンへ持ち込まれていたのですが、ついにそのバンドがジャックライオンでの一回目のライブをした日です。 「どんなバンドとのブッキングでもいいですから○月×日にブッキング入れてもらえませんか?」 たしかそんな電話で始まったと思います。 「得体の知れない人たち」でした。正直、俺の中ではその「場当たり的」なブッキングの仕方に疑いを持ったりもしました。 しかし、そんな心配をよそにライブをやる毎にその場に出くわした「たまたま」のお客さんがどんどんそのバンドの魅力に惹きこまれていきます。それは俺自身も同じでした。 見る見るうちにお客さんが増えていきました。 これは俺にとってTRAからの「現在のライブハウスシーンへの問いかけ」でもありました。 ライブハウスシーンにおいて「唯一無二」な存在。 ライブハウスシーンにおいて「必要とされる」存在。 TRA・・・そう言いきれる凄いバンドでした。 (写真は2004.1.25JACK LION) そして、この3人での「(言葉は悪いかもしれないけど)出来高との戦いだった真剣勝負の活動」の停止と同時に、その「ライブシーン」を作り上げる仕事に従事している我々のスピードの無さと現時点でのしょぼさを痛感させられるのです。 死ぬほど悔しいですが、これは自分を含めたここにいるみんなにとっての大切なスタートラインにしたいと思います。 夢と希望と勇気と使命を与えてくれたこの3人でのTRAというバンドに心から感謝します。 ・・・この11本(ジャックでのライブは10本)のビデオの中に収められた4年間のライブ。もうここにしかあの3人のTRAは残っていませんが出来ればもう一回、もう一本・・・そう思ってしまいます。 俺、最後になってしまったKnaveワンマン行けなかったし・・・そして、いまだに「ジャックでいつかワンマンやろう!」っていう約束果たせてないやん! っうことは・・・いつかあるのか?!NEW TRA&オリジナルメンバーでのデラックス・ライブ! 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