「音を楽しむと書いて音楽」
確かにそうや。でもね、ある人がこう言ったんですよ。
「音が楽しんでいる」・・・ミュージシャンやオーディエンスが、「音を楽しむ」のじゃなくて、音(たち)が楽しんでしまっている状態。
多分、これこそが、良いライブ、心に残るライブの条件なのかなって、ライブをみてる途中、ふと思った。・・・ってね。
これは、僕の大好きなお客さんの言葉。音楽は自分でプレーしないホントのお客さんね。ミュージシャンじゃない人。
僕はこの言葉にものすごく「うんうん」って思ったんよね。去年の話。
さて、そんな状態がまさに一週間前、11日のAMIGO’Sのライブだったんや。今回ももう言葉にするのがくだらなく思うくらいに「こころ全開モノ」でした。
「勝手に楽しんでる音たち」にどんどんみんなが巻き込まれていく。
楽しそうに飛び回っている音たちに誘われて、からだも心も揺れて弾んでいくんですよ。
曲を知っていようが知らまいがぜんぜんお構いなし!その空気は次々に伝染する。まさにこれが「音楽」なんとちゃうやろか?
「音が楽しんでる状態」を作り出し「その場にいるすぐそばの人に次々に、そして確実に伝染させる」ことが出来るプレーヤーが4人。
大山大吾郎さん(ドラム&カホーン&ボーカル)、
八木のぶおさん(ハープ&ボーカル)、
山田晴三さん(ベース&カリンバ&ボーカル)、
そして田中晴之さん(ギター&ボーカル)。
なんやかんや言うてないで、音を出す者はこの「状態」を体で感じる必要があるんとちゃうやろか?
「音が楽しむと書いて音楽」
AMIGO!