日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。 古いものは「蔵出し三面記事」に移動もしくは多くはお蔵入り。 ライブの記事は「ライブのツボ」に移動して保存。




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2007/03/13...(Tue)...03:42...
2007.3.11(sun) at JACK LION

◆とくべん
中野督夫(センチメンタルシティロマンス)
湯川とーべん(ex.子供ばんど)

毎回毎回そうなんやけど、素敵なライブがあって、それをここにレポするのは、興味をもってもらうには、いい「きっかけ」だと思いながらも、観てないのになんとなくどんな雰囲気だったのか中途半端に理解されそうなのがどうも納得いかなくて、ついつい「意固地」になっちゃったり・・・。

11日の「とくべん」のライブもまさに出し惜しみしたくなるそんな空気のむちゃくちゃ楽しい、そして素晴らしい一日になりました。


督さんと出会って25年。いろんな場面を目撃してきましたが、今回のとくべんのステージはまた新しい一面を垣間見てしまいました。
凄いと思うんです。不思議でもあり。
督さんに関しては25年前も「センチの督さん」、そして25年経った今も「センチの督さん」。一度も解散していないし、それもファンの期待を裏切ることもなく、ずっと同じサウンドを届けてくれるバンド。なにも変わらない。
そんなバンドがこの日本に存在しているということ自体が「あり得ない話」といってもいいんでしょうが、なにも変わっていないのにこうやって目の前には常に新しいものも展開され続ける。
これって33年前のデビュー時にとんでもなくしっかり出来上がっていたっていう証拠でもあり、またその後も常に時代と共にフラットに音楽を捉えてきたって言うことなんだろうなって感じるんです。
なんか「東大阪の町工場職人」の話みたいじゃないですか?小さな町工場で培われた確かな技術と鋭い感覚のアンテナと努力から生まれる世界最先端技術の話みたいな・・・。

まぁ、ややこしい話はよしとして、この日初ジャックとなった「とくべん」のライブは、マジあり、ギャグあり、テクあり、振り付けあり、アコギあり、エレキあり、バラードあり、ロックありの至れり尽くせりの充実の職人っぷりの督さんとトーベンさん。
トーベンさんのベースの「ロックっぷり」にはびっくりしました。日本中を揺らしたロックバンドのベーシストとしての格の違いを体感させられました。それが弾き語りで出せるトーベンさんって・・・弾き語りで出せるんやで?!わかるか?この意味。
俺はスイッチ入ったね。飲んだ飲んだ!
フロアも相当盛り上がってたわ。
総一郎のお父ちゃんが立ってた。誰よりも先に一人立ってた。そしてノッてた。俺はその姿が何よりうれしかったんです。
会場は最初から最後まで笑顔と笑い声でいっぱいやった。


途中、FLASH BACKの赤石が申し出た督さんとの共演コーナー。やったよ。一歩踏み込んだで!バカモノのワカモノ。これでええねん、これで!

俺なぁ・・・やればやるほど思うわ。維持するだけでも大変やけど、みんなが集まってくれてこんな空気が生まれるこの場所は、ホンマ「ええライブハウス」やってね。それをお手伝いできる素晴らしい仕事させてもらえてるなぁって。

打ち上げは、大笑いしながらこの日一緒に出演した新田さん、そしてkimiyoちゃんをはじめみんなで歌うたったり、ギター弾いたり・・・遅くまで。
俺なんか歌いながら涙ぐんじゃったわ。
ただいつも思うんだけど、これを宝物にはしたくないね。こうやって生まれる空気をジャックにいるみんなでつくって行きたいって思うわけですよ。
そうやって出来上がっていくものは、やがて「地の利」みたいに、日本の音楽でもなく、関西の音楽でもなく、大阪の音楽でもなく、茨木の音楽でもなく「ジャックライオンの音楽」になるんかなぁって。
個性ってそうやって生まれるんとちゃうかなぁってね。「グローバル」なんていう時代やからこそ、そんな一面が大切で一番力になるんやないんかなぁ?ってね。
「東大阪の町工場職人」の話みたいにね。だからこそ競争も激しいけどな。(笑)そして、茨木へ、大阪へ、関西へ、日本へ、そして「いざ世界へ!」ってな。それがホンマの「グローバル」なんちゃうかなぁ。
若い子ってさぁ、遠く見てんのはいいけど、みな足元固めてへんから、すぐ足元すくわれるやん?
あこがれはわかるけど世界を知る前に世間を知れっ・・・てね。


「とくべん」・・・ええわぁ!
ほら、kimiyoちゃんもこんなに楽しそう。
kimiyoちゃんも赤石も次の日のペーニャのライブにも行っちゃったらしい。そう、行きたくなるんよ、「あの素敵な時間」を過ごせるから。


来ていただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。




この写真はね、この日たまたま2Fのびっくりギターズにアコギを買いに来てくれた女の子とそのお母さんを接客しちゃった督さん!
どんな店員さんよりギター売れる接客ぶりに、その様子をみるオーディエンス席までできるありさま。(笑)
そして傍らでトーベンさんはもっぱら突っ込み役。
それに大喜びして興奮気味のお母さんとイマイチ状況が把握できない娘さんの様子が面白かったなぁ。
だって、とんでもない2人の店員さんやで!店員「とくべん」やもんな。でも、娘さんには「さっぱり・・・。」ってわけや。おもろいなぁ。
で、ちゃっかり自分のCDも買ってもらっちゃった督さんはバンドマンの鏡とでも言いましょうか。(笑)お母さん、サインまでもらってほんと嬉しそうだったわ。

右はベースを物色するトーベンさん。
何本か弾いて、結局29800円のプレベに「これがいいねぇ!」ってなっちゃって実はこの日のライブで使っちゃったわけです。
このベース、今も店頭にあるよ。トーベンさん「お墨付き」のベースはなんと¥29800-!!!





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