日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。 古いものは「蔵出し三面記事」に移動もしくは多くはお蔵入り。 ライブの記事は「ライブのツボ」に移動して保存。

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「タイプ」「性格」なんて、お前の言う通りお前は「そう」なんかも知れん。そないに簡単に変わるもんじゃないやろうし、もしかしたら一生そうなのかもしれんわなぁ。俺自身もそう思うわ。
でもな、タイプは変わらんでも「姿勢」は、変えれるはずや。
それさえも変えるつもりもなく「タイプ」として押し切るんか?

それじゃこの先もなんにも起きんわ。
ナンパにでも行って来い。


『プロは、難しいことをですね単純にするんですよ。アマチュアは簡単なのを難しくする・・・。』

ちょっとここにメモっときますわ。

でも、先に言葉じゃないんよね・・・そう思えるところまで自分がいけるかどうか。


『音を楽しむと書いて音楽』
『音が楽しむと書いて音楽』
『音で楽しむと書いて音楽』
『音と楽しむと書いて音楽』
『音も楽しむと書いて音楽』


2008/3/1(Sat)at JACK LION
『矢吹卓ユニット』
矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr)

矢吹卓ユニット・・・前回のジャックでのライブは去年の10月。今回も同じメンバーでのライブ。
「同じメンバー」は、偶然でもなんでもなく、ヒゲおやじのオーダーです。前回のライブが終わったときすぐに「次も同じメンバーで」と矢吹くんに頼んでおきました。それは、この4人の組み合わせがなにより・・・。

インスト・バンド。そりゃぁ彼らのテクニックときたら、凄いもんです。一番若手のギターの菰口くんなんかまだ20歳になったばかりなのに、数々の賞を受賞したり、ウルトラセブンXのサウンド・トラックを製作したり、村上“ポンタ”秀一とのユニットを始めるなど、「とんでもない級」です。
で、そんな優秀な若手ミュージシャンが集まったこの矢吹卓ユニット。テクニックは「保証つき」です。だからライブはのっけから「超絶テクの打出の小槌」のよう。ドキドキするスーパー・プレイが展開されていくわけですわ。

でもね、俺はこのユニットを観ていて、もちろんその「テク」にも注目するんですが、俺にはこの4人のステージでの姿が「カッコよくて」惹かれるんです。
曲、音、テク、曲に対するアプローチや意気込み、挑戦、緊張感、ノリ、表情やステージでの姿・・・いろいろ言い方はあるけどとにかくこの4人でやるときの緊張感のバランスが一言、「カッコええ」んですよ。

それで十分っしょ?!


「音を楽しむと書いて音楽」

確かにそうや。でもね、ある人がこう言ったんですよ。
「音が楽しんでいる」・・・ミュージシャンやオーディエンスが、「音を楽しむ」のじゃなくて、音(たち)が楽しんでしまっている状態。
多分、これこそが、良いライブ、心に残るライブの条件なのかなって、ライブをみてる途中、ふと思った。

・・・ってね。
これは、僕の大好きなお客さんの言葉。音楽は自分でプレーしないホントのお客さんね。ミュージシャンじゃない人。
僕はこの言葉にものすごく「うんうん」って思ったんよね。去年の話。


さて、そんな状態がまさに一週間前、11日のAMIGO’Sのライブだったんや。今回ももう言葉にするのがくだらなく思うくらいに「こころ全開モノ」でした。
「勝手に楽しんでる音たち」にどんどんみんなが巻き込まれていく。
楽しそうに飛び回っている音たちに誘われて、からだも心も揺れて弾んでいくんですよ。
曲を知っていようが知らまいがぜんぜんお構いなし!その空気は次々に伝染する。まさにこれが「音楽」なんとちゃうやろか?

「音が楽しんでる状態」を作り出し「その場にいるすぐそばの人に次々に、そして確実に伝染させる」ことが出来るプレーヤーが4人。
大山大吾郎さん(ドラム&カホーン&ボーカル)、
八木のぶおさん(ハープ&ボーカル)、
山田晴三さん(ベース&カリンバ&ボーカル)、
そして田中晴之さん(ギター&ボーカル)。

なんやかんや言うてないで、音を出す者はこの「状態」を体で感じる必要があるんとちゃうやろか?

「音が楽しむと書いて音楽」
AMIGO!



★2008/1/20(Sun) at JACK LION
安達久美クラブパンゲア 新春ツアー'08
http://www.ragnet.co.jp/artist_adachi.html

安達久美(ギター)則竹裕之(ドラム)
清水 興 (ベース )河野啓三(キーボード)

前回のジャックでのライブはちょうど一年前。
ヒゲおやじが必死になって声かけてやっとの思いで迎えたその日、お客さんは40人にも満たなかった。悔しかったのを思い出す。
それでも彼女は、ギター1本でそこにいた高校生からおやじまで興奮させたんだよね。

そして一年後の2008年1月20日。あれから一年経って彼女が再びジャックに帰ってきた。
驚いたね。
まずお客さんが「倍以上」になった。俺が必死にならなくてもね。
オープンの前からお客さんが並びだし、オープン時間には完全に満員になった。
インターネット上で検索するとびっくりするくらいヒットする件数が増えているし、注目されてるってわかる話題が山ほど出てくる。

そして、そんな彼女の今回のライブも明らかに去年より「らしく」なってる。
何が?
うん、安達久美というギタリストが元々持っている「色」がはっきりライブで出てきてて、彼女がリスペクトしているであろうジミヘンやジェフベックといったギタリストの匂いがそこらじゅうに出てくる。1曲目からぶっ飛ばしや!バリROCK!

これこれ!

いや~、そうでなくっちゃ安達久美!だって、俺が初めてあなたのギター・プレイを見て惚れたのは、「それ」があったからなんやからね。

帰り際、彼女に「この先、もっともっと爆発しまくってな。」って言ったんだけど、それに対しての彼女の言葉は、「まだまだ理想とは程遠いところにいますから、この先もっと行きますよ!」だって。。。うひょ~!

楽しみにしてんで!久美ちゃん!!
自由に飛んでくれ。


先日、何年ぶりかにあるバンドのリーダーから俺の携帯に電話が入る。
「やれるだけやってきましたが、今度のライブで解散します。ぜひ観に来てほしいんです」って・・・。
また『最後に最後の電話』か。

バンドのスタートから数年前までジャックライオンで頑張ってたバンドがあった。
メンバーの都合でその先をあきらめ一度は解散しかけたんだけど、その後すぐに「いい話」が浮上し、なんとか活動できるカタチをねん出して市内を中心に活動。出会う人も増えて今日まできた。
俺は、ずっとネット上で追いかけてたつもりだったけどある日彼らを見失った。バンド名が変わりHPも引っ越していました。

で、最後に電話。最後の電話。

ほんとにやれるだけやってきたのか?
ほんとにみんなに聴いてほしくてバンドしてたのか?

なんでそんなふうに言うかって?

だって、俺は「あれから」の彼らの音を聴いていないし「あれから」の彼らの姿も見ていない。俺だけじゃない、あの頃あの場にいたみんながそう。
自分たちの「出発点」にさえ何も届いて来ないバンド活動を「やれるだけやった」「みんなに聴いてほしかった」って、なんで言い切れるんだろう。
結果が出せなかったひとつのわけは、最後になってから思い出した『最初』に大事なものを置き忘れていったからじゃないのかなぁ?
なぜ届けに来ない?

そんなもんか?音楽って。
そんなもんか?バンドって。
そんなもんか?人って。

ひがんでるんじゃないよ。
誰か!目の前で何度も起きているこの繰り返しの中から何か学びとってくれへんか?!あのバンドもこのバンドもまるでパターンのように同じニュアンスでこんなカタチの最後の日を迎えてしまう。

若いバンドマンたちがまるで口癖のように言う。「繋がりが大切」って。
俺は、この言葉の彼らの持つニュアンスに疑問を感じずにいられないのです。
出会う人が増えればその分だけやらなければならないことも増えるのです。
年賀状書きのようにね。



2007/12/7
この日GibsonからROBOT GUITARが生まれた。
ペグに「超小型サーボモーター」が内蔵され自動的にチューニングを行うらしい。しかもGotoh製のペグより軽量というから驚きだ。
サイトにやたらと詳しい説明や動画もある。見たけりゃ見るがよい。
気をつけなければならないのは、このギターを持ったからといってロックスターになれるわけではなく、まだ「チューニングが出来た」に過ぎないことだ。

次はJIM DUNLOPからROBOT PICKが生まれるのを楽しみに待ってみよう。


★ジョニー吉長 Band Live
 member
 Dr.Vo. /ジョニー吉長
 Ba. /鮫島秀樹(ex.TWIST、HOUND DOG)
 Gu. /西山 毅(ex.HOUND DOG)

2007年12月06日(木) at 堺 FUZZ

会いに来たでぇ~っ!

ジョニーさん完全復活!
うれしくて・・・ほんとにうれしくて。
この目で確かめたかったから、今日は堺へ。
久しぶりに会えたことがうれしくて思わず抱きついてしまいました。
あのドラム、あの歌・・・あのままだったよ。
鮫島さんの仕切りがいい感じのようで段取りもバッチリ!
ジョニーさん、いい音ありがとうございます!
今度はこのメンバーでジャックでお会いしましょう!
美味いオイルサーディン用意しときますね。あっ、送っちゃおうかな。

ライブ後はしばらくゆっくりしてから、この日ファンダンゴで20周年記念イベントに出演していた息子さんのKen Ken(RIZE)と合流する段取りもされていて、「てやんでぇ!あいつから来やがれ!」なんて言いながら久しぶりに会うことにうれしそうにミナミ方面へ向かわれましたとさ。


2007/11/24(Sat) at JACK LION
Welcome vs OLD HAND CLUB BAND

素敵でオモシロイ夜になったわ!!
Welcome vs OLD HAND CLUB BANDのライブ。
正直、地元バンドなしでの2バンドブッキングでお客さんの入りが心配で心配で、電話しまくったりなんやかんや・・・俺の中では先に緊張感が充満してたのも確かだったんですが・・・でも開けてみればいい感じ。

ヒゲおやじの丹後の友人である「OLD HAND CLUB BAND」。
Baの加畑さんは、びっくりギターズやジャックライオンのロゴのデザインをしてくれたセンス溢れるデザイナーでもあり、大先輩でもあり。そしてGtの番場くんは、俺にとって音楽への接し方の鋭さを教えてくれる人であり、憧れる先輩であり。Drの高杉は、高校の時から一緒にバンドを始めた仲間であり、同級生であり、幼稚園の時からの幼馴染であり、なんやかんや言いながら一番の気になる存在であり、友であり、いいライバルであり。Keyのめぐさんは、高校の後輩でもあり、番場くんの奥さんでもあり、オルガンの友であり。Voののぼるくんは、なんていったって男前で、それにも増して、歌いだしてまさかここまで来るとは・・・と驚かされる努力家で。
今回の大阪遠征でのステージはブルース中心の構成だったんですが、あのいわゆるよくそこいらにある自分勝手なブルースバンドとは全く違う、歌心あふれた、そして素朴な優しさ溢れる純粋な音を届けてくれました。
俺は、丹後のこういう音をもっともっと自慢したいですよ。街にはなにもにぎやかなところもなく、本当に楽しみだけでで集まって音を出してきたバンドの音。これがバンドをするっていう事だと思うんです。
俺にとっては、この友人達の音は、自分の向かうべきところへの羅針盤のような存在なんです。何があっても一番大切にしたいもの。
ステージの最後には、Hoochie Coochie ManとSweet Home Chicagoを一緒に演奏。ありがたいって心から感じながらオルガンを弾かせてもらいました。ほんとうに、ほんとうにうれしかった。ありがとう。

先行のOLD HAND CLUB BANDがいい空気を作ってステージが終わりました。次は京都の「Welcome」です。大先輩バンド。
もう何度かジャックのステージに立っていただいてるんですが、観る度に驚きや発見、そしてどんどん引き寄せられていく自分に気がついています。
この人たちに果てはないのか?!そんなふうに思ってしまうほどのピークの高さ。ステージですべてを吐き出すかのような暴れっぷり。どんどん上へ上へヒートアップ!!でも落とすところは、グルーヴそのままに「スコン!」と落としちゃってね。これが何度も何度も来るうちにどんどんオーディエンスが引っかかって吊りあげられちゃうんです。
優しさあふれる「ともだちのうた」は、いつのまにか体中に染み付いてしまいました。
そのあとに来る「宝の山」でノックアウトさせられるのをわかってるのに、やっぱり「やられ」に行ってる自分がいる。不思議です。もう俺は「待って」しまってるんです、Welcomeグルーヴをね。
本編終わってアンコール。今回はリハでリーダーのBa&Voの衛さんに声をかけられました。「一緒にやろう」って。
曲はもちろん!「Black Night(DEEP PURPLE)」です。即OKで。
やっちゃいましたよ。ジョン・マシバ・ロードにも変身して。(笑)もうあのテンションのバンドに急に入ってやるには自分自身の外見の変身から来る「中身の変身」が必要不可欠な状態でしたからね。
曲の最後のKey祐子ちゃんとの人生初オルガン・バトルは、お互いヒートアップして何をやったか覚えてないくらい面白かったですよ。もうムチャクチャだったんじゃないのかなぁ?
Welcomeで最高の空気が充満しきったジャックのホールは、集まっていただいた高校生から熟年の方々まで、笑顔あふれる豊かな空間になってました。ありがとうございました!
特にOLD HAND ROCK DAYという社会人のブッキングで高校生や20歳前後の子達が興奮しながら目をランランさせて「来てよかった!」「俺たち(私たち)も一緒にやりたい!」って言ってくれたのは、何よりうれしく感じたのです。

Welcome vs OLD HAND CLUB BANDの対バンは、見逃した人は残念!やけどまた生まれちゃったよ、最高の空気が。


背負い込み上手は大人な証拠。背負ったものを上手に降ろせるのはもっと大人な証拠。
でもな、大人になろうとして無理して背負い込む必要ないんやで。どうせ何年か先、背負わんとあかんもんが出来るから今は何も背負わんで空けといて。
それが今キミがやらなあかんことや。キミはまだ若いねんから。
キミじゃなくて、もっと背負わんとあかん奴がいっぱいおるんやからな。
キミはそのあとで十分。




◆2007/11/9(金) at JACK LION
A AUTUMN TOUR 2007


来たよ!来たよ!起きちまったよ!

大化学反応!!

パワーアップして帰ってきたオープニングアクト:北河内BOYZ:古川卓(Gt&MC/韻シスト)&辻井彰(Gt/KARAKURI) が火を点けちまった!
BOYZの演奏が始まってすぐから、Aのメンバー全員がホールに出てきてノリノリやったもんな。特にあの湊さんが立ってからだ揺らしてる姿、そして誰もしていないうちから手拍子、横にいた俺と何度も顔を見合わせては、楽しそうにあれだけ顔をニコニコさせてたのには、俺もびっくりしたよ。
北河内BOYZ、Great!
BOYZの演奏の最後では我慢できなくなったAメンバーが打ち合わせなしでステージに乱入。ホールは一気に燃え上がったわ。

オープニングアクトが終わり、一旦セッティングのためメンバーは楽屋へ戻ったが、俺はあまりにもの盛り上がりにまるで今日のライブがもう終わってしまったかのような充実感。こりゃ参った。

さてさて、どうなることやら今日のライブ。
だって俺のどこかで「今日のピークは過ぎちゃったかな?」感があってね。
でもここからがこの日の真の化学反応やったわ。やっぱり。
炸裂やったね。細かいことは文才のない俺には表現できないよ。

途中、今度は北河内BOYZがAのステージに。参戦というより引っ張り出されたに限りなく近いが(笑)。もちろんこれも打ち合わせなし。あのバンドの、しかもあの異常に盛り上がったあの状態での突入はBOYZにとっては「決死のダイブ」に近いものがあった。写真はその時のステージサイドからの一枚。
しかしまぁこれもBOYZうまく絡んで行ったわ。すごいすごい。
とにかくヒートアップして行く一方のライブ。
オープニングアクトからノリノリだった湊氏のドラムは、もうこの時点でエライことになってます!!

ただ言えることは、「A」3度目のジャックライオンはコレまでの2度のライブを遥かに超越したものになったということ。ライブはコレだからオモシロイ。でもこれは偶然とかいう不確実なもんじゃじゃないよ。そこには人の出会いや時間の流れといったライブを構成する上で実は絶対無視できない「理由」が存在してるんよね。
ホント楽しかったよ!一緒に観れなかった人、残念!

ライブが終わってAメンバー&北河内BOYZの間には、強い絆が生まれていましたよ。ええ話もちらほら・・・。これなんよね、「音楽で人が繋がる」ってよぉ。

みんなここに入って来てや!そのために俺たちはココでライブハウスやってるんやで。みんなを待ってるからね!
ROCK!!!


◆2007/11/9(金) at JACK LION
偉大なるロックの化学反応!
実験はいつもステージで行われる!

A


MAR☆BIN(Vo&Sax)
大西 真(Ba/金子マリPresents 5th element will)
湊 雅史(Dr/DEAD END、奥田民生)
橋本 ジュン(G)

ロックを打ち砕くロック!

それがA(あ)

こりゃまるで、バンドの大喜利だ!
終わったあとの何もないステージ見たら、
ライブがまるで夢だった
ような気分になる。
不思議なバンドよ「A」



そして・・・オープニングアクトに久々の
北河内BOYZ!

古川卓(Gt&MC/韻シスト)
辻井彰(Gt/KARAKURI)


いろんなことを話したけど、これは言ってなかった。
本当は一番伝えたかったのは、これだと思う。
帰りの車のなかで整理して出た言葉。

『強がるな』

それなりに長く続けてきたし、経験もいっぱいしたからこそ、曲げたくない何かも出来てしまうと思う。それはそれでしょうがない。キミだけじゃないし、むしろそれで普通。そんな年齢でもある。
でももし今、キミがいい道を歩めていれば、強がる必要もなく、謙虚でいられるはずだった。

だからこそ強がるな。
難しいかも知れんけど、難しいことにチャレンジしてるからこそ、難しいこと言わしてもらうよ。


2007/10/21(Sun)at JACK LION
『矢吹卓ユニット』
矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr)



若手のスーパープレイにものすごく感動させられた。お客さんはいっぱいや。
『矢吹卓ユニット』 矢吹卓(P)/菰口雄矢(G)/砂山淳一(Ba)/渕雅隆(Dr)の演奏は想像をはるかに超える素晴らしいものでした。
思いもよらないところからの「意外な攻め」がまた強烈で、驚きが涙腺を緩めたね。ホント。
なぜか俺が高校生のとき元YESのキーボーディスト:パトリックモラーツのソロアルバムを手に入れて聴いたときの「衝撃」を思い出した。

矢吹くんの曲がいい。そして「超絶」!ピアノだけでロック好きの俺の心臓をもぶち抜く!
とにかく曲が素晴らしいから、それをいい緊張感でプレーしてた今回の若いメンバーから出てくる音も良しとなれば、その素晴らしさが見事に伝わってきたんよね。すごかった!よかった!

超若手19歳の菰口くんのプレーは恐ろしほど素敵だったね。あの19歳のあのストラトさばきはジャックの歴史に残るよ。いやもうすでに日本の歴史には残る存在だと思うし世界に向いてる。

渕くんのドラムは「雰囲気」もバッチリでスコ~ンと抜ける爽快さ!気持ちええ。今は地元大阪で活躍する渕くん。そのテクとパワーで関西のシーン揺さぶってほしいなぁ。俺も応援するで!

そしてやっぱり、言うまでもなくすなっぴ~のベースは圧巻やわな。


あ~、ほんとに素晴らしいライブでした。
もう一度このメンバーで・・・そう矢吹くんに伝えた。




■2007/10/9(Tue) 金子マリPresents 「11th XP」

金子マリ(Vo、AG)
北京一(Vo、Performance)
森園勝敏(Gt、Vo/ex四人囃子)
小滝みつる(Syn 、Programming/ex戸川純&ヤプーズ)

事件が起きるって!




金子マリさんという人ほど「女性であり」「母であり」「人であり」を人生とともにすべてを歌にしてきた人はいないんじゃないかって。
すいません。俺ごときがこんなこと書いて。でもあの歌のあの気持ちよさ、素晴らしさは、あの「人」だからこそ生まれてくるんだろうって・・・。
よくマリさんのことを「下北沢のジャニス・ジョップリン」といまだに表現されるけど今や下北沢でもなければジャニスでもなく日本を代表し日本のロックをリードし続ける「日本の金子マリ」、いや「世界の金子マリ」で「かっこいい金子マリ」さんでしょ?
でもやっぱり生まれ育った下北沢を愛し続ける金子マリさんなんですよね。

マリさんのライブをみたあと、自宅でいつものようにPCのキーボードに向かうのですが、なぜか何も書けないんです。過去の残してる文もすごく少ない。
だけど、こうやって毎回お会いするたびに俺はあの方に自分をそっとぶつけてみて学ばせてもらったり、自分自身を確かめたり・・・すると、自分の中で思うこと、感じることがどんどん芯が太くなり、また膨らむ一方なのです。

ココでこのライブレポを楽しみにしてる方も多いとは思いますが、今回は特にいろんな人がblogやmixi日記で書いてくれていますし、そばにいるライブに行った人から直接聞くこともできるでしょう。
ぜひ、「生の言葉」で聞いてみてください。きっといい話が聞けると思いますよ。
なにせみんな「事件の目撃者」なのですから。
(*しかしジャマーのあにきの「事件」という言葉がこんなにみんなに伝わることになるなんて・・・あにき、おおきに!)

その「事件の目撃者」たちが第2の「下北沢」をつくるんだろうって・・・そう思いますし、願うのです。
そろそろそういう時期に入りかけてるんじゃないかなぁ。

金子マリPresents 「11th XP」・・・今回、関西のみの4日間のツアー。
一日目から4日目まで日々色が変化していったんだと思います。
そして4日目のジャック。4日目がジャックって言うのもマリさんの中には意図したものがあったと思うんですね。

北さんのパントマイム・・・がほんま「キタ!」なぁ。北さんのマイムが十分広がったであろうと思われた世界をもうひとつ広げるんよ。マリさんと北さんの2人で「無限」になる感じ。
初めて聴いた「かたつむり」の歌は、すんげぇパワーやった。
(そうそう、こそっとタージンさん観に来てたやろ?タージンさんはマイムで北さんのお弟子さんにあたるわけなんですよ。)
森園さんのギター、ほんま職人や。ところどころに感じさせるプログレッシヴな感触は俺にはすごいツボでおもしろかったわぁ。
小滝さんのプログラミングは「打ち込みの面白なさ」を全く感じさせへんセンスやったわ。あれがプロの世界なんや。すばらしい!飛ばされそうや!

来てくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました!


余談ですが・・・
ライブ後、マリさんと楽屋でなんやかんやとお話させていただいてて、「先週、大阪城ホールで米米のBonさんとフラッシュ金子さんに会って、マリさんの話になった」っていう話題になったんですが、その際に、米米のコーラスである菅木真智子さんはマリさんがきっかけで米米に入ったって聞きました。なんだかなぁ、俺が知らないだけで、この世界はちゃんと「人と人」がつながってるんやなぁって思いました。まぁ、だからこそ怖いんだけど。(笑)
で、その菅木真智子さんは、マリさんのアルバムの中の曲「ラリル」でコーラスしてるんやね。調べてみると・・・マリさんに憧れて上京したんだって。





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