日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。 古いものは「蔵出し三面記事」に移動もしくは多くはお蔵入り。 ライブの記事は「ライブのツボ」に移動して保存。

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◆2010/5/22(土)
EnTRANS Live Tour 2010

EnTRANS/
ヒダノ修一(太鼓)
ミッキー吉野(キーボード/ゴダイゴ)
鳴瀬喜博(ベース/カシオペア)
八木のぶお(ハーモニカ、ボーカル/AMIGO'S)




この後、この場所が想像を絶する光景に変わったのです。




俺は破壊されました。


テクニカルなことなど記憶にございません。
特筆すべきは、個々のメンバーのプレーしてる音がひとつ残らず全部聴こえる。すんごいアンサンブルや!
とにかくいっぱい入れて、ぜんぶ出た。。。大揺れ!
アンコールは会場全員での乾杯でスタート。
そして予定にはないダブルアンコール。

ジャックライオンでのEnTRANS、涙モノの最高峰でした。


打ち上げで憧れのミッキーさんとは約束をしました。
「今度はオルガンを貸します」と。

そして「その次はWLMのオルガンを持ってきてください」と。

「まず、そこまでは絶対来てください!」と。

ミッキーさんは快くにっこり笑いながら「OK」って。

ミッキーさんのプレーを好きになってから今年で30年。
やっと出会えた。そして始まった。
他にはない唯一無二なやさしさがあふれるあの音とグルーヴ、ダイナミクス。ミッキーさんは、なにかが他とまったく違うんです。


バランスが崩れているんよね、きっと。
心と体のバランス。
だからヘンな悩み方やからだの調子を崩したりする。日本全体ね。

たとえばバブル以降の音楽業界の仕事は、仕方が無いところもあるんだけど日銭に追われてきたように思います。日銭ばっかり追っかけてたばっかりにバランスを崩した。そう、バンドマンのみならずオーディエンスをも育ててこれなかったんだと。そして今、その現状に業界自身が振り回されているのかなぁって。

でもね、人の「カラダ」はそんなに変わってないと思うんです。いい音楽、いいグルーヴは、心臓の鼓動のようにきっと人の体に理屈ぬきで馴染むはずだと・・・。

生命としてね。


『ありがとうございます』

という言葉は、届きそうにないところにも心の中で言い続けるべきです。

苦悩を与えてくれたところにも。

悩みのない人に悟りはないそうです。悩んでないのに、苦しんでもないのに悟れるはずがないと。。。


若いときぁ、現実なんて見て見ぬ振りするもんさ。

逃げるわけじゃなく、知らんぷりして湧き出てくる力を推進力に換えるんだよ。そしたら現実にはあり得ないものが生まれてきたりするもんだ。

歴史の勉強も大切だけど、未来を作ることはもっと大切なんやわ。
その大切なもんを手にしたら、歴史を作ってきた人たちの大切さも身に染みてくるもんだと思うんやな。

俺の場合、一番力になってきたのは「音楽でなんか飯食えんぞ」「お前は夢食いのバクや」です。
現実に押しつぶされそうになったら、それより大きな夢見たらええんや。

大きな志を持ってやったことは、一生力になるで。

そんなふうに思いながら見ています。


今のままじゃまるで「キャンペーンハウス」やな。
そりゃ何回か来たらオモロなくなりますわ。

ここ、ほんな「ライブハウス」でっか?

ちゃんと「ライブ」できるようになっとかんとな。
これからはホンマの意味でライブがオモロなる時代がくるで。

*キャンペーン【campaign】
ある目的のもとに組織的に人々に働きかける活動。宣伝・啓蒙活動。


しかしまぁ、A。。。リアルタイムの音のやり取りの世界。「瞬時」「瞬間」の反応で繰り広げられるあの究極のミクスチャー空間。
やっぱすんげぇよ。

もう観察の時代は終わった by MAR☆BIN


◆2010/3/8(月)
AMIGO'S with 川門正彦(From 石垣島/三線)

ライブが終わって、その日の感想をここに残す。
それを見てくれた誰かが一人でも次のライブに行こうって思ってくれれば・・・って思って書いてたけど、最近はそのことが逆に何人かが足を運ばなくて済ましてしまう一因にもなってる気がしてます。

堂々巡りってこのことかな。

とはいえ、先日のAMIGO'S with 川門正彦は、文句なし、これまでの最高記録更新ライブになってしまいました。
この日のライブはオープニングアクト吉田このみちゃんから最高への波は始まってました。
Photo By OOMATA
川門さん入っちゃったし。このみちゃん、むっちゃいいんだわ!

そんでこれ。写真から空気読めるでしょ?

川門さんのうた、そしてAMIGO'Sとのコラボ・・・お客さん、スタッフも含め、何人が笑って、泣いて、してたでしょうか。
ホンマ、すごいライブになりました。


個人的にも昨年の石垣から始まり、この日まで・・・いろんな部分で喜びも苦しみも共有してきた結果です。
たった一日。でも、ライブはね、そうやって作ってるんだよ。

八木さんが言ってくださってたそうです。
『ジャックライオンみたいなライブハウスが日本中にあればいいのに』って。
あれっ、このセリフ誰かも・・・ジョニーさんですね。

ありがとうございます!!!

僕も思います。こんなライブが日本中にあればいいって。


◆2010/3/8(月)
AMIGO'S with 川門正彦(From 石垣島/三線)

あの日本一のハーピスト八木さんが「川門(かわじょう)さんのバックならいつでもやるよ」って。
今度の月曜のライブはそんな強烈な三線(さんしん)&うたの川門正彦さんが石垣島からわざわざこのライブのために本土へ飛んできてくれると言うもの。
俺自身、川門さんとAMIGO'Sのサウンドが融合した瞬間を昨年の石垣島AMIGO'Sライブでの打ち上げで体験した。そうセッションで。
ただ単に三線のあのスケールが洋楽にのっかるだけのものじゃない、なんていうんだろう。。。とにかくぶっ飛んだ。
で、いつかこれがステージで実現すれば・・・と思ってた。

「業界腐ってる」だの「景気が悪い」だの人のせいばかりにしてないで、筋の通った音を出し続けている猛烈な音楽魂の人たちの生き様をもっと知るべきです。聴くべきです。観るべきです。そして話すべきです。

ジャックライオンはそんな場所。集まってくれ、ロック魂を有する者たち。


◆2010/3/8(月)
AMIGO'S with 川門正彦(From 石垣島/三線)

川門正彦(三線&Vo)
大山大吾郎(Dr&Per)
八木のぶお(Harp&Vo)
田中晴之(Gt&Vo)
山田晴三(Ba&Vo&kari)

オープニングアクト:吉田このみ


開場18:00 開演19:00
前売4,000円


◆2010/2/14(日) at JACK LION
MICHINA&TOMO Japan Tour 2010
ミシェル・ミチナ(vo, pf) 前田智洋(gt)
from FRANCE
http://www.michina-tomo.com/

ゾクゾクしたね。

奥から戸高さん、michinaちゃん、前田くん。


michinaちゃん


前田くん


Yeah!

オープニングアクトのLahja、これまでにない初めての緊張感の中でもよくやってくれました。いっぺんに好きさ倍増しました。


甘い部分はあるよ。「遊び」の程度ね。

一見危なっかしいが、もしガチガチに固めたら大事故になるわって。
ハンドルってそんなもんやと思ってる。
でも調整は大事。

ただ一つ、俺の調整した「遊び」で遊ぶなよ。


◆2010/1/14(木)
Bass Ninja 今沢カゲロウ ソロパフォーマンス


タイトルはカゲロウ氏の日記から引用。

1年ぶりのカゲロウ氏のソロパフォーマンスは、期待を裏切る事無くさらに進化を遂げていました。
残るミュージシャンは、みな凄い努力をしてはります。カゲロウ氏は、それをすべて昆虫から学ばれてるようです。
人間の進化。そんなもんあるのか?
人間が進化しないのは「無理だ」と計算できるから。だからカゲロウ氏は2000年以降、年間250本に及ぶライブツアーをはじめたらしい。体力はいけるそうです。ただ精神力は。。。
そこでそのストレスを越える事で進化を遂げるべくツアーを決行。そうして今のカゲロウ氏の姿があります。

ペーパームーンでのカゲロウ氏、内P、そしてヒゲおやじの朝方までの3人の打ち上げは、俺にとって素晴らしいヒントを授かった素晴らしい時間になりました。
カゲロウ氏、そして昆虫に感謝。


初めて動画で見た!やっぱ素晴らしい、このメドレー。
すごいよ、ロックバンドにしてこのコーラスワーク。そしてこの自由自在さ。
オルガンの歪みとレスリーの絶妙なセッティングはここが最高かも知れん。


なんとも言えぬ不思議な魅力を秘めた彼でした。
透き通るようなきれいなあの目。
この世界でやっていく音楽と正面から向き合って、戦って戦って戦い半ばでこのような日を迎えてしまったのは、ほんとうに無念だろうと・・・。

残された3人のメンバーが一番辛いでしょうし、なにか我々ができればと思います。 これからが大事。
あれだけの感動を歳の離れた我々世代にも与えてくれたんですからね。


そして、自分がこんな仕事をしていながらも、実は中学生になって初めて連れて行った「ライブ」というものに、戸惑いながらも自然に手拍子をしだした我が娘の姿がありました。父親としてすごくうれしくなったのを今でもよく覚えています。
それが彼らのライブだったのです。
親と子を初めて音楽でつないでくれた瞬間でした。


メリークリスマス。

こうやって今年も音楽できるだけで「まず」十分じゃないですか。

お金ない?それでいいじゃないですか。

自分がやりたいことできて、それを喜んでくれる人がいて。

音楽は自己表現だけじゃない。
みんなの思いを代弁してくれてる、ほかのものでは表せない特有の力がある。

そこに僕たちは直接触れられているだけで、今日も幸せじゃないかって思うわけです。


(追記)
安らかに。

合掌。


俺達大人が無意識のうちにろくでもない世の中の仕組みを作っちゃったもんだから、その代償は確実に若者に回っています。
「今の若いもんは」という台詞は何代にわたって使われてるか想像もつかないが、若者特有のエネルギーや発想もこれまた今も昔も変わらないものであると思うのです。
このご時世、間違いなく若者は過去最大の「何か」を背負わされているように感じます。それは「負」ではなく「無」なんだと思うんです。
でも、彼らの「無」にちゃんとしたものを注いであげられれば、あっという間に吸収して本来持っている力を発揮してしまうことを大人はわすれてもあきらめてもいけないと感じるのです。

実は、相変わらず凄いですよ、今の若いもん。身近で感じるんですよ、それを。もちろん山ほど文句もある中でね。(笑)

2009年もあっという間に終わろうとしています。時間は待ってくれんのよね。





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