日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。
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2008/3/1(Sat)at JACK LION 『矢吹卓ユニット』 矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr) 矢吹卓ユニット・・・前回のジャックでのライブは去年の10月。今回も同じメンバーでのライブ。 「同じメンバー」は、偶然でもなんでもなく、ヒゲおやじのオーダーです。前回のライブが終わったときすぐに「次も同じメンバーで」と矢吹くんに頼んでおきました。それは、この4人の組み合わせがなにより・・・。 インスト・バンド。そりゃぁ彼らのテクニックときたら、凄いもんです。一番若手のギターの菰口くんなんかまだ20歳になったばかりなのに、数々の賞を受賞したり、ウルトラセブンXのサウンド・トラックを製作したり、村上“ポンタ”秀一とのユニットを始めるなど、「とんでもない級」です。 で、そんな優秀な若手ミュージシャンが集まったこの矢吹卓ユニット。テクニックは「保証つき」です。だからライブはのっけから「超絶テクの打出の小槌」のよう。ドキドキするスーパー・プレイが展開されていくわけですわ。 でもね、俺はこのユニットを観ていて、もちろんその「テク」にも注目するんですが、俺にはこの4人のステージでの姿が「カッコよくて」惹かれるんです。 曲、音、テク、曲に対するアプローチや意気込み、挑戦、緊張感、ノリ、表情やステージでの姿・・・いろいろ言い方はあるけどとにかくこの4人でやるときの緊張感のバランスが一言、「カッコええ」んですよ。 それで十分っしょ?! 「音を楽しむと書いて音楽」 確かにそうや。でもね、ある人がこう言ったんですよ。 「音が楽しんでいる」・・・ミュージシャンやオーディエンスが、「音を楽しむ」のじゃなくて、音(たち)が楽しんでしまっている状態。 多分、これこそが、良いライブ、心に残るライブの条件なのかなって、ライブをみてる途中、ふと思った。 ・・・ってね。 これは、僕の大好きなお客さんの言葉。音楽は自分でプレーしないホントのお客さんね。ミュージシャンじゃない人。 僕はこの言葉にものすごく「うんうん」って思ったんよね。去年の話。 さて、そんな状態がまさに一週間前、11日のAMIGO’Sのライブだったんや。今回ももう言葉にするのがくだらなく思うくらいに「こころ全開モノ」でした。 「勝手に楽しんでる音たち」にどんどんみんなが巻き込まれていく。 楽しそうに飛び回っている音たちに誘われて、からだも心も揺れて弾んでいくんですよ。 曲を知っていようが知らまいがぜんぜんお構いなし!その空気は次々に伝染する。まさにこれが「音楽」なんとちゃうやろか? 「音が楽しんでる状態」を作り出し「その場にいるすぐそばの人に次々に、そして確実に伝染させる」ことが出来るプレーヤーが4人。 大山大吾郎さん(ドラム&カホーン&ボーカル)、 八木のぶおさん(ハープ&ボーカル)、 山田晴三さん(ベース&カリンバ&ボーカル)、 そして田中晴之さん(ギター&ボーカル)。 なんやかんや言うてないで、音を出す者はこの「状態」を体で感じる必要があるんとちゃうやろか? 「音が楽しむと書いて音楽」 AMIGO! ★2008/1/20(Sun) at JACK LION 安達久美クラブパンゲア 新春ツアー'08 http://www.ragnet.co.jp/artist_adachi.html 安達久美(ギター)則竹裕之(ドラム) 清水 興 (ベース )河野啓三(キーボード) 前回のジャックでのライブはちょうど一年前。 ヒゲおやじが必死になって声かけてやっとの思いで迎えたその日、お客さんは40人にも満たなかった。悔しかったのを思い出す。 それでも彼女は、ギター1本でそこにいた高校生からおやじまで興奮させたんだよね。 そして一年後の2008年1月20日。あれから一年経って彼女が再びジャックに帰ってきた。 驚いたね。 まずお客さんが「倍以上」になった。俺が必死にならなくてもね。 オープンの前からお客さんが並びだし、オープン時間には完全に満員になった。 インターネット上で検索するとびっくりするくらいヒットする件数が増えているし、注目されてるってわかる話題が山ほど出てくる。 そして、そんな彼女の今回のライブも明らかに去年より「らしく」なってる。 何が? うん、安達久美というギタリストが元々持っている「色」がはっきりライブで出てきてて、彼女がリスペクトしているであろうジミヘンやジェフベックといったギタリストの匂いがそこらじゅうに出てくる。1曲目からぶっ飛ばしや!バリROCK! これこれ! いや~、そうでなくっちゃ安達久美!だって、俺が初めてあなたのギター・プレイを見て惚れたのは、「それ」があったからなんやからね。 帰り際、彼女に「この先、もっともっと爆発しまくってな。」って言ったんだけど、それに対しての彼女の言葉は、「まだまだ理想とは程遠いところにいますから、この先もっと行きますよ!」だって。。。うひょ~! 楽しみにしてんで!久美ちゃん!! 自由に飛んでくれ。 ★ジョニー吉長 Band Live member Dr.Vo. /ジョニー吉長 Ba. /鮫島秀樹(ex.TWIST、HOUND DOG) Gu. /西山 毅(ex.HOUND DOG) 2007年12月06日(木) at 堺 FUZZ 会いに来たでぇ~っ! ジョニーさん完全復活! うれしくて・・・ほんとにうれしくて。 この目で確かめたかったから、今日は堺へ。 久しぶりに会えたことがうれしくて思わず抱きついてしまいました。 あのドラム、あの歌・・・あのままだったよ。 鮫島さんの仕切りがいい感じのようで段取りもバッチリ! ジョニーさん、いい音ありがとうございます! 今度はこのメンバーでジャックでお会いしましょう! 美味いオイルサーディン用意しときますね。あっ、送っちゃおうかな。 ライブ後はしばらくゆっくりしてから、この日ファンダンゴで20周年記念イベントに出演していた息子さんのKen Ken(RIZE)と合流する段取りもされていて、「てやんでぇ!あいつから来やがれ!」なんて言いながら久しぶりに会うことにうれしそうにミナミ方面へ向かわれましたとさ。 2007/11/24(Sat) at JACK LION Welcome vs OLD HAND CLUB BAND 素敵でオモシロイ夜になったわ!! Welcome vs OLD HAND CLUB BANDのライブ。 正直、地元バンドなしでの2バンドブッキングでお客さんの入りが心配で心配で、電話しまくったりなんやかんや・・・俺の中では先に緊張感が充満してたのも確かだったんですが・・・でも開けてみればいい感じ。 ヒゲおやじの丹後の友人である「OLD HAND CLUB BAND」。 Baの加畑さんは、びっくりギターズやジャックライオンのロゴのデザインをしてくれたセンス溢れるデザイナーでもあり、大先輩でもあり。そしてGtの番場くんは、俺にとって音楽への接し方の鋭さを教えてくれる人であり、憧れる先輩であり。Drの高杉は、高校の時から一緒にバンドを始めた仲間であり、同級生であり、幼稚園の時からの幼馴染であり、なんやかんや言いながら一番の気になる存在であり、友であり、いいライバルであり。Keyのめぐさんは、高校の後輩でもあり、番場くんの奥さんでもあり、オルガンの友であり。Voののぼるくんは、なんていったって男前で、それにも増して、歌いだしてまさかここまで来るとは・・・と驚かされる努力家で。 今回の大阪遠征でのステージはブルース中心の構成だったんですが、あのいわゆるよくそこいらにある自分勝手なブルースバンドとは全く違う、歌心あふれた、そして素朴な優しさ溢れる純粋な音を届けてくれました。 俺は、丹後のこういう音をもっともっと自慢したいですよ。街にはなにもにぎやかなところもなく、本当に楽しみだけでで集まって音を出してきたバンドの音。これがバンドをするっていう事だと思うんです。 俺にとっては、この友人達の音は、自分の向かうべきところへの羅針盤のような存在なんです。何があっても一番大切にしたいもの。 ステージの最後には、Hoochie Coochie ManとSweet Home Chicagoを一緒に演奏。ありがたいって心から感じながらオルガンを弾かせてもらいました。ほんとうに、ほんとうにうれしかった。ありがとう。 先行のOLD HAND CLUB BANDがいい空気を作ってステージが終わりました。次は京都の「Welcome」です。大先輩バンド。 もう何度かジャックのステージに立っていただいてるんですが、観る度に驚きや発見、そしてどんどん引き寄せられていく自分に気がついています。 この人たちに果てはないのか?!そんなふうに思ってしまうほどのピークの高さ。ステージですべてを吐き出すかのような暴れっぷり。どんどん上へ上へヒートアップ!!でも落とすところは、グルーヴそのままに「スコン!」と落としちゃってね。これが何度も何度も来るうちにどんどんオーディエンスが引っかかって吊りあげられちゃうんです。 優しさあふれる「ともだちのうた」は、いつのまにか体中に染み付いてしまいました。 そのあとに来る「宝の山」でノックアウトさせられるのをわかってるのに、やっぱり「やられ」に行ってる自分がいる。不思議です。もう俺は「待って」しまってるんです、Welcomeグルーヴをね。 本編終わってアンコール。今回はリハでリーダーのBa&Voの衛さんに声をかけられました。「一緒にやろう」って。 曲はもちろん!「Black Night(DEEP PURPLE)」です。即OKで。 やっちゃいましたよ。ジョン・マシバ・ロードにも変身して。(笑)もうあのテンションのバンドに急に入ってやるには自分自身の外見の変身から来る「中身の変身」が必要不可欠な状態でしたからね。 曲の最後のKey祐子ちゃんとの人生初オルガン・バトルは、お互いヒートアップして何をやったか覚えてないくらい面白かったですよ。もうムチャクチャだったんじゃないのかなぁ? Welcomeで最高の空気が充満しきったジャックのホールは、集まっていただいた高校生から熟年の方々まで、笑顔あふれる豊かな空間になってました。ありがとうございました! 特にOLD HAND ROCK DAYという社会人のブッキングで高校生や20歳前後の子達が興奮しながら目をランランさせて「来てよかった!」「俺たち(私たち)も一緒にやりたい!」って言ってくれたのは、何よりうれしく感じたのです。 Welcome vs OLD HAND CLUB BANDの対バンは、見逃した人は残念!やけどまた生まれちゃったよ、最高の空気が。 ◆2007/11/9(金) at JACK LION A AUTUMN TOUR 2007 来たよ!来たよ!起きちまったよ! 大化学反応!! パワーアップして帰ってきたオープニングアクト:北河内BOYZ:古川卓(Gt&MC/韻シスト)&辻井彰(Gt/KARAKURI) が火を点けちまった! BOYZの演奏が始まってすぐから、Aのメンバー全員がホールに出てきてノリノリやったもんな。特にあの湊さんが立ってからだ揺らしてる姿、そして誰もしていないうちから手拍子、横にいた俺と何度も顔を見合わせては、楽しそうにあれだけ顔をニコニコさせてたのには、俺もびっくりしたよ。 北河内BOYZ、Great! BOYZの演奏の最後では我慢できなくなったAメンバーが打ち合わせなしでステージに乱入。ホールは一気に燃え上がったわ。 オープニングアクトが終わり、一旦セッティングのためメンバーは楽屋へ戻ったが、俺はあまりにもの盛り上がりにまるで今日のライブがもう終わってしまったかのような充実感。こりゃ参った。 さてさて、どうなることやら今日のライブ。 だって俺のどこかで「今日のピークは過ぎちゃったかな?」感があってね。 でもここからがこの日の真の化学反応やったわ。やっぱり。 炸裂やったね。細かいことは文才のない俺には表現できないよ。 途中、今度は北河内BOYZがAのステージに。参戦というより引っ張り出されたに限りなく近いが(笑)。もちろんこれも打ち合わせなし。あのバンドの、しかもあの異常に盛り上がったあの状態での突入はBOYZにとっては「決死のダイブ」に近いものがあった。写真はその時のステージサイドからの一枚。 しかしまぁこれもBOYZうまく絡んで行ったわ。すごいすごい。 とにかくヒートアップして行く一方のライブ。 オープニングアクトからノリノリだった湊氏のドラムは、もうこの時点でエライことになってます!! ただ言えることは、「A」3度目のジャックライオンはコレまでの2度のライブを遥かに超越したものになったということ。ライブはコレだからオモシロイ。でもこれは偶然とかいう不確実なもんじゃじゃないよ。そこには人の出会いや時間の流れといったライブを構成する上で実は絶対無視できない「理由」が存在してるんよね。 ホント楽しかったよ!一緒に観れなかった人、残念! ライブが終わってAメンバー&北河内BOYZの間には、強い絆が生まれていましたよ。ええ話もちらほら・・・。これなんよね、「音楽で人が繋がる」ってよぉ。 みんなここに入って来てや!そのために俺たちはココでライブハウスやってるんやで。みんなを待ってるからね! ROCK!!! 2007/10/21(Sun)at JACK LION 『矢吹卓ユニット』 矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr) 若手のスーパープレイにものすごく感動させられた。お客さんはいっぱいや。 『矢吹卓ユニット』 矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr)の演奏は想像をはるかに超える素晴らしいものでした。 思いもよらないところからの「意外な攻め」がまた強烈で、驚きが涙腺を緩めたね。ホント。 なぜか俺が高校生のとき元YESのキーボーディスト:パトリックモラーツのソロアルバムを手に入れて聴いたときの「衝撃」を思い出した。 矢吹くんの曲がいい。そして「超絶」!ピアノだけでロック好きの俺の心臓をもぶち抜く! とにかく曲が素晴らしいから、それをいい緊張感でプレーしてた今回の若いメンバーから出てくる音も良しとなれば、その素晴らしさが見事に伝わってきたんよね。すごかった!よかった! 超若手19歳の菰口くんのプレーは恐ろしほど素敵だったね。あの19歳のあのストラトさばきはジャックの歴史に残るよ。いやもうすでに日本の歴史には残る存在だと思うし世界に向いてる。 渕くんのドラムは「雰囲気」もバッチリでスコ~ンと抜ける爽快さ!気持ちええ。今は地元大阪で活躍する渕くん。そのテクとパワーで関西のシーン揺さぶってほしいなぁ。俺も応援するで! そしてやっぱり、言うまでもなくすなっぴ~のベースは圧巻やわな。 あ~、ほんとに素晴らしいライブでした。 もう一度このメンバーで・・・そう矢吹くんに伝えた。 ■2007/10/9(Tue) 金子マリPresents 「11th XP」 金子マリ(Vo、AG) 北京一(Vo、Performance) 森園勝敏(Gt、Vo/ex四人囃子) 小滝みつる(Syn 、Programming/ex戸川純&ヤプーズ) 事件が起きるって! 金子マリさんという人ほど「女性であり」「母であり」「人であり」を人生とともにすべてを歌にしてきた人はいないんじゃないかって。 すいません。俺ごときがこんなこと書いて。でもあの歌のあの気持ちよさ、素晴らしさは、あの「人」だからこそ生まれてくるんだろうって・・・。 よくマリさんのことを「下北沢のジャニス・ジョップリン」といまだに表現されるけど今や下北沢でもなければジャニスでもなく日本を代表し日本のロックをリードし続ける「日本の金子マリ」、いや「世界の金子マリ」で「かっこいい金子マリ」さんでしょ? でもやっぱり生まれ育った下北沢を愛し続ける金子マリさんなんですよね。 マリさんのライブをみたあと、自宅でいつものようにPCのキーボードに向かうのですが、なぜか何も書けないんです。過去の残してる文もすごく少ない。 だけど、こうやって毎回お会いするたびに俺はあの方に自分をそっとぶつけてみて学ばせてもらったり、自分自身を確かめたり・・・すると、自分の中で思うこと、感じることがどんどん芯が太くなり、また膨らむ一方なのです。 ココでこのライブレポを楽しみにしてる方も多いとは思いますが、今回は特にいろんな人がblogやmixi日記で書いてくれていますし、そばにいるライブに行った人から直接聞くこともできるでしょう。 ぜひ、「生の言葉」で聞いてみてください。きっといい話が聞けると思いますよ。 なにせみんな「事件の目撃者」なのですから。 (*しかしジャマーのあにきの「事件」という言葉がこんなにみんなに伝わることになるなんて・・・あにき、おおきに!) その「事件の目撃者」たちが第2の「下北沢」をつくるんだろうって・・・そう思いますし、願うのです。 そろそろそういう時期に入りかけてるんじゃないかなぁ。 金子マリPresents 「11th XP」・・・今回、関西のみの4日間のツアー。 一日目から4日目まで日々色が変化していったんだと思います。 そして4日目のジャック。4日目がジャックって言うのもマリさんの中には意図したものがあったと思うんですね。 北さんのパントマイム・・・がほんま「キタ!」なぁ。北さんのマイムが十分広がったであろうと思われた世界をもうひとつ広げるんよ。マリさんと北さんの2人で「無限」になる感じ。 初めて聴いた「かたつむり」の歌は、すんげぇパワーやった。 (そうそう、こそっとタージンさん観に来てたやろ?タージンさんはマイムで北さんのお弟子さんにあたるわけなんですよ。) 森園さんのギター、ほんま職人や。ところどころに感じさせるプログレッシヴな感触は俺にはすごいツボでおもしろかったわぁ。 小滝さんのプログラミングは「打ち込みの面白なさ」を全く感じさせへんセンスやったわ。あれがプロの世界なんや。すばらしい!飛ばされそうや! 来てくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました! 余談ですが・・・ ライブ後、マリさんと楽屋でなんやかんやとお話させていただいてて、「先週、大阪城ホールで米米のBonさんとフラッシュ金子さんに会って、マリさんの話になった」っていう話題になったんですが、その際に、米米のコーラスである菅木真智子さんはマリさんがきっかけで米米に入ったって聞きました。なんだかなぁ、俺が知らないだけで、この世界はちゃんと「人と人」がつながってるんやなぁって思いました。まぁ、だからこそ怖いんだけど。(笑) で、その菅木真智子さんは、マリさんのアルバムの中の曲「ラリル」でコーラスしてるんやね。調べてみると・・・マリさんに憧れて上京したんだって。 至極のお客さんと至極のエンターテイナー。 そこには、「特効薬」が分泌されます。 米米CLUB 再々感激祭 「ホントマツリ」編 ~マエ編とアト編で忙しくて忘れてました~ 2007/10/3(水) 大阪城ホール に、米米CLUB リーダーのBonさんから夫婦でご招待いただきました。 ライブは、あの大きな会場でスタートと同時に湧き上がってくるとてつもなく大きな、そしてパワーに満ちあふれた一体感が俺の中に「感動という特効薬」をぶち込んでくれました。 正直、突然の「突発性難聴」で耳の調子が悪くて悔しくて辛くて・・・。音楽のこと考えると悔し涙が出てきそうな状態なんだけど、この特効薬は効きそうです。 実際、すでに効いてる気がします。爆音自体は耳に良くないとは思うんですが、10日連続点滴してもほとんど効果出てないのに、昨夜のライブ後、冷静に判断しても逆に良くなってるように感じます。 このタイミングでこのライブに出くわしたこと。そこには何かがあるんでしょうね。そんな気がします。ほんとうにありがたいことです。 3時間にも及ぶライブ。途中短い休憩があったんですが、その時トイレでトランペッターのMITCHにバッタリ会ってお互いびっくり。 聞くと、MITCHは米米の金子さん(Key)のプロデュースでソロアルバムを制作中だとか。 そんな流れでライブ後は、Bonさん、金子さん、MITCH、俺という輪の出来上がり。コレもほんと縁やと思います。不思議なものです。 そして、その都度つくづく思うのです。やっぱり「人」やわって。 だからこそこうも思うんですよ。みんな来いって!集まって来いって!ここに集まってきて間違いないわ。 そしてエエもんつくったり、楽しんだりすればいい。 それだけでええねん。 そこに特効薬が分泌されるようになったら、世の中動くで。 「感動という特効薬」 これ、この先のキーワードになりそうです。 バッキャロー! いきなり言葉が荒くてごめんなさいね。 でも、昨夜のライブを観ながら「何か」に向けてそう言いたくなったのが正直なところでした。 2007/9/17 「AMIGO'S」ライブ。 ・・・言いますよ~。 『あの日、あの時間、ジャックライオンは、間違いなく 今、日本で最高のライブハウス だった!』って自信を持って言い切ります。 『言葉に出来ない』『ムチャクチャ楽しかった』『でもなぜか涙が出てきた』 あとからあとから、高校生からも熟年の方からも、AMIGO'Sを初めて観る人、そしてそうでない方からも老若男女問わずそんな言葉がいっぱい寄せらました。 うん、俺もそのひとりですよ。そして「また進化したAMIGO'S」を見てしまいました。 <上の写真>ジャックライオン始まって以来初めて、ライブ中にホールのドアを開けっ放しにしたくなりました。玄関ロビーの灯りは消してね。この音をこの空気をホール内だけに収めるのは到底無理がありすぎる!なんて俺とスタッフのケンメイは直感したんでしょうね。それをする事に何の意味があるかなんてわかりませんが、なぜかそうしたくなったんですよ。 たぶんあの場にいたみんなが「そう」思ってるんじゃないのかなぁ?昨夜のライブは「言葉にならないほど素晴らしいライブ」だったって。 ドアを開けっ放しにしてジャックライオン内をAMIGO'Sの音と空気でいっぱいにしたくなるようなライブ。ライブが進むにつれ会場を埋め尽くした満員の客さんみんなが「AMIGO」になってしまってたんです。 なんていったらいいのか・・・ほんとうに言葉にならないのですが、音楽スタイルがどうであれ「人間の一番フラットなところでの感情に入り込んでくる音はなんて素敵で、なんて強いんだ!」 そう教えてくれる大山大吾郎(ドラム&カホーン&ボーカル)山田晴三(ベース&カリンバ&ボーカル)八木のぶお(ハープ&ボーカル)田中晴之(ギター&ボーカル)の人間味あふれる素晴らい4人からなるAMIGO'Sというバンドがそこにいて、そのAMIGO'Sに心躍らせる素晴らしいお客さんがいて、その全てが昨夜ジャックライオンを『今、日本で最高のライブハウス』にしていたという事実は「ホンモノ」以外の何物でもありません。 「バッキャロー!」は、そんな気持ちから自然に飛び出したのです。 俺たちが正しいとか、あなたたち間違ってるとかそんな事を言うつもりはありません。でもホンモノはやっぱりホンモノで、そこにはちゃんと答えが出る・・・そう思うのです。 素晴らしいお客さんと素晴らしいミュージシャン・・・それなしで素晴らしいライブハウスなど存在しないんですよ。 私事で申し訳ないのですが、一人のライブハウスをやる人間として、とてつもなく大きな勇気をいただきました。うちのスタッフもそう感じてると思います。 これからも俺たちはまだまだやれることがありそうです。 みなさん、ほんとうにありがとうございました!!! 2007/9/9(Sun) at JACK LION ◆Misko Plavi (ミシュコ・プラヴィ) なんだろう?・・・その演奏は、特にキャッチーでもないのにその「なんだろう」に魅了されちまうこの感触。 セルビア(旧ユーゴスラビア)のアコーディオン奏者ミシュコ・プラヴィ。 その音はやさしいのに攻撃的でもあり、楽しいのにどこかにとてつもない悲しさもあるようで、生きる力のようなものをこの人から感じてしまうのです。 セルビア(旧ユーゴスラビア)という国が抱えてきたもの、そしてその国に生まれ育ったこと・・・あんまりそう考えながらステージを観たくはないんだけどどうしてもそんな何かを感じてしまうのです。 俺は、今回のライブにあたり口うるさく「観に来い!」とは言わなかったんですが、うれしいことに自ら何人もが「行きたい!」って反応してくれたし、あとは対バンのお客さんで「たまたま目撃者」になった人たちを合わせて約50人のお客さん。トップに出たM-スパイダーのお客さんが一番多かったかな?ほとんど二十歳くらいの若いお客さんだったけど、初めて出会ったミシュコのプレーに素直に反応してたのがとても印象的でした。 度々見せるとてつもない速弾きやトリル。そしてアコーディオンを叩いて出した「リズム」をリアルタイムで足元のサンプラーに取り込んでループさせる。その上にバッキングをまたかぶせ、どんどん一人で凄い世界が広がっていく。アコーディオンの音色も本体のボタンでどんどん変わる。そしてピーク時の力強さには、ほんとうにドキッとするんです。 今回のライブにはカホーン&タブラで「天空オーケストラ」のノブさんが参加してくれました。これがまたよかったんですよね。サンプラーのループにノブさんの生のパーカッションが絡んでどんどんドライブ感を増幅していきます。(これってけっこう難しいはずなんだよ) 「ドブロ!」これセルビア語で「いいぞ!」っていう意味なのかな? ライブ前にミシュコに尋ねたらどうやらそんな意味みたいなんで俺たち揃って「ドブロ!ドブロ!」叫びまくりました。(笑) アコーディオンって普通に見てたら右手にばっかり目が行くものですが、あの左手の意味をわかって見ると面白さが数倍になります。 アコーディオンの左サイドには小さなボタンが並んでいて、単音のベース音、そしてメジャーコード、マイナーコード、7thコードなどなど・・・ミシュコのアコーディオンにはそのボタンが120個も並んでいます。 そのボタンを押さえる指先を目で追っていると「神業」のようなプレーが理解できるのです。 そんな話を聞いてこのライブを見ていた市田くんと太朗はすっかり「ドブロ!仲間」でしたね。 でも先に書いた二十歳くらいのお客さん。そんな話は知らなくても初めて出会う「東欧のサウンド」ミシュコのプレーに自然に声が出てきてるようでした。また、ミシュコを挟むようにして緊張しながらも3番、トリで出たnero。そのneroのお客さんにも喜んでもらえたようです。 いろんな人たちがライブが終わってからミシュコと一緒に写真撮ったりして楽しそうだったのがうれしかったなぁ。 次はいつ来日できるかわかりませんが「ドブロ!仲間」増えてくれればいいんだけどって思います。 一緒に出てくれたM-スパイダー、そしてnero。この日のライブは3つのバンドがぜんぜん違うカラーのバンドでありながらも、ほんとにうまく混ざり合って「ライブハウス」をつくってくれました。ありがとう! 観に来ていただいたみなさん、ありがとうございました!!! あっそうそう。ヒゲおやじオススメの「若水」の天津飯。 ミシュコにもウケました。あの天津飯はセルビアでも「ドブロ」? ◆2007/9/2(Sun) at JACK LION Ra:IN PATA(Guitar/ex.X-JAPAN) michiaki(Bass/ex.TENSAW) 向山テツ(Drums/ex.CoCCo,レッドウォリアーズ) DIE(Key/ex.GLAY、hide(X)Band etc) Summer of Love Tour 07 JAPAN FINAL! 一日経った今、俺の喉がなんとなく「かれて」ます。 久しぶりに大きな声を連発したなぁ。 うん、やっぱロック・スターはカッコええ!! なんやかんや言う必要ない。あの姿見たやろ?! Ra:INというバンドに終結した日本の偉大なロック・スターは、世界のロック・スターに向かって突っ走ってるわ。 若い諸君にとっては、あそこにあったそんな気配を感じることもなく、ホールを埋め尽くした音の洪水の中、ただただ時間が過ぎて行き、なんかわからんままで終わってしまったんとちゃうかな?常連の8割、いや9割はそうだったんちゃう? イヒヒ・・・無理もないよ。真のロックは近いようで遠いところにあるんかも知れんね。 だけどまぁ次も観てみ。入って来かたの自分の変化に気づくハズだわ。 真のロックを求める姿を見せ続けてくれる大先輩のテツ氏、michiaki氏に凄まじいカッコ良さを感じて、そして、同世代のPATA氏、DIE氏の姿に共感して心から叫んじまったね、俺。 そして、その凄まじさは、あのステージにいた「テクニカル・スタッフ」の強烈なサポートもあってのことだということも忘れられない一日になりました。マジで凄かったよ、あのおやじたち。 ライブハウスレベルであんな人に出会えるとは・・・真の職人ってあのことだよ。 カッコエエで、Ra:IN。また、素晴らしい人に出会わせてもらいました。 鍵盤のDIEちゃん。 ほんまに俺の一歳下か?あのパフォーマンス見た?鍵盤投げたで!飛んでたで!俺やったら確実大ケガしてるわ。入院やね。(笑) 「オルガン」「DEEP PURPLE」「レズリースピーカー」「キーボードモニターYAMAHA KS-100」などなどという話が縁ですんげぇ仲良しになりましたわ。 うれしいんよね、ヒゲおやじは。最近ロックなキーボードなんかぜんぜんいないから、ロックキーボーディストで知り合う友達ぜんぜん出来んかったからなぁ。 ほんま、おおきにね。これからもよろしく!でも俺は飛ばんで・・・絶対ケガするから。まぁその前に「飛べん」しな。 <後日> 日を改めて資料用に残してるRa:INのライブ・ビデオを見ました。 ロック好き、プログレ好き、なんやかんや好きの俺にとってはキャッチーな響きが満載ですやん! 「お~っ!たまらんなぁ。ええわぁ」なんていいながら、また一人盛り上がってます。ライブ観るまでは、このバンドの事なんにも知らんかったくせにな。 で、改めて思うんですよ。このバンド、この音は、もっともっと・・・そんで、もひとつもっともっとくらいデッカイクラスの会場で響くべき音だってね。そんな強力な「飛距離」と「埋め尽くす力」のあるサウンドを浴びせかけてくれるバンドであり、人やったんやって。 それは、「爆音」っちゅう話やないで。それはきっとこの人たちの目標や経験から生まれてきたスケールやタイプの違いやと思うねんな。 打ち合わせもありRa:INのライブに行ってきました。 で・・・ライブの進み方が70年代のオールドロックのような緊張感で充満しまくってましたよ。 今日観たからといって、「このバンドはこうだ!」とか語れるようなバンドじゃないぞ、こりゃ。 なんたって「うん万人」のオーディエンスの前でステージに立ってきてる4人がキャパ100人程度の箱でぶちかますんだからね。納まりきるわけがない!ごっつすぎて。 明日はどんな・・・そしてジャックではどんな??? ほんとにわかりません。今の時点では・・・。 その日のいろんなすべての要素でどうにでも変わりそう。 俺もキミも・・・当日のジャックのすべてがその日の「ロックの要素」になる! その日の「茨木市横江2丁目20-25」という場所もロックの要素に・・・。 どう出るのか? 俺の中にロックな緊張が走ってます。お楽しみに!! まぁ、テツさんのキックとスネア一発ずつ浴びるだけでも十分“くる”わけで・・・ なんせ、 伝説のロックバンドと称され、松田優作氏がこのバンドの楽曲を自らのドラマ・テーマ曲に起用したり、X japanのhide氏がリスペクトされたとするバンド“TENSAW”のベーシストmichiaki氏が・・・ ジョン・ボーナムばりのドラムで矢沢永吉、福山雅治、Cocco、斉藤和義、浜崎あゆみ、中島美嘉のドラマーをつとめる向山テツ氏が・・・ そして説明は要らないX-JAPANのギタリストPATA氏が・・・ はたまたGLAY、hide(X)Band のキーボーディストD.I.E氏が・・・ やるわけだ! そして9月2日の一週間後には北京でやるわけだ! その前のライブが茨木市横江2丁目20-25のJACK LIONっちゅうわけだ。 ◆9/2(Sun) at JACK LION Ra:IN PATA(Guitar/ex.X-JAPAN) michiaki(Bass/ex.TENSAW) 向山テツ(Drums/ex.CoCCo,レッドウォリアーズ) D.I.E(Key/ex.GLAY、hide(X)Band etc) Copyright © [ ヒゲおやじ三面記事 ] All Rights Reserved. http://higeoyazi.blog.shinobi.jp/ |