日々の出来事や感想を「たわごと」として言いっ放しで掲載。
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そんなつもりはないと思う・・・。 でも、そうなっちゃってるよなぁ。 『人気がすごく出たんだけど、そこからお客さんが増えない。』 俺も「どうやったらお客さんが増えるか?」なんていうことに「こうや!」なんて答えられる実績も明確な答えもない。 でも、「目の前で逃してしまっているお客さん」というシーンを目撃してしまうのは辛い。 ライブを多くやっているとどうしても「普通の人」はそうなっちまうのかなぁ・・・。 「目の前のお客さんにドキドキしなくなる」っていうか・・・。 これまでの実績が邪魔してるって言うか・・・。 確かに人の心をくすぐるいい音楽性は持ち合わせている。だからこそメディアも取り上げた。 でもそのメディアに取り上げられたことによって受けた恩恵は必ずしも音楽性のみに裏付けられたものではない事もわかっているはず・・・。 だったら、今こうしてはじめて観てくれる、聴いてくれるお客さんに自分達の音楽を伝える「姿勢」を貫いて欲しい。 もともと持っていたものなんだから。いい音楽してるんだから。 なんだかなぁ・・・せっかく積み上げてきたものを自ら崩してるようでねぇ。 もったいなく感じる。 伝えないといけないのは「バンドの存在」じゃなくて「バンドの音」じゃないのかな? このままじゃ、次の世代にバトンタッチして終わっちゃうよ。 「とあるバンド」のライブが大阪市内であった。 大阪から東京へ行った「とあるバンド」が久々にツアーで帰ってきた。 東京へ行って一歩一歩進んでいる。「お客さんも増えた」「東京でも大阪でもお客さんが入るようになったから動きやすくなった」らしい。彼の語るその口調にはハングリーさと力強さを感じた。 で、本題だが・・・ その「とあるバンド」は以前からファンも多くまた久々の大阪というのもあるのだろう。80人近いお客さんが彼らを観に集まってきた。もちろんライブは盛り上がることになる。 ところがだ!その他、地元大阪の対バンが3バンド(この日の出演は全部で4バンド)あるのだが、このバンドのお客さんの少ない事・・・盛り上がらん事・・・。 会場内には100人程のオーディエンス。 でも簡単な計算をします・・・対バン3バンド合計してお客さん20人・・・ということになる。 「こんなんなら俺らだけでワンマンでええんちゃぁうんか!」 「とあるバンド」がそう洩らしたらしい。 当然だと思う。 ブッキングマネージャーはその3バンドにこんなふうに言っているかもしれない。 「この日のライブは○○バンドが東京から来るからお客さんは入るで!お前らこの日、出てみぃへんか?○○バンドはええバンドやから勉強にもなるし・・・」 よくバンドがこういう言葉を吐く・・・ 「やって、メリットのあるライブ」 つまりはこう言う事だ。 「お客さんが入るライブ」 そうやって計算しているつもりなんだろうね。「損得」 合理的に効率よく・・・のつもりなんだろうね。 でも、ほんとに計算が出来るならこういう答えを出すのが正解ちゃうか? そんなバンドは「解散!」 しかし、それではライブハウスが食って行けないからハコの都合で「悪魔のささやき」が存在する。 「この日のライブは○○バンドが東京から来るからお客さんは入るで!お前らこの日、出てみぃへんか?○○バンドはええバンドやから勉強にもなるし・・・」 「計算」と「ささやき」 どうせやるならもうちょっとレベルアップできんのかねぇ。 誰のためにライブしてんのかねぇ? 客席に誰もいないステージに立って「偉い人のダメだし」のためにライブする。 「偉い人」が腕を組んで見ている。音に中にいるのに体はまったく揺れもしない。 実にこっけいだ。 客席に人一人いないわけでは無いが本当に聴かせたくて見せたくて呼んだお客さんは何人いるの? 「一人でも多くの人に聴いてもらいたい」・・・そういいながら行き当りばったりの出来高まかせ。 「オーディエンス」と言う存在がそのライブを「偉い人」に見せるための「道具」にされている。 お客さんは「アンケート」も書かされる。感性と感情を持った自動ご意見収集マシンだ。 ステージを降りるとと何よりも先に「偉い人」の所へ行ってご挨拶。 「偉い人」が俺に言うた。 「アーチストがベストな環境でやれて育って行ける場所でありたい」と。 このライブがその「ベスト」のひとつなのか・・・? そう、こんな状態が「偉い人」にとって「ベスト」であるわけです。 そして、このバンドにとっては将来を見据えて「やり甲斐」があり「勉強」になると『また』言うのでしょう。 「偉い人」はそんなバンドの「夢」を食って今日をベストに生きています。 皮肉れた話に思うでしょ? でもね「夢が普通サイズ」だから食いつぶされちゃいますが、食いきれないほど大きければ生き残れますから大丈夫です。 まぁあくまでバンド側の問題です。 でも、大きな志の人は、そんな「すがるようなライブ」しないでしょうし必要でも無いでしょう。 ●ライブ毎に「へこむ」わりにライブ前の練習にたいした課題が存在しない。 ●へこむわりにライブのプレーに「こだわり」は無い。 ●具体的に何ができれば「やり切った」と言えるかわからないまま達成感を求めてステージへ。 ●「ウケたか?ウケなかったか?」からしか判断ができない達成感。 ●それでも何が悪かったかを他人に聞く。 ●でもその答えはライブ前の練習では忘れられている。 ●良かったことは「反省」に入らない。どこが、なぜ良かったか?などはわからいまま・・・。 『そしてステージへ、ウケを求めて今日も立つ』 そんな奴が集まって『ライブ活動』が肯定されている。 これでは「ライブ家集う」だけにすぎない。 ~ライブ中にふと思ってメモした内容でした。 Copyright © [ ヒゲおやじ三面記事 ] All Rights Reserved. http://higeoyazi.blog.shinobi.jp/ |