◆2009/3/17(火)
Simon Phillips Japan Tour 2009Simon Phillips(dr) / Mike Miller (g) / Melvin Lee Davis (b) /Everette Harp (sax) / Mitchi Forman (key)
いつもの事ながらミュージシャンを車で迎えに行く。いつもの新大阪。
ただ、今日はちょっとハードルが高い。
俺とアーミーの2台で行ったんだが、俺のクルマにはSimon Phillips氏とMelvin Lee Davis氏。世界のリズム隊(リズム隊というと瀬川君に怒られるが)が乗り込んだ。アーミーの車には Mike Miller氏、Everette Harp氏、そしてMitchi Forman氏。
まぁ免許取ってから一番慎重に運転してたかもしれないね。
俺の車ではMelvinがむちゃくちゃ陽気に話す。それにSimonが応えるって感じかな?何を話してるかよくわかんないけど音楽の話ばっかりっぽい。ライブの進行の事やアレンジのことかな?時に俺でも笑えるくらいのニュアンスでジョークを織り交ぜながらトークは盛り上がってる。
音楽にストイックなくらい真っ直ぐ向かい合ってる感じ。
さぁジャックライオンに着きましたよ。
ここから極度の緊張感がジャックライオンにまん延します。
ステージには昼過ぎからくみ上げられた楽器軍が満載状態。ライブに向けていつもと同じように空気を作りながら進めてるつもりでもその緊張感は隠せません。スタッフも完全にテンパッています。テンパッている分、いつもより体力的エネルギー消費も激しいんでしょう。リハーサルが終わり客席をセッティングする時点で完全にみんな動きが鈍くなっています。
実際俺もカリカリしてましたから。
ふたを開ける前に自分自身がわかっているのは、当初想像してたより少ない予約数です。それでもオープン時には、多くのお客さんが玄関先でオープンを待たれています。「ありがとうございます。」そう心の中で何度も言いました。
平日にこの場所で19:00という条件もあるかもしれません。3月という忙しい時期もあるかもしれません。この不況も影響あるかもしれません。今の時代、いくらSimonと言えども「そう」なのかもしれません。
来てもらいたくてみんなに電話したりメールしてる時も「当然立ち見ですよね?」「もう予約いっぱいじゃない?」と言われると辛かった。それが書きたくないけど正直なところ。
でも、一番言えることは、俺達自身(ジャックライオン)の「認知度」「告知力」の乏しさを一番感じるわけです。
実際、身近な人に連絡していても「まじ?知らんかった。教えてくれてありがとう」なんて言われました。
俺達9年かかってもココまでしか来てないんやって思うんです。
俺ね、昨年からライブのフライヤー作って楽器店やCDショップやスタジオを回ってます。そこでも痛感してます。まだまだ全然知られてないって。
そこに「Simon Phillips」という世界のドラマーの力をお借りしたとしてもですよ。これは俺達の力の無さです。まだまだと言う事です。
そんな中、今回は多くのジャックライオンの若いバンドマン、そして御馴染みのお客さんが足を運んでくれました。前日言ったのに「よっしゃ、行くで!」と言ってくれた方も・・・ほんとうにうれしかった。
熱いお客さんの数66名。ありがとうございました!
ライブの内容はココで書く必要はないと思っています。このメンバーですよ。ここはジャックですよ。決まってるじゃないですか?!そりゃぁもう。。。涙もんです。
そんな中、俺が個人的に注目してたMike Miller氏のギターには飛び切りやられたことは報告しておきます。
うれしいのは、ライブが終わってからも何通かメールを頂いた事。このライブへ熱い感想を伝えてくれる内容と背中を押してくれるうれしいメール。「やってよかった。」そんなふうに心底思えるメール。
俺達はこの先、それにもっともっと応えていかなければいけません。
また、突然今日、アメリカのkaiさんから初めてメールをもらいました。あのISAOちゃんのSPARK7のkaiさんね。
『先月サイモンにあったとき日本ツアーでジャックライオンに行くっていってました。サイモンにはよろしく伝えておいてといっておいたのですが・・・』ってね。『いや、なんにも・・・俺もバタバタしてたので全くそんな会話する余裕無かったんですけどね』って返すと『やはり忘れていましたか。あはは!忙しい彼らですからね! 』って返ってきました。
そんなとこでつながってたんや?!いや~知らないところであったんですね。流れは。
ライブが終わり、放心状態の中、時間があったスタッフのヒロと朝近くまで話しました。良かった事、反省すべき事。
上の告知の話もそのひとつ。俺達がやれる事、やらなければならない事はまだまだ山のようにある気がします。
その一つ一つがこれからジャックライオンを利用してもらうみなさんに喜んでもらえるようにつなげていかなければいけないって思っています。
今回のライブがひとつの節目として次へとつながるように頑張ります。息子の卒業式のようにね。
最後に、あの日来ていただいたみなさん、ありがとうございました!
そして遠くから見守っていただいたみなさん、ありがとうございました!!
Simon、Mike、Melvin、Everette、Mitchi、ありがとうございました!!!
みなさんに心から感謝します。