日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。
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あるコマーシャルで20何年前に聞いたコピー。 お~っとってなってね。あのころ。 なんだ?その自由はってね。で、そんな自由は心に迷いがあったら得られんって俺は思ったわけだ。 のびのび自由に生きましょ。行きましょ。 ただその前に、迷わんように「決断」しときましょ。 迷ったまま、なんだか新しい分かれ道が来ちゃったら、迷いの連鎖にハマっちまうから。 キミらいろいろ参考になることをいっぱいいっぱい耳に入れてるけど、「決断」せ~へんもんやから、ありゃまぁありゃまぁと迷いに巻き込まれるわけで。。。 あぁそれと「不安」なんちゅうもんは、友達みたいなもんやからね。不安がってる自分はショボイんとちゃうやろか?なんて思わんでええよ。 やるも、やらぬも。行くも、行かぬも同じ価値ある決断です。 「決断」。心をちょっと決めてみよう。 ◆2008/10/5(日) 僕らのしぜんの冒険 at JACK LION リーダーの佐藤正治 (Per. Voice.)を中心に、深町純 (Pf. Key.)、KONTA (Sax. Vo./ex.バービー・ボーイズ)3人のバンドとして、2007年1月より活動開始。 オリジナルはもちろん、クルト・ワイルがらフェリーニ、バッハ、詩の朗読まで、彼らは、あらゆるものを感じるまま、しぜんに歌い、演奏し、新しい音を生み出して行く。それはまるで音の冒険。 一度出会えば、やみつきになる、ちょっとアバンギャルドで、先鋭的な大人のポップミュージック。 「僕らのしぜんの冒険」と一緒に音の冒険に出かけよう!! 僕らのしぜんの冒険 ~はじめての旅~ 佐藤正治(Per, Vo./MASSA) 深町純(Key.) KONTA(Sax, Vo./バービーボーイズ) ◆2008/10/3(金) at JACK LION BRUSH&PICKS 野口明彦(Dr/センチメンタル・シティ・ロマンス) 岩田浩史(Gt/金子マリPresents 5th element will) オープニングアクト:Dr.Smith 妙なプレッシャーに覆われながらステージに登場したオープニングアクトのDr.Smith。演奏はきっと後でビデオなんかで見直したら、そりゃぁ荒い荒いものかもしれません。でも、こんなに精一杯音出すバンドがここに立つ事にヒゲおやじの思いがあります。 聴いた?あの「新鮮な音」。 その精一杯やるメンバーの姿は、フロアにいた同年代のバンドマンの胸のうちに「何か」を残したんじゃないでしょうか? これぞ、僕にとってジャックライオンでのオープニングアクトなのです。 最高のオープニングアクトだったぞ。Dr.Smith!!! さぁ、いよいよBRUSH&PICKS登場です。 ドラムとギター&ボーカルというスタイルの特別さに目が行きますが、BRUSH&PICKSのそこをクロースアップしても御門違いでしょう。 野口さんと岩田さんの歌心。そこから生まれてくる音たちに(僕がいうのもおこがましいですが)僕自身が一番憧れ、大切にしたい「音楽」がありました。 アルバム「奇跡の人」のタイトルにもなっている曲「奇跡の人」。この曲は、肺がんと闘い4年前に亡くなられたミュージシャン・KOUTAROさんを歌った曲だと聞きました。 この曲を歌う岩田さんの姿に、BRUSH&PICKSの心の表現に強烈に胸を打たれたのは言うまでもありませんし余韻が一日経ったいまも残っているのです。 で、最後に「ドタバタ・セッション」。結局全員ステージに上がってしまいました。実はこれ、予定にはありましたが俺だけが知ってる内部事情を明かせば「予定外」でした。(笑) 若いDr.Smithは、今から育つ新鮮さと活力に満ち溢れていました。そして、心の表現を追及する大先輩ミュージシャンBRUSH&PICKS。この2つのジャックライオンでの共演に僕は音楽の意味を感じずにはいられませんでした。 「おい!お前ら練習せぇよ!」 打ち上げも終わり、帰り際、発車した車の窓から岩田さんがDr.Smithメンバーに放ったシンプルな一言がなんだかこの先への「なぞなぞ」みたいに聞こえてきておもしろかったヒゲおやじです。 そんな軌跡を残しあのお二人はジャックライオンを去っていきました。 『音楽って素晴らしいぞっ!』 今、先日の荻創太(CONSTRUCTION NINE)とヒメノアキラの弾き語りのビデオを創太とアキラに渡すのにダビングしながら、そして見ながらこれを書いてます。 飲まずに寝ようと思ったけど、やっぱ飲みます。飲めます。濃い目で。 若い彼らが「同じ故郷の奴で集まること」を現時点でどのくらいのことに感じてくれているのかわからないところもあります。 今の僕にとってああやって集まることは、故郷を振り返るとか、懐かしむとか、同郷だからとかじゃなくて、歳は違えど同じように体の中にある「あの特有の土地で育った時を越えた想いがまたこうやって違う土地に集まれば、そこには今までに無いものが生まれるはずだ」という強い信念があってのことです。 田舎だとかに限ったことではないとも思っています。 誰でも自分が育った町があるし、ロックを好きになったルーツある。 大切にしたい、裏切ることの出来ない大好きなものを心に刻んで「何か」をするということは凄い力を生み出すと思うのです。自分がぶれない「何か」を持つことになる。 そして、心が折れそうになった時、ちょっと帰ってきて再び自分を発見できる「何か」を持つことになるのです。 俺はそれをどこにいても大事に思いながらきたし、バンドには昔から「自分の出身の市を名乗ってくれ」なんて言ってきたし、俺は今、茨木にいるからここで生まれてくるものを大事にしたいと思ってます。 22日のライブに出てくれた若手バンド「Buny BoooON」も「To ThE InsidE」も「くりキントン」もみんなそれぞれそんな感覚を抱いてるって感じさせてくれるいいバンドだと俺は思ってて、だからこの5バンドにあの日集まってもらったわけです。チケットノルマもわざと外してみた。試してるけど、それが理想やから。 観に来てた人、そしてステージに立った人・・・あの場にいた人すべての人にあの日あの空間に生まれていた「何か」がちょっとでも胸に残ってくれていればうれしいです。 あれをもっともっと内側にぎゅ====っと集めてその核を爆発させれば「何か」がいっぱい外へ飛び散るはずなんやわ。 それが我々に与えたれた使命。頑張らねば。 そんな「何か」のせいで、ああいう時ってみんな感情が高ぶってるから、あとで映像で見直したりすると演奏は荒々しかったりするもんです。でも、そんなんどうでもええねん。いや、むしろ今はそれやからええねん。リアルタイムのライブでやっている今の時点でそんなこと気にしてビビってたら何にも始まらんから。そんなこと気にならんくらい「何か」が生まれてたからあの日は最高やったやんか! 「たまたま」じゃないって思うことがよくあります。 タイミングは「たまたま」やったかも知れませんが、あとで思えばそうなったことにはハッキリ理由が存在してるんですよね。理由が存在してる以上、「たまたま」じゃないんですよね。 特に「いいこと」に関しては、その理由を知ることがその人の人生に大きなものを与えてくれると思うんです。 偉そうかもしれませんが、「縁が(あるようで)ない人」を見かけます。 そういう人を追ってると、「縁」がないんじゃなくて、縁を遠ざけてるというのか、自分の都合が先にあって、めんどくさがってるって言うのか、ちょっとの努力や時間の調整でなんとかなるのにって思えることが多いように感じます。 「チャンスは掴むもの」なんていいますが掴んだ人から学ぶのは、それを掴む前に人に伝わる何かをしてしてるのだということです。たとえ無意識でも。 僕もしょっちゅう思います。「なんでかなぁ?」「なにがアカンのかなぁ?」って思うこと。 だから意識して(一般的には)めんどくさい(と言われる)ことをして、時間もつくりそこに費やしてみるのです。 自分の都合を他人に対して上手く説明して「免れる」ことを繰り返しててもなにも報われることは起きないと思うのです。 僕は、そんなふうに今、学んでいるように感じています。 つつましさが必要だと思わせてくれる人に何度も繰り返し会えるようにならんとあかん。 出来ないことは出来ないと言えるようにならんとあかん。 やりましょうと言える自分にならんとあかん。 一生懸命やらんとあかん。 挑戦し続けんとあかん。 進むためにうまく休まんとあかん。 初心を忘れたらあかん。 あかん自分になったらあかん。 経験を重ねて偉そうにするために生きてるんやない。 次やれること、やりたいことをやるために生きてる。 今自分が出来ることなんてまだまだしれてますからね。 やろうとしてる奴と話してたらそんなことを思いました。 日々精進。何かが生まれるとおもしろい。 ◆2008.9.15(Mon) Shane Gaalaas ドラムクリニック at JACK LION http://shanegaalaas.com/jp/ 「セミナー」とは言えShaneはライブのようにみんなで自由に音を楽しむことを大切にしてくれてましたよね。それがグイグイ伝わってくる人でした。 「また出会ってしまった」一言で言えばこれがすべてです。そう言い切れるほんと素敵な人で素晴らしいドラマー。 質問コーナーや一緒にセッションすることは、いろんなセミナーでいつもあることなんですがそれをコミュニケーションのきっかけにしながらみんなでもっと音を楽しみたいという熱が伝わってきます。それでも100人全員は出来ない。だからみんなで手拍子、足拍子やろう!それぞれ思い思いのビートを出してくれって何度も言ってましたよね。 おいおい、あのドラム見た?感じた?そりゃまぁ気持ちいいこと。カッコいいこと・・・。ドラマーじゃない奴も見に来るべきだったね。B'zのドラマーってプロフィールは入り口だけで十分。入ってしまえばやっぱ要はリズムやわ。 こんなダイナミックなドラマーと一緒に音出せたらどんなに幸せだろうって贅沢なこと勝手に考えてしまいましたよ。 絶妙に繊細なハイハットさばき、その中になんとなく存在する「ゆるさ」というのか「広さ」さは、やっぱり世界は広い!そんな感覚を覚えて無意識のうちに体が揺れます。グルーヴでっせ!クゥ~!って来ます。と思えば桁外れのパワードラム!オリャ~!その大胆さにもうそりゃ声出るっしょ?黙って見るほうがムリっす。 なんしかスケールが違うわ。何千人、何万人に一気に音を届けることが出来るドラマーのスケールっていうんですか?不思議と出音が「大きなホールでやってるかのような音」の感じがすんねんなぁ。なんでやろ? 曲調に合わせてshaneの叩き出すリズムそのものがその会場を広くしたり狭くしたり七変化させんねんな。 いや~スゴイ!!! さて、セミナーが終わってからShaneが「ここはホントに気持ちよかった。で、このスピーカーシステムは何なの?(shaneは機材にもかなり詳しいらしい。確かにそんなことを感じる場面は今日だけで何度もあった)」って質問してきたから「これはPeaveyだよ。(実はPeaveyはアメリカでは3流ブランド)」って答えると「えっ!マジ?」って驚きながらしかめっ面してました。「Why?」・・・そんな感じ。 俺はそれに対して「愛情とアイデアの力ですよ(笑)。」なんて実はマジで答えたりして。 でもそうでしょ?あなたのドラミングもまさにそのままじゃないですか?!僕らはそれをあなた方に教えてもらってるほうなんですよ。 Shaneは、この場所も音もスタッフもすんげぇ気に入ってくれてたなぁ。「また会いしましょう」は約束やね。 さぁこの先何が起きるやら。なにやら起きそうな「線」が何本も見え始めてます。 すげぇプレッシャーだ。 日々思うんです。 先輩があんなに凄いことをやってのけている。 年下の奴があんなに頑張って事を起こしてる。 凄いじゃないか! 俺何やってるんやろ?なんて思うよ。 目をつぶって、耳をふさげは何も知らずに済む。 知らなけりゃ、このプレッシャーや緊張は無いに等しい。 だけどそれを見たくなるし聞きたくなるし、そこに行きたくなるのは、きっと「憧れ」や「目標」や「夢」みたいなものをむちゃくちゃ感じるからなんだろうな。 悔しいけど人生は楽しい。 出来るようになりたいことはまだまだある。出来るかどうかは、わからない。 俺に何が出来るかやってみよう。 いつもこわいけど。 すげぇプレッシャーだ。 「出来ない理由」なんていくらでもある。どんな時でも。 だってめんどくさそうやん?大変そうやん?どうなるかわからんやん? それがFIX(固定)していくから「オトナニナルトオモンナイ」っ言うねんなぁ。 だったらFIXさせんかったらええねんなぁ。 経験は過去のデータ。予想も過去の分析から。過去のことや。 でも、未来はこれから作るんやわ。 さぁ、自らの感覚で動こう。不安な気持ちを紛らすために長いもんに巻かれてる場合ちゃいまっせ。何もせんかったらオモンナイオトナニナルで。 (②からの続き) さぁオープンです。 ありがたいことに、6時半の時点でお客さんが何人も並んでくれています。俺にとってのこの一週間は、このためにあったといってもいいくらいですから、まさに心の中で拳にぎり気分は「よっしゃ~!」です。 いつものように常連の来るのが遅い!このときばかりは毎回「お前らどんだけ偉いねん!」って言いたくなります。 本番は予定より10分押してスタート。 告井さんが一人で登場し、「アコギ一本でビートルズ」です。アルバムを出し、それ以外のレパートリーも増え今では40曲ほどのアコギ一本でビートルズがあるらしいですが、立ったまま右足をイスに乗せて弾く告井さんのギターさばきとノリにみんな目パチクリ。MCなしで続くビートルズの連続プレーに客席は驚きのまなざしでした。 最後の曲の途中でメンバー登場。そのまま「夏の日の想い出」に続きます。 その後・・・「うちわもめ」「Honey Lady」「ロマンス航路」「暖時(くつろぎ)」「あの娘の窓灯り」「庄内慕情」「ロスアンジェルス大橋Uターン」「ポテトチップスかじるすりる」「ハロー彗星」と続きました。 途中、歌詞があやふやだったり、音が出なくなってやりなおしたり、キメが合わなかって苦い顔したり、笑ったり・・・あるんやわ。俺にしてみれば、こんなことも自分たちの曲を自分たちでコピーしなおしたりして毎回ライブしてきた変なバンド、35年続くセンチの醍醐味だったりするわけで。(笑)いつまでもお腹いっぱいにならないセンチの魅力はこんなところにもあるんだわ。 さて、休憩を挟んで斉藤哲夫さんのライブです。 実は俺自身も「生斉藤さん」は初めてで。 やさしくつま弾くギターをバックに飛び出してくる斉藤さんの強烈な言葉のロックに、気が気じゃない状態のはずの俺の心でさえもわしづかみされたんです。 ピアノのさがみ湘さんがまたそれを膨らませます。 「言葉の力」「真のロックスピリッツ」ここにあり。 参りました。もしこの日、俺が純粋に「お客」だったなら、完璧に大泣きしてたと思います。 K司さんが「斉藤さんをジャックライオンへ!」と言ってくれた意味が本当の意味でわかりました。ありがとうございます、K司さん・・・でもあなたは来てない!!!(笑) その後、センチメンバーがすべて合流し、さがみ湘さんもエレアコに持ち替え8人でのステージ。「甘いワイン」「あなたの船」「She's Bird」「グッド・タイム・ミュージック」「夜空のロックンローラー」「風景」という流れでエンディングに向かいます。 センチの強烈な西海岸コーラスを伴って、ここはいったいどこなんだ?と思うくらいの空気が生まれていくのです。 甘いワインやShe's Birdでの告井さんの定番タバスコのビンでのスライド、グッド・タイム・ミュージックのときの告井さんのペダル・スティールのチョイスは絶妙すぎなわけで。 で、アンコール。 ビートルズの「This Boy」「Now here」、そしてセンチで「雨はいつか」で、はっぴいえんど。 すべてが終わってから、半ば無理やり呼んだジャックの若い常連バンドマンが「呼んでくれてありがとう。」なんて言いよってね。「そうやろ、来るのが当然や」なんて強気で言いながらもうれしさいっぱいな俺。 打ち上げも次の日が名古屋入り11時だというのに新旧入り乱れて深夜まで盛り上がり。個人的には、古くからセンチを支えてきたサポーターの先輩方と語り合えた最高のひと時でした。 この日のお客さん81名。去年の100名からは減りましたが、ジャックライオンの常連バンドマンではない一般のお客さんが去年よりも増えました。わざわざ「こんな場所」までほんとうにありがとうございました。 そして無理やりに近い形で引っ張っぱられて来ちゃったジャックライオン若手のみんな、ほんとうにありがとう。 俺はね、バンドってこんなに素敵なんだって、俺なりの形でみんなに伝えたいんよ。 最後に・・・東京へ行ったバンドマンの一人が、7日と8日東京曙橋のBack In Townであったセンチのライブにたった一人で行ってきたようです。 その彼が日記にこんなことを書いています。(勝手に拝借) 昨日、今日はセンチメンタルシティロマンスのライブを見に行ってきましたー♪ 一人で行ったのにスッゲー楽しくてビールじゃぶじゃぶ飲んじゃいました。 合い席になったお父さん達や、周りの方々もすごく楽しそうで、 昔のセンチのライブ話だとか、機材車バスに勝手に乗り込んだエピソードとか、竹内まりやさんがどうのこうのとか、 今度あの曲コピーしようぜ!とか、なんか年齢差かなりあるんだけど、話してる内容はおれらとあんまりかわらねぇなーと思って、ジャックライオンにいてる気分でしたw まぁ、でも20代でライブ観に来てるの完璧に私だけで若干居場所がなかったというか。。w そう考えるとジャックライオンって各世代が混在してて異様だよな。 私が歳とっても通えばその層がどんどん深く厚くなるのか。面白いな。 平成生まれがセンチを観てたりするのかな?w 「うん!」って思ったね。 (①からの続き) さぁいよいよライブ当日です。 車組と電車組に別れての大阪入り。車組が早めに到着し早速のセッティング。一時間ほど遅れて督さん哲夫さんら電車組到着。 リハでは最後にセッティングした督さんがひとりステージでギター弾きまくっているとすかさずDrの野口さんが「はいはい、わかったわかった。もうわかったから静かにせ~や。」と突っ込み。督さんはまったく聞こえない素振りで「あと、これワウな。」「これ一番でかい音な。」「これサンタナ風の音ね。」と上乗せしてきます。このへんのセンチの絶妙な人間バランスが面白いんですわ。 前回もそうだったんですが督さんフェンダーのアンプはバックがオープンタイプなので、野口さんのオーダーでバックをダンボールでふさいでるんです。うるさいからって。(笑)ふさぐとアンプから出る音は明らかに硬くなってしまうんですがこれをOKする督さんにある種の「プロ根性」を見たりするわけですよ。 リハはセンチからスタート。ジャック独特の低音の溜まりがやっぱり気になるようで、ある程度予想してチューニングしていたものの、それ以上に少し時間をかけて音作りしていきました。なにせ楽器の数も多いからマイクの数も凄い。そのうえほぼ全員が歌うわけですから音の「まわり」が半端なくて大変。 オペのアーミーと2人で必死にチューニングしていきます。 でもこれが出来てしまえば、ここからはセンチの音が弾けます。告井さんのペダル・スティールがホール内に響けばもうすっかりセンチワールドの始まり始まり。 野口さんのボーカルマイクだけシュアーの「58」から「ベータ58」に変更してリハーサルは終了。 次は斉藤さんのリハ。 告井さんのアドバイスで斉藤さんのエレアコの音を少しこもった感じにして「うん、こんな感じだね。」って告井さんのOKが出ればこれまたここから先は斉藤ワールドでした。サポートキーボードのさがみ湘さんはセンチのユタさんの鍵盤をそのまま使います。 リハーサルが終了。 本番前の食事は、このままゆっくりということで外に出ず向かいの中華料理「若水」のお持ち帰り若水弁当。これがまた美味い。ただ歳のせいか、から揚げは余り気味(笑)で余ったから揚げがうちのスタッフにどんどん配給されておりました。 最後に、なんとメンバーそれぞれが別々に担当する「それぞれの物販」を準備します。センチCD数種類、督さんTシャツ2種類各色、告井さんソロCD、今回だけのセンチステッカー&カッティング・シート、斉藤さんCD&DVD。 準備完了。さぁいよいよオープンです。 ・・・続く ◆2008/8/2(土) センチメンタル・シティ・ロマンスwith 斉藤哲夫 at JACK LION センチメンタル・シティ・ロマンス 告井延隆(Vo&Gt)中野督夫(Vo&Gt)細井豊(Vo&Key)野口明彦(Dr)瀬川信二(Ba)本田"タコ坊"正憲(Per) 斉藤哲夫(Vo&Gt) 「斉藤さんをジャックライオンへ!」(ジャマーのK司さんの声ですわ) そんな声が聞こえたのは春ごろの事だったかなぁ? 接点もないしどうしよう、でもいつか・・・そんなふうに自分の心の中に残しながら過ごしていると、なんと名古屋でセンチと斉藤さんのジョイントコンサートが決まってることを知るのでした。 こりゃ、これしかないな。きっとそういうことなんだろう。 そんなふうに感じてさっそく督さんにTEL。しかしながら、俺にしてみればセンチだけでもオファーに勇気がいるのに、それに増して斉藤さんもとなれば、そりゃぁもうなんて言ったらいいのかわからないほどで。 こうなったら督さんの勢いに負けにように心構えしながらTEL。でも結局半分やられてしまう。(笑) そんなこんなで決まったセンチメンタル・シティ・ロマンス with 斉藤哲夫ライブ。正直この日を迎えるまで、いや、この日が終わるまで気が気じゃなかったですわ。 ちょうど一年前、初めてセンチがジャックに来てくれたとき、嬉しかったんだけど正直気が気じゃなかったから「今度来てもらう時は俺ももうちょっと落ち着けるようになってライブを楽しんじゃうぞ!」と心に決めていたものの、今回は斉藤さんの上乗せと来りゃハードルが高くなっちまってね。 で、当日を迎えるにあたり今回のブッキングの発端となるK司さんにメールを送ると「8月2日は仕事の真っ最中。わざとこの日を選びやがったか。斉藤哲夫氏にジャマーとタイバンできるようブッキングしといてや~ 」とショックで鼻血が出そうな返信。 「おい!あんたやで!!」 と、事務所で大きな声をあげたわけで。(笑) そんなこんなで始まった今回のセンチ wuth 斉藤哲夫ライブへの道でした。 おまけに8月の行楽に一番の土曜日とあって、お客さんのレスポンスが雲行き怪しそうな様相。家族サービスやら旅行やら海やらキャンプやら免許合宿やら・・・俺にとっては「うらやましいぞ~!」とも言えるような逆風が吹きまくります。 こんな事には負けてられんぞ! そう思ってみなさんにはご迷惑をおかけしたかもしれませんが、メールやら電話やら、ネット告知やらで、特にライブまでの最後の一週間は、事務所に、自宅にこもりきりで昼も夜も「それだけ」をやってしまってました。 途中には、督さんから「斉藤さんのサポートでピアノのさがみ湘さんが入ることになったからホテルもよろしくね~!」なんて勢いよく電話が入ります。3日前には「パーカッションのタコ坊も行くぞ~!」なんてね。 「バンド総動員」になることの嬉しさがこみ上げると同時に、ケツを叩かれてるような感じも生まれてくるもんで。 さぁ、ついに当日を迎えますぞ。 ・・・続く 今年結成35周年を迎える日本一長~く活動を続けるバンドがここにある。 続いたのか、続けたのか、止まる必要がなかったのか、止められなかったのか・・・それは、そのうち26年間追いかけてきた俺にもわからん。 いつもライブを見るたびに、「近々レコーディングをして新譜を・・・」と聞かせられて期待しながらも「新譜なんて出たか?」と思うくらいなのに。(笑) そして、いつの間にか今日に至る。 出会った最初から「日本一長く続いてるバンド」であったはずもなく、俺が出会ったときは紛れもなく結成8年ほどのバンドで、督さんとユタさんは27,8歳、告井さんも30過ぎだったわけで・・・。 初めて聴いたときから今も同じ曲だらけ・・・だけど全然飽きたりしないし、古くもならない。なんでだろう? むしろ俺が若いとき「ダサい」と思った曲が今では一番グッと来る曲になってしまってたり・・・。 この人たちも当時は若かったはずなのに・・・。 なぜ?なんて人たちなんだ! センセーショナルなデビューをしながらも、ヒット曲なんてありゃしない。表の舞台で大きく取り上げられるようなこともない。 なのに段々今の時代になってクローズアップされつつある。過去を追うのではなく今のこのバンドをね。 なぜ?なんて人たちなんだ! それはただ単に35年という数字だけではないはず。このバンドに存在する何か・・・それは何? 誰も真似できない所にいる人たち~センチメンタル・シティ・ロマンス~ ジャマーバンドのあにきからこんなメッセージをいただいたのでそのままを紹介します。 「筋金入りのPOP」 - あにき 2008/07/25 (Fri) 00:07:14 ついに。ジャックにセンチ+哲夫さんが登場ですね。 日本に、本当の意味での中期ビートルズサウンドをはじめて再現したのは、斎藤哲夫さんです。73年の「バイバイグッバイサラバイ」と名作「グッタイム・ミュージック」。この2枚は、今聴いても素晴らしい輝きを持っています。 この人のヴォーカルは誰にも似ていない。そこが素晴らしいです。また、曲作りでの、ビートルズとディランを行き来するセンスも、唯一無比でしょう。 かたや音楽の天才:告井さん率いるセンチ。督夫さんはジャックではおなじみでしょうが、センチが人のバックをやるときの最高さは、竹内まりや(山下達郎夫人)やEPOでの、まるっきりLAなセンスが証明してくれます。 若いバンドマンで、将来どんな風に音楽やっていくかを考えたい人たち。必見です。何もかもがお手本になりますよ。一瞬タリとも見逃さないで! 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